スーパーマリオメーカー2
ジャンル | 作って、遊ぶ |
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対応機種 | Nintendo Switch |
開発元 | 任天堂企画制作本部 |
発売元 | 任天堂 |
プロデューサー | 手塚卓志
木村浩之 |
ディレクター | 押野洋介 |
デザイナー | 日野重文
山村康久 |
音楽 | 朝日温子
近藤浩治 峰岸透 |
美術 | 阿久津良太 |
シリーズ | スーパーマリオブラザーズシリーズ |
メディア | Nintendo Switch専用ゲームカード
ダウンロード販売 |
発売日 | 2019年6月28日 |
最新版 | Ver. 3.0.1/ 2020年7月15日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象)
PEGI:3 ESRB:E(6歳以上) USK:0 GSRR:6+ (保護級) |
売上本数 | 143万本(2021年3月末時点)
715万本(2021年3月末時点) |
その他 | Nintendo Switch Online対応
Mii対応 |
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『スーパーマリオメーカー2』(英: SUPER MARIO MAKER 2)は、任天堂より2019年6月28日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフト。
概要[編集]
2015年9月にWii Uで発売された『スーパーマリオメーカー』の続編で、2019年2月14日放映のNintendo Directで発表された。パーツを組み合わせるだけで、原作のマリオシリーズにないオリジナルのコースを自由に制作することが可能。前作よりスキン・仕掛け・アイテム・敵の種類が大幅に増加され機能も強化されている。また、本作で新たに追加された要素として2013年11月に発売されたWii U用ソフト『スーパーマリオ 3Dワールド』のゲームスキン、砂漠や雪原などのシーンスキン、適用することで様々な変化がある夜のシーンスキン、さらにお城の立て直しをするという内容のストーリーモードや、最大4人で遊べるオンラインマルチプレイの要素もある。
Nintendo Switch Onlineの個人プラン12ヶ月利用券が付いた『スーパーマリオメーカー2 はじめてのオンラインセット』が同時発売。
令和最初に発売された任天堂ソフトである。
前作・原作との相違点[編集]
- 「ハエたたき」など前作でWii U Game Padのタッチパネルを使用した一部システムは省略されている。前作の「つくる」画面にあったパーツをタッチペンで「振る」ことでノコノコやテレサなどの性質を変更したり「トゲゾーこうら」・「メットこうら」を出現させる操作、スーパーキノコや羽根をドラッグして敵キャラクターに重ねるなどの操作も、敵キャラクターをタップして変身させる形式に変更されている。
- タイトル画面でロゴの文字をタッチしても何も起こらなくなった。
- プレイヤーキャラクターをマリオ・ルイージ・あおキノピオ・キノピコから選択できるようになった。
- 強制スクロールの方向・速度をより細かく変更することが可能になった(カスタムスクロール)。
- ドッスンを横移動させることができるようになった。またドッスンの横移動時のグラフィックが追加されている。
- チョロプーとプー、カロンとフィッシュボーン、ドッスンとトゲ棍棒などが前作では同種扱いだったが、今作では別種になっている。
- amiiboによる「キャラマリオ」は廃止された。
- 残り時間の表示が、始めのカウントが短く、最後のカウントが長く表示されるようになった。
- コースの評価が、「いいね」に加えて「ダメ!」が追加された。
- 「100人マリオチャレンジ」は、ゲームオーバーになるまで無制限に挑戦できる「どこまでマリオチャレンジ」に変更された。難易度を「かんたん」「ふつう」「むずかしい」「とてもむずかしい」の4段階から選択できることや、1UPは1コースをクリアするたびに3人分までであることは100人マリオチャレンジと同様であるが、初期人数は難易度により異なり、世界ランキングも表示される。
- ゴールに必要な条件を定められるようになった。なおゴール条件を設定した場合、中間ポイントが設置できなくなる(逆に、中間ポイントが設置されている場合はゴール条件を設定できない)。
『スーパーマリオブラザーズ』スキン[編集]
- 前作にあった「ハテナキノコ」と「変なキノコ」は削除されたが、「でかキノコ」が初期状態から使用できるようになった。
- でかキノコで変身しても敵キャラクターにヒゲが生えたりグラフィックがルイージやピーチ姫に変化しなくなった。
- でかキノコで変身した場合、前作では横からの体当たりでもブロックを壊せたが、今作では横からの体当たりではブロックを破壊できないようになった。
- ストーリーモードである条件を満たすと『スーパーマリオランド』のスーパーボールマリオに変身する「スーパーボールフラワー」が使用できるようになり、変身中は同作のBGMが流れる。
- ちびマリオの状態でもしゃがめるようになった(『3』も同様)が、このスキンに限りパワーアップの状態にかかわらず坂を滑り降りることができない。
- ファイアルイージの帽子やシャツの色が緑色になり、マリオとの区別がつくように変更された(『3』も同様)。
- カギを開ける際やピンクコインを取った際の効果音が変更された。お化け屋敷・飛行船のBGMも実際のファミリーコンピュータの最大同時発音数と一致するように編曲された。
- マスターソードが追加され、『ゼルダの伝説』のリンクが使用できるようになった。(バージョン2.0.0以降)
- スーパーマリオUSAのキノコが追加され、マリオUSAのマリオが使用できるようになった。(バージョン3.0.0以降)
『スーパーマリオブラザーズ3』 スキン[編集]
- 『スーパーマリオブラザーズ3』で登場した太陽が全スキンで使えるようになった。
- 他のスキンとは違い、点線ブロックに顔のような模様がついている。
- カエルマリオが使用できるようになった。今作ではPメーターが溜まった状態でモノを持ったまま水面を走ることができる。(バージョン3.0.0以降)
『スーパーマリオワールド』スキン[編集]
- スネークブロックの色が『New スーパーマリオブラザーズ』『U』のように緑色になった。
- ルイージのグラフィックがマリオと差別化された(『スーパーマリオコレクション』の海外版『Super Mario All-Stars + Super Mario World』に収録されたバージョンや『スーパーマリオアドバンス2』のものとは異なる)。
- ON/OFFスイッチの色が他のスキンと同じになっている。
- 前作ではゴールテープを切らないとゴールにならなかったが、今作ではテープを切らなくてもゲートを通過すればゴールとなる。
- スピンジャンプをしている途中にモノを持つことができなくなった。
- バルーンマリオが使用できるようになった。挙動や操作方法は原作とは別のものになっている。(バージョン3.0.0以降)
『New スーパーマリオブラザーズ U』スキン[編集]
- 中間ポイントの旗の形が四角形ではなく三角形になった。
- 「雪原」シーンスキンの背景が『New スーパーマリオブラザーズ Wii』のワールド3や『New スーパーマリオブラザーズ 2』のワールド4のように昼間になった。
- ブンブンは踏み付けられると目を回すのではなく『スーパーマリオブラザーズ3』のようにトゲで身を守るような描写になった。
- 「空」シーンスキン追加に伴い飛行船のキノコの足場のデザインが変更され、より機械的な見た目になった。
- ピンクコインを取った際の効果音が、原作で赤コインや緑コインを取った際の音と同じになった。
- ムササビマリオが使用できるようになった。(バージョン3.0.0以降)
『スーパーマリオ 3Dワールド』スキン[編集]
- プレイヤーの残り数、獲得コイン、スコア、残り制限時間の表示が『New スーパーマリオブラザーズ U』に近いレイアウトに変更された。
- プレイヤーの残り数の上限は原作では1110だったが、本作では他のスキンに合わせて99に減少している。
- 原作ではスーパーマリオ(ルイージ、キノピオ、キノピコがスーパーキノコを取った状態)が初期状態だったが、本作では他に合わせてちびマリオ(ルイージ、キノピオ、キノピコ)が初期状態となっている。
- キャラクターごとにあった性能差が廃止された。
- 巨大ハテナブロックが「ビックリブロック」に変更された。
- ゴールポールの頂上に掴まると他スキン同様1UP(原作では10000点加算)するようになったほか、旗が金色にならなくなった。「お城」シーンスキンの旗も他のシーンスキンのものに近いサイズになった。
- ファイアキノピオの色が『New スーパーマリオブラザーズ U』のファイアあおキノピオと同じになった。
- ノコノコのこうらは中に入って攻撃するのではなく、他のスキン同様持ち運んで投げる形式に変更された。
- チクワブロックは原作ではプレイヤーが乗ると即座に落下し始めていたが、本作では他スキンに合わせ、一瞬乗っただけでは落ちなくなった。
- ドッスンの挙動が他のスキンと統一された。ただし、上や横から触れてもダメージを受けない点、潰されると『New スーパーマリオブラザーズ』の動く壁のように即死となる点は原作に準じている。
- 原作ではスーパースターで無敵になっているプレイヤーが他のプレイヤーに触るとその触られたプレイヤーも無敵になる効果があったが、本作では『New スーパーマリオブラザーズ U』のように無敵にしたいプレイヤーを持ち上げる必要がある。
- Pスイッチの効果時間中は『New スーパーマリオブラザーズ U』と同じBGMが流れるようになったほか、スーパースターの無敵状態が解除される際の効果音も『U』と同じになった。
- ストーリーモードである条件を満たすと、本作オリジナルのビルダーマリオに変身する「スーパーハンマー」が使用できるようになる。
- ブーメランマリオを使用できるようになった。(バージョン3.0.0以降)
アップデート[編集]
Ver. 1.0.1[編集]
- 2019年6月26日配信。バグ等の修正のみ。
Ver. 1.1.0[編集]
- 2019年10月2日配信。
- オンラインでフレンド登録したユーザーとプレイできる「フレンドとあそぶ」や「LANプレイモード」、公式職人リストの追加、ワープした先に他のプレイヤーが置いたビルダーボックスを破壊できるようになるなど、複数の要素が追加・変更された。
Ver. 2.0.0[編集]
- 2019年12月5日配信。
- 敵キャラクターに「ガボン」「サンボ」の追加。
- スーパーマリオ3Dワールド以外のスキンに炎系のオブジェクトに触れると通常のコインになる「こおったコイン」の追加。
- Pスイッチを踏むことで、効果がある間だけブロックが現れる、もしくはブロックが消える「Pブロック」の追加。
- スーパーマリオ3Dワールドスキン限定で、その場で移動速度が最大になる「ダッシュブロック」パネルの追加。
- スーパーマリオブラザーズスキン限定のアイテム「マスターソード」の追加。取得すると「ゼルダの伝説」におけるリンクの姿になり、原作に準じた剣、弓、爆弾による攻撃、盾による防御を行うことができる。
- インターネット上のゴーストデータと、ゴールまでのタイムを競う「ハックンタイムアタック」モードの追加。
Ver. 3.0.0[編集]
- 2020年4月22日配信。
- 敵キャラクターに「メカクッパ」「クッパ7人衆」「カメーン」の追加。
- スーパーマリオブラザーズスキン限定の「マリオUSAのキノコ」、「のろわれたカギ」の追加。
- スーパーマリオブラザーズ3スキン限定の「カエルスーツ」、スーパーマリオワールドスキン限定の「パワーバルーン」の追加。
- New スーパーマリオブラザーズ Uスキン限定の「スーパードングリ」の追加。
- スーパーマリオ3Dワールドスキン限定の「スイッチトランポリン」「ブーメランフラワー」「かぶりものボックス(ほうだいボックス、プロペラボックス、ハリボテクリボー、ハリボテキラー、あかPOWボックス)」の追加。
- スーパーマリオ3Dワールドスキンのみに出ていなかった「点線ブロック(ON/OFFブロック)」の追加。
- 新モード「ワールドをつくる」、世界のコース「みんなのワールド」の追加。
- コースに付けられるタグが6種類追加。
Ver. 3.0.1[編集]
- 2020年7月15日配信
- ハックンタイムアタックの不具合を修正。
評価と売り上げ[編集]
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評価[編集]
レビュー情報収集サイトMetacriticによると、本作は全体的に評価の高いレビューが得られている。ただし、オンラインマルチプレイ機能におけるパフォーマンスの問題が批判されている。本作に10点中8点の評価を下したGamespotは、オンラインプレイで生じるラグが技能を台無しにしていると述べている。
売り上げ[編集]
日本国内では、発売後2週間で279,357本の売り上げを記録するベストセラーとなった。世界全体でも、本作は2020年3月までに前作の売り上げを超える548万本以上の売り上げを記録しており、Nintendo Switchで発売されたソフトの中でも特に売上本数が多い作品の1つとなっている。