スカイダスト
概要[編集]
SKYDUST (スカイダスト)は国立大学法人山口大学と県立山口大学の学生により構成される、ハンググライダーとパラグライダーのサークルである。 (Yamaguchi & Yamaguchi Prefectural University HANG &PARA Gliding Team)
名称の由来[編集]
「ハンググライダー・パラグライダーは、航空法上では航空機ではなく、空中の浮遊物、つまり塵や埃と同じである。」という解釈から命名された。のちに、「この大空の下では僕らなんてチリ(ごみではない) みたいな存在なんだな」という解釈もされるようになる。
ユニフォーム・ロゴ他[編集]
・ロゴデザイン(2008~)ハングとパラをモチーフにしたロゴ 30期生 MM氏による。
・トレーナー(1980)橙色。袖にSKYDUSTの文字。背面センターにハンググライダーのイラスト。
・キャップ(2003)紺色。創立20周年記念品。刺繍ワッペン。Tシャツ 色
・ジャンパー( )赤色。背面センターにデザインロゴ。
・マグカップ Tシャツ 創立30周年記念品。
歴史[編集]
草創期(1978~1986ごろ)[編集]
- 1978 航空部(グライダー部)の再建を目指した学生が、手始めとしてハンググライダーをしようと、茶話会を企画。数名の学生が賛同し、手探りで活動・運営を始める。当時の会員名簿は現存し,会員数は20数名を数えた。
ハンググライダー時代(1978~ [編集]
- 1978 夏 3人の学生が、それぞれ各地の講習会に参加。初めて、実物のハンググライダーに挑戦。練習用機体は、もっとも基本的なロガロ翼タイプ。3日程度の講習ののち、個人用に新機体(GK-3)を、サークル用に中古機体(GK-1)を購入。実質的な活動が始まる。
エリア開発[編集]
- 椹野川河川敷 (山口市)グランドハンドリング、浮遊体験。
- 岩永(美祢市) A級練習斜面。
- 伏馬山(萩市むつみ地域) B級練習用丘陵地 (平日の1.2時限に朝練を実施していた時期もある)
- むつみ村自衛隊演習地(萩市むつみ地域)
- 華山(下関市) テイクオフ台設置の準備のため資材搬入したが,敢え無く未完成のまま撤退。
- 十種ヶ峰(徳佐) 徳佐町役場から使用許可取得。
- 大平山(防府市) 初フライトは、多数の地元メディアの取材あり。
- 西鳳翩山(山口市) 初フライトは、山腹にランディング。
パラグライダー参入(199?~)[編集]
- 十種ヶ峰で社会人と一緒にフライトしていた学生と合流する話が持ち上がる。通常のフライトエリアが同一になること。同じ空を飛ぶ仲間であり、助け合えること。将来的にどちらかの人数が減った場合でも、チームとして存続することが可能であること、等のことを勘案し、同一チームとして活動をすることになる。当時は全国的にも珍しいことであった。
県立大学との合同サークルへ(199?~)[編集]
- 県立山口大学(前山口女子大)とは以前から交流があったが、女性フライヤーの顧問が就き、正式に学内サークルとして活動を始める。
参加大学[編集]
山口大学
山口県立大学
主な活動場所[編集]
大島郡 橘ウィンドパーク[編集]
山口県大島郡周防大島町西安下庄3927-14にあるハンググライダーやパラグライダーの為の設備を持つスポーツ施設。
建物の屋上から練習用のスロープが設置されており、初心者用に練習が可能。
離陸は嵩山(だけざん)標高618.5mの山頂付近にに設置された2機のランチャー台もしくは斜面からテイクオフできる。
標高差600m以上の高低差を利用して海に向かってのフライトが楽しめる。
テイクオフ施設[編集]
・北東ランチャー台
・南西ランチャー台
・南西斜面
岩国市 高照寺山[編集]
山口県岩国市六呂師にある標高641mの山
パラグライダーとハンググライダー用に斜面型テイクオフが南西向きに整備されており、ランディング場までの高度差は450m。
150mほどゲインすれば瀬戸内海や岩国市などが一望できる。
北北東に11kmほど飛行することで錦帯橋の河川敷にランディングできる人気のフライトエリア。(3月~6月は錦帯橋周辺へのランディングは禁止されている)
米軍機のとの干渉で高度制限エリアが設定されており、その空域は高度1200m以下でのフライトとなる。
NPO法人高照寺山スカイセーリングにより管理されている。
岩国市 氷室山[編集]
活動内容[編集]
年間予定(概略・年度により差異あり)[編集]
日常フライト[編集]
- 土・日・祝日・長期休業(夏休み・お盆・正月・春休み等)に実施。チーム専用車でフライトエリアへ。
- 初級者は橘ウィンドパーク、中級者以上は高照寺山か嵩山。夕刻までフライトしたあと、クラブハウスに宿泊。
- 早朝及び夕方の平穏時には、初級者の初飛びや無線誘導による練習を行う。
遠征・合宿[編集]
- フライト技術や安全に対する意識向上のため、北は岩木山(青森県)から南は阿蘇山(熊本県)まで、全国のフライトエリアで実施。主に大会参加が多い。学連の大学合同合宿(主に鳥取砂丘)は、他大学との交流行事。橘ウィンドパークで実施の際は、100名を超える参加者で大盛況。サバイバルサンドは草創期から伝わる伝統の朝食。
イベント[編集]
- デモフライト 広く新入生に関心を持ってもらうために、上回生が行うフライト。
- 体験フライト 新入生が入会を決意することが多い大事なフライト。タンデム(2人乗り)で実施。
- 七夕祭 7月上旬に行われる山口大学の恒例の祭り。毎年模擬店で参加。
- さんまパーティー 草創期から行われている、秋のさんまシーズンに実施されるコンパ。
- お誕生日会 草創期から行われている親睦行事。様々な理由からフライトから遠ざかっている人たちにも声をかけ、毎月行われている。
初飛び記念ビールかけ (先輩たちからご飯をおごってもらえる。
戦績・出場歴[編集]
【個人戦】[編集]
- 別府ヤマハスカイグランプリ(鶴見岳・狭霧台周辺)(HG)
- 周防大島ハンググライダー・ミーティング(HG・WS)?
- 高照寺山スカイカップ
- 平和カップ(HG・PG)
2013 パラオープン(ターケット部門) 優勝 ハング 第3位(OB)
2014 パラオープン(ターゲット部門) 優勝・第3位
2015 ハング優勝
2016 パラオープン
2017 ハング優勝(OB) ハングオープン優勝 パラオープン優勝・準優勝(OB)
- 周防大島スカイカップ(HG・PG)
2005 ハング優勝
2017
2018
- 日本選手権 (HG・PG)
1984 岩木山(青森)HG
1985 伊豆丹那(静岡)HG
2015 ハング学生部門優勝
- 中国リーグ(日選中国予選 神の倉・高照寺・大佐・霊石)(HG)
1983 優勝・準優勝
- Jリーグ
- NASA Student Cup
- 第2回PG全日本学生選手権1998.03大分県伐株山エリア 優勝
- 第8回PG全日本学生選手権
- 第20回全日本PG学生選手権 2016/3茨城県石岡市(nasaエリア) exp優勝
- 第21回全日本PG学生選手権 in足尾 2017/0足尾exp優勝
- 第22回全日本PG学生選手権 exp優勝
- 第23回全日本PG学生選手権 exp優勝
- 西日本HG学生選手権 2006 優勝
- 全日本HG学生選手権 2006 優勝
- 2016 2nd 優勝 年間3位
- 2017 2nd 優勝
- 世界選手権 200? 日本選抜代表選手(OB)
【団体戦】[編集]
- 全日本学生選手権
OB会[編集]
- 1998 SKYDUST OBがついに100人を超え、 また20周年という節目の年を迎えSKYDUST OB会が発足する。 ちなみにあるところではOB会の別名を「HUMAN DUST」と呼んでいるらしい。(HUMANDUSTのウィンドブレーカー制作)
- 1998 IT関係に従事のOBの計らいで、独自ドメインを取得しホームページ開設。20年の歴史をホームページに掲載。以後隔年でOB会開催することに決定。
- 1993 15周年 ホテルニュータナカ
- 1998 20周年 橘ウインドパーク 公式ホームページ開設
- 2000 22
- 2002 24
- 2004 26
- 2006 28
- 2008 30周年 セントコア山口
- 2010 32
- 2012 34
- 2014 36
- 2016 38周年 セントコア山口
- 2018 40周年記念OB会開催予定。 ホテルニュータナカ
- OB会会報「SKYDUST事件簿」は、隔年(不定期?)発行。
エピソード[編集]
メディア[編集]
- TYS テレビ山口 サタデー6
- KRY 山口放送 ラジオ番組
関連項目[編集]
- 山口大学
- ハンググライダー
- パラグライダー
- クラウドベース
- ラプラプ Lapulapu
- スカイラブ Skylove
外部リンク[編集]
- スカイダスト http://skydust.com/
- FAA
- JHF
- JPA
- 日本学生フライヤー連盟
- 山口県ハンググライディング連盟
- 橘ウィンドパーク http://www.tachibana-wind-park.net/
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