ジョン・デイ (大工)

ジョン・デイ（John Day、1740年ころ - 1774年 6月22日^[1]^[2]）は、潜水艦の事故で最初に記録された死者である^[3]。デイは、イングランドの大工で車大工であった。イングランドの賭博師デイは、クリストファー・ブレイクの財政的援助を得て、エンジンのない木造の「ダイビング・チェンバー」（"diving chamber"、潜水室）を建造した。彼は自分の発明品を、『Maria』と名付けられた50トンのスループ船の甲板に取り付けた。『Maria』はブレイクが340ポンドで購入していた。スループのホールドは10トンのバラストをふくんでいたし、竜骨 (船)の下に10トンの重り2つが取り付けられていたし、潜水室内から解放させることができた。デイが潜水室内に閉じ込もった後、さらに20トンのバラストが『Maria』に積み込まれることになる^[3]^[4]^[5]。

デイはブレイクと、自分と自分のボートは水深130フィート (40 m)まで降下し、12時間水中にとどまることができるということを賭けた^[3]^[6]。

1774年6月22日に^[7]、『マリア』は、イングランド、プリマス沖の、プリマス・サウンドのドレイクス島北方の地点まで曳航された^[5]。デイはろうそく1本、水、そしてビスケット複数を乗せた。ボートの装備は乗船者のためのハンモック1つであった。ボートは錠をかけられたのち、それら重りがのせられたし、そしてボートは永遠に深海に沈んだ。デイはトリムの計算を完全に誤っていた^[4]。デイは、窒息^[1]、低体温^[5]、あるいは水圧による『Maria』および潜水室の、またはそのいずれか一方の、カタストロフィックな構造的破損ために死亡したと推測されてきた^[3]^[5]^[6]。この事象は、潜水艦を巻き込む最初の記録された死亡事故であった^[4]。