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コンフィデンスマンJP

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コンフィデンスマンJP』は、2018年4月9日から6月11日まで、フジテレビ系「月9」枠にて放送されたテレビドラマ。主演は11年ぶり月9枠主演の長澤まさみで月9枠単独主演は初めてとなる。

その後シリーズ化され、映画、スペシャルドラマ、スピンオフドラマなどが制作されている。

また、当作品は古沢の脚本を元に日本版「JP」に加え韓国版『コンフィデンスマンKR』、中国版『コンフィデンスマンCN』の同時制作が決定している。

ダー子ボクちゃんリチャードの3人を中心としたコンフィデンスマン(信用詐欺師)たちのチームが、悪徳企業のドンやマフィアのボスなど欲望にまみれた金の亡者達から、あらゆる手段を使って金を騙し取るストーリー。

登場人物[編集]

コンフィデンスマン[編集]

様々な手口を使い、悪徳な方法で大金を稼ぐ者から巨額のカネを騙し取る詐欺師達。但し、決してただの悪党や犯罪者ではなく、「オサカナ」は弱者に不利益をもたらす悪徳商法の他、反社会的組織の人間と結託した違法行為等で巨額の富を築いたトップがほとんどであり、基本的に一般人には手を出さない。また、騙したターゲットに潰された店等に手に入れたお金を寄付する等、義賊的な一面も持つ。

3人の中の掟として、「万が一、命の危機に陥る事態が起こっても助け合わない」というものがあるが、結局は事前に仕掛けていたトリック等で助け合っている。

また、多くの「子猫ちゃんたち」と呼ばれる手下を抱えており、手に入れた金の一部を報酬として受け取る代わりに、ターゲットの情報収集からエキストラ、直接近付いての入れ知恵等、様々な形でサポートをする。が、手に入れたお金は経費及び子猫ちゃんたちへの支払いを優先としているため、規模や期間によっては元締めであるコンフィデンスマン達の取り分がわずかや赤字になるケースも多い。

ダー子
演 - 長澤まさみ(幼少時: 溝口咲來)
本作のメイン主人公。天才的な頭脳と抜群の集中力で、どんなに難解な専門知識も短期間でマスターし、様々な役柄の人物に簡単になりきる事が出来る。さらに、ある程度その筋の人間を騙し切れる程度に高いレベルで会得できる。一方でハニートラップの才能は全く無く、ボクちゃんからも色気についてはエロババア呼ばわり等、酷評されている(第4話にてターゲットの俵屋に誘惑しようとするもバイである彼に見向きもされず、挙句の果てには男のボクちゃんにも敗北してしまった)。普段の振る舞いはエキセントリックそのものであり、その振る舞いにボクちゃんは振り回されがちである。ただし、大人しくしていれば美人であり肌の質も美のアスリートが認めるレベル。
過去の経歴、本名は一切不明だが、時折自分が天涯孤独であるような発言もしている。但し、1話でボクちゃんとは幼馴染でリチャードとも幼少の頃から知り合いである由の話をしている。時に金よりも正義や良心に左右されがちなボクちゃん、良識人として冷静な感覚を持つリチャードに対し、常に金が第一優先であり、相手の心情よりも、奪い取れる金の方を優先する発言の数々に、ボクちゃんが叱責する事も多いが、一方で過去の経験やトラウマが元で、悪事に手を染めているターゲットに対しては、大金と引き換えではあるものの、そのトラウマを乗り越えるような形で更生させている等、決して「相手のことを思いやれない人間」でもない。
普段は高級ホテル「Gondorff」のスイートルームに居を構えており、実質的に3人のアジトとなっている。高級食材に駄菓子を取り合わせて食べたり、はんぺんにマヨネーズをかけるなどといった変わった味覚の持ち主。
各話及び映画の冒頭ではその話のテーマにあった偉人や作品の名言を読み上げている。
ボクちゃん
演 - 東出昌大
主人公の一人。ダー子・リチャードと共に行動する詐欺師。電信柱みたいな長身の優男。計画の全貌を教えてくれない等、いつもダー子やリチャードに振り回される上、お人好しで小心者故に、ターゲットに深入りしてしまう等のケースも多い。性質的には詐欺師や犯罪者よりも堅気に近い思考の持ち主で「いかなる理由があろうと人を騙すことは良くない」と考えたり、報酬が少ない上に命の危機を感じていることもあり、いつも2人と決別して真っ当に働こうとするが、知らず知らずの内にダー子が仕掛けた罠で戻ってくるよう仕向けられる、詐欺の報酬で堅気の知人を救おうとしても思ったような結果にならないなどの理由で、結局は2人の元に戻って来てしまう。女性に惚れ易い一面もあるが、全て散々な形で振られている。そもそも、彼が見込んだ善人が受けた被害に対する報復としてダー子に詐欺を持ちかけるなど、根はすっかり詐欺師である。
リチャード
演 - 小日向文世
主人公の一人。ダー子・ボクちゃんと共に行動する詐欺師。超一流の変装技術を持ち、ダー子同様、様々な役柄で潜入する。普段は品の良さを活かしたジェントルマンな風貌であり、ダー子とも気が合っている。一方、意外にも女性には弱い一面もある。
ターゲットを騙すためにかかった経費や、その儲けを計算して2人に伝えており、コンフィデンスマン達の経理担当の面も持ち合わせている。
チョビ髭
演 - 瀧川英次(第1話・第2話・第9話・SP)
3人の詐欺師の部下。様々な役柄に扮し、3人を助ける。「スポーツ編」では自身の怨みをきっかけにターゲットを用意した。
五十嵐(いがらし)
演 - 小手伸也
神出鬼没な腕利きの詐欺師。元々は弱者も騙す正真正銘の悪徳詐欺師だったが、ダー子に出会い、心酔したことによって改心した。
リチャードとは以前から面識があったが、「協力者がいる」程度の情報しか得ていなかったボクちゃんは「リゾート王編」の成功パーティまで彼の素性を知らなかった。そのため、1話よりも前の時系列であるコンフィデンスマン編では、展開の裏で登場こそしてもリチャードやボクちゃんの前には現れなかった。
仕事ではターゲットやその周辺の組織に潜り込み、コンフィデンスマンたちのお膳立てを主に担当。一方、回が進むにつれ損な役回りなどコメディリリーフ的立ち位置にもなっていくが、仕事はきっちりこなしており実力は本物。また、他の3人が毎回別の名前を用意しているのに対し、彼だけは常に五十嵐と名乗っているなど、極めて印象に残さないタイプの詐欺師である。いつの間にか部屋に入ってきて話題に参加してはリチャードやボクちゃんに「いたのか」と驚かれるのが恒例。
モナコ
演 - 織田梨沙(SP)
劇場版の「ロマンス編」にて仲間になった子猫。チョビ髭や五十嵐と同様に、3人のサポートを行う。「ダー子の一番弟子」としてダー子を「師匠」と呼び、尊敬している。
元々はジェシーの子猫で、ダー子たちの情報を流す内通者として利用されていたが、途中からジェシーのやり方に疑問を抱くようになったことに加え、最初からスパイであることに気付いていたコンフィデンスマンたちに将来性を買われていたことから、ジェシーを騙しきった後に逃亡しようとする彼についていかなかったことで正式に仲間として認められた。
劇場版第二弾「プリンセス編」ではダー子の指示でロンドンにて大衆演技を売り込む仕込みを任され、途中からフウ一族相手の仕事に合流する。
劇場版第三弾「英雄編」ではダー子らの三つ巴バトルにてダー子に加勢する。
バトラー
演 - Michael Keida、Alex J.D
ダー子達のアジトである高級ホテルのスイートルームの執事。ダー子達の食事の取り寄せから、詐欺のための資料収集までこなす。
元々は「コンフィデンスマン編」で登場した鉢巻秀男の部下。バッグから銃を出した際に暴発し足を負傷し、使えない人間として風呂場に捨てられる。だが、実際に暴発したのは事前にすり替えられた「血のりが発射される銃」だったため無傷であり、鉢巻が撤収する際に置き去りにされた後、ダー子達の計らいで3人の専属バトラーとして雇われる。

スタッフ[編集]

  • 脚本 - 古沢良太
  • 音楽 - fox capture plan
  • 主題歌 - Official髭男dism「ノーダウト」(ポニーキャニオン / ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
  • 企画 - 成河広明
  • プロデューサー - 草ヶ谷大輔、古郡真也
  • 演出 - 田中亮、金井紘、三橋利行
  • 制作協力 - FILM
  • 制作著作 - フジテレビ

受賞[編集]

  • ギャラクシー賞 2018年6月度月間賞
  • 第12回コンフィデンスアワード・ドラマ賞
    • 主演女優賞(長澤まさみ)
    • 脚本賞(古沢良太)
  • 第97回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
    • 主演女優賞(長澤まさみ)
  • 東京ドラマアウォード2018
    • 連続ドラマ部門 優秀賞

放送日程[編集]

連続ドラマ[編集]

各話 放送日 サブタイトル 演出 ゲスト 視聴率
第1話 2018年4月9日 ゴッドファーザー編 華麗なる詐欺師 今夜の標的は強欲非道ゴッドファーザー!! 田中亮 江口洋介 9.4%
第2話 4月16日 リゾート王編 冷酷非情の美しきリゾート女王の秘密を暴け!! 金井紘 吉瀬美智子 7.7%
第3話 4月23日 美術商編 金まみれセクハラ美術評論家と対決!! 三橋利行 石黒賢 9.1%
第4話 4月30日 映画マニア編 舞台は映画の都 パワハラ社長を倒せ 金井紘 佐野史郎 9.2%
第5話 5月7日 スーパードクター編 名医の汚れた顔を暴け!! 田中亮 かたせ梨乃 9.3%
第6話 5月14日 古代遺跡編 強欲非道のエリートから故郷を守れ 金井紘 内村光良 8.2%
第7話 5月21日 家族編 骨肉の遺産争い 暴かれる家族の秘密 三橋利行 竜雷太 8.9%
第8話 5月28日 美のカリスマ編 パワハラ暴言姫 悪業の真相を暴け!! 田中亮 りょう 8.3%
第9話 6月4日 スポーツ編 IT社長の強権 支配から選手を守れ 小池徹平 9.5%
最終話 6月11日 コンフィデンスマン編 目に見える物が真実とは限らない…何が本当で何が嘘か 金井紘 佐藤隆太 9.2%
平均視聴率 8.9%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)
  • 第1話は、21時 - 22時24分の30分拡大放送。
  • 第2話・最終話は、21時 - 22時09分の15分拡大放送。
  • 第1話冒頭、心人(はーと=ボクちゃん)がショーパブでのダンスシーン時にマイケル・ジャクソンの「BAD」が流れるが、DVD版ではオリジナルの似ている曲に差し替え。
  • また、マニラ空港でボクちゃんが逮捕・拘束ののち、赤星(江口洋介)に金銭で解決してもらい釈放されたシーンで映画「ゴッドファーザー」のテーマ曲「愛のテーマ」が流れるが、DVD版はカットされている。
  • 第5話ドキュメンタリー番組のシーンで、テロップでシミュレーションと書くべきところを本放送ではシュミレーションと誤表記されていたが、CSやDVDでは正しく修正された。
  • 新型コロナウイルスの感染防止の配慮による『SUITS/スーツ2』の延期に伴い、「コンフィデンスマンJP傑作選」として、2020年4月27日・5月4日の同時間帯に第3話・9話が再放送された。

スペシャル[編集]

各話 放送日 演出 ゲスト 視聴率
スペシャル 2019年5月18日 運勢編 田中亮 北村一輝

中山美穂 広末涼子

10.3%

スピンオフ[編集]

コンフィデンスマンIG

各話 放送日 演出 キャスト
第1話 2019年5月13日 もうひとつの「ゴッドファーザー編」 三橋利行 小手伸也

瀧川英次 小野塚勇人

第2話 5月14日 もうひとつの「リゾート王編」
第3話 5月15日 もうひとつの「家族編」
第4話 5月16日 もうひとつの「美のカリスマ編」
最終話 5月17日 もうひとつの「スポーツ編」

コンフィデンスマンMC

各話 放送日 演出 キャスト
第1話 2020年7月20日 もうひとつの「ロマンス編」 三橋利行 織田梨沙

小手伸也 瀧川英次

第2話 7月21日 もうひとつの「運勢編」
第3話 7月22日 もうひとつの「アイドル編」
第4話 7月23日 もうひとつの「宝くじ詐欺編」 下畠優太
最終話 7月24日 もうひとつの「プリンセス編」

映画版[編集]

回数 放送日 放送時間 放送枠 視聴率 備考
1 ロマンス編 2020年7月18日 21:00 - 23:30 土曜プレミアム 11.7% 「プリンセス編」公開記念
2 2022年1月8日 21:00 - 23:10 8.2% 「英雄編」公開記念
3 プリンセス編 2022年1月15日 21:00 - 23:40 10.0%
4 英雄編 2023年1月3日 21:00 - 23:40 (なし) 9.6%

映画[編集]

コンフィデンスマンJP ロマンス編[編集]

コンフィデンスマンJP

ロマンス編

THE CONFIDENCEMAN JP
監督 田中亮
脚本 古沢良太
製作 成河広明(企画・プロデュース)

梶本圭 草ヶ谷大輔 古郡真也

出演者 長澤まさみ

東出昌大 小手伸也 小日向文世 織田梨沙 瀧川英次 Michael Keida 前田敦子 佐津川愛美 岡田義徳 桜井ユキ 生瀬勝久 山口紗弥加 小池徹平 佐藤隆太 吉瀬美智子 石黒賢 竹内結子 三浦春馬 江口洋介

音楽 fox capture plan
主題歌 Official髭男dism「Pretender」
撮影 板倉陽子
編集 河村信二
制作会社 FILM
製作会社 「コンフィデンスマンJP」製作委員会
配給 東宝
公開 2019年5月17日
上映時間 116分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 29.7億円
次作 コンフィデンスマンJP プリンセス編
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第1作『コンフィデンスマンJP ロマンス編』は、2019年5月17日に公開された。フジテレビ開局60周年記念作品。ドラマ第9話(2018年6月4日放送)の最後で映画化が発表された。

香港を舞台とし、日本、香港で撮影が行われた。2018年10月4日、主要キャストがクランクアップした。

ストーリー(映画第1作・ロマンス編)[編集]

ダー子・ボクちゃん・リチャードの3人がそれぞれ仕事から離れ、次のターゲット探しやバイト、バカンスを楽しむ中、ダー子は次なるターゲットとして香港を牛耳る「氷姫」ラン・リウに狙いを定める。街で小さな詐欺をしていたモナコを新たに弟子に加え一行は香港へと赴きラン・リウと接触するが、そこにはかつてダー子と仕事をしていた恋愛詐欺師・ジェシーもいた。 紆余曲折あり、ボクちゃんらを裏切ってジェシーと手を組んだと思われたダー子だったが、実はジェシーとモナコはダー子の宿敵・赤星の手先で、ダー子自身は騙されていたことが発覚する。 しかしそれもダー子の手の内で、今作の真のターゲットは赤星とジェシーであった。ラン・リウはダー子の師匠的存在・スタアが扮していた偽物で、一行は見事赤星とジェシーを欺くことに成功する。

キャスト(映画第1作)[編集]

  • ダー子:長澤まさみ
  • ボクちゃん:東出昌大
  • リチャード:小日向文世
  • 五十嵐:小手伸也
  • モナコ:織田梨沙
  • ちょび髭:瀧川英次
  • バトラー:Michael Keida
  • 鈴木さん:前田敦子
  • 矢島理花:佐津川愛美
  • 与論祐弥(キンタ):岡田義徳
  • 与論弥栄(ギンコ):桜井ユキ
  • 桂公彦:小池徹平
  • 鉢巻秀男:佐藤隆太
  • 桜田しず子:吉瀬美智子
  • 城ヶ崎善三:石黒賢
  • 半原敦:和田聰宏
  • 志村庄一:小澤亮太
  • 志村庄二:伊島空
  • 志村庄三:玉川蓮
  • ジェームズ:MORDIO R
  • 桂公彦の秘書:一双麻希
  • 宝石研磨職人 : 小栗旬
  • ラン・リウ:竹内結子
  • ジェシー:三浦春馬
  • 高松千鶴:山口紗弥加
  • 除:葉山ヒロ
  • コウ・カイトウ:翁華栄
  • ペディグリーペット詐欺師:遠山俊也
  • 殺し屋:大河内浩
  • 遊園地の母親:芳本美代子
  • 遊園地の父親:鈴木拓
  • 熱海チーターズ選手:David H
  • 赤星の部下:榎木智一
  • 赤星の部下:成田マイケル理希
  • 競馬場の警備主任:黄実
  • 競馬場の客:ジャッキーちゃん
  • 幼少期のラン・リウ:菊地麻衣
  • アナウンサー:生田竜聖(フジテレビアナウンサー)
  • ホー・ナムシェン:生瀬勝久
  • 赤星栄介:江口洋介

スタッフ(映画第1作)[編集]

  • 監督:田中亮
  • 脚本:古沢良太
  • 音楽:fox capture plan
  • 主題歌:Official髭男dism「Pretender」(ポニーキャニオン / ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
  • 製作:石原隆、市川南
  • 企画・プロデュース:成河広明
  • プロデューサー:梶本圭、草ヶ谷大輔、古郡真也
  • 撮影:板倉陽子
  • 照明:緑川雅範
  • 録音:高須賀健吾
  • 編集:河村信二
  • 美術:別所晃吉、棈木陽次
  • 美術プロデューサー:三竹寛典、古川重人
  • 美術進行:大野恭一郎
  • 装飾:近藤美緒
  • 衣装:朝羽美佳
  • スタイリスト(長澤まさみ):押田比呂美、カドワキジュン子
  • ヘアメイク:坂本敦子、高村三花子(長澤まさみ)
  • VFXプロデューサー:赤羽智史、髙玉亮
  • 選曲:大森力也
  • 音響効果:壁谷貴弘
  • 記録:赤星元子
  • スケジュール:杉山泰一
  • 監督補:三橋利行
  • 制作担当:竹井政章
  • 宣伝プロデューサー:土肥直人
  • アソシエイトプロデューサー:髙木由佳、片山怜子
  • アシスタントプロデューサー:齋藤健志
  • 配給:東宝
  • 制作プロダクション:FILM
  • 製作:「コンフィデンスマンJP」製作委員会(フジテレビジョン、東宝、FNS27社)

受賞[編集]

  • 第44回報知映画賞 主演女優賞(長澤まさみ) ※『マスカレード・ホテル』と同時受賞
  • 第62回ブルーリボン賞 主演女優賞(長澤まさみ)

コンフィデンスマンJP プリンセス編[編集]

コンフィデンスマンJP

プリンセス編

THE CONFIDENCEMAN JP
監督 田中亮
脚本 古沢良太
製作 石原隆

市川南

出演者 長澤まさみ

東出昌大 小手伸也 小日向文世 織田梨沙 関水渚 瀧川英次 前田敦子 ビビアン・スー 白濱亜嵐 古川雄大 滝藤賢一 濱田岳 濱田マリ デヴィ・スカルノ GACKT 石黒賢 生瀬勝久 竹内結子 三浦春馬 広末涼子 江口洋介 柴田恭兵 北大路欣也

音楽 fox capture plan
主題歌 Official髭男dism 「Laughter」
撮影 板倉陽子
編集 河村信二
制作会社 FILM
製作会社 2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会
配給 東宝
公開 2020年7月23日
上映時間 124分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 38.4億円
前作 コンフィデンスマンJP ロマンス編
次作 コンフィデンスマンJP 英雄編
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第2作『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は、2020年7月23日に公開された。8月28日、興行収入が前作『ロマンス編』の29.7億円を超え、30億円を突破したことが明らかになった。

本作は、2019年6月6日にTOHOシネマズ日比谷で行われた映画第1作の大ヒット御礼舞台挨拶の席で製作が発表され、2019年12月3日にフジテレビマルチシアターで行われた「子猫ちゃんたちの集い 〜令和元年大反省会編〜」で正式タイトルと新キャストが発表された。主な撮影はマレーシアのランカウイ島で行われた。

当初は2020年5月1日に公開予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開延期となり、6月11日にYouTubeの東宝Movieチャンネルで公開された特番「『コンフィデンスマンJP』おめざめテレビ編」の中で新たな公開日が発表された。

なお、2020年7月18日にジェシー役の三浦春馬が急逝、本作がシリーズ最後の出演となった。また、9月27日にはスタア役の竹内結子も急逝、同じくシリーズ最後の出演となった。

ストーリー(映画第2作・プリンセス編)[編集]

10兆円の資産を持つとされるシンガポールの富豪・レイモンド・フウが死去。彼には3人の子供・ブリジット・フウ、クリストファー・フウ、アンドリュー・フウがいたが、遺言には「ミシェル・フウ」という隠し子に当主の座と遺産を相続させる旨が書かれていた。しかし肝心のミシェルが現れず、これに目をつけたダー子・ボクちゃん・リチャードは、新たに弟子に加えたコックリをミシェルに仕立て上げて手切れ金を得ることにした。無事レイモンド家の執事・トニー・ティンの目を欺き潜入に成功したものの、「本物のプリンセス」としてプリンセスレッスンを受けパーティーに出席しなければならないことになった。 パーティー当日、再び襲い来る宿敵・赤星を騙すことに成功。この日、数千億の価値を持つフウ家の玉璽を狙っていたダー子だったが、コックリをコンフィデンスマンではなく本物のフウ家の当主にすることにし別れを告げ、玉璽を盗むことなく幕を閉じた。

キャスト(映画第2作)[編集]

  • ダー子:長澤まさみ
  • ボクちゃん:東出昌大
  • リチャード:小日向文世
  • 五十嵐:小手伸也
  • コックリ:関水渚
  • トニー・ティン:柴田恭兵
  • レイモンド・フウ:北大路欣也
  • ブリジット・フウ:ビビアン・スー
  • アンドリュー・フウ:白濱亜嵐
  • クリストファー・フウ:古川雄大
  • ジェシー:三浦春馬
  • 韮山波子:広末涼子
  • スタア:竹内結子
  • 鈴木さん:前田敦子
  • モナコ:織田梨沙
  • ヤマンバ:濱田マリ
  • 赤星栄介:江口洋介
  • 城ケ崎善三:石黒賢
  • ホウ・ナムシェン:生瀬勝久
  • ホテルの支配人:滝藤賢一
  • 元某国大統領夫人:デヴィ・スカルノ
  • ユージーン(画家):濱田岳
  • ちょび髭:瀧川英次
  • バトラー:マイケル・キダ
  • 謎の男(客):GACKT(友情出演)
  • 赤星の部下:榎木智一
  • 赤星の部下:成田マイケル理希
  • 客:ジャッキーちゃん
  • 小坂なおみ

スタッフ(映画第2作)[編集][編集]

  • 監督:田中亮
  • 脚本:古沢良太
  • 音楽:fox capture plan
  • 主題歌: Official髭男dism 「Laughter」(ポニーキャニオン / ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
  • 製作:石原隆、市川南
  • 企画・プロデュース:成河広明
  • プロデューサー:梶本圭、古郡真也
  • 撮影:板倉陽子
  • 照明:緑川雅範
  • 録音:高須賀健吾
  • 編集:河村信二
  • 美術:あべ木陽次
  • 美術プロデューサー:三竹寛典
  • 美術進行:大野恭一郎
  • 装飾:近藤美緒
  • 衣装:朝羽美佳
  • スタイリスト(長澤まさみ):押田比呂美、カドワキジュン子
  • ヘアメイク:坂本敦子、高村三花子(長澤まさみ)
  • VFXプロデューサー:赤羽智史、髙玉亮
  • VFXディレクター:山本雅之
  • 選曲:大森力也
  • 音響効果:壁谷貴弘
  • 記録:赤星元子
  • スケジュール:杉山泰一
  • 監督補:三橋利行
  • 制作担当:竹井政章
  • 宣伝プロデューサー:土肥直人
  • メディアプロモーション:小山田晶、伊藤圭祐
  • アソシエイトプロデューサー:片山怜子、草ヶ谷大輔
  • 配給:東宝
  • 制作プロダクション:FILM
  • 製作:2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会(フジテレビジョン、東宝、FNS27社)

受賞(映画第2作)[編集]

  • 第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 主演女優賞(長澤まさみ、『MOTHER マザー』と合わせて)
  • 第44回日本アカデミー賞
    • 優秀主演女優賞(長澤まさみ、『MOTHER マザー』と同時受賞)

コンフィデンスマンJP 英雄編[編集]

コンフィデンスマンJP

英雄編

THE CONFIDENCEMAN JP
監督 田中亮
脚本 古沢良太
製作 石原隆

市川南

出演者 長澤まさみ

東出昌大 小手伸也 小日向文世 松重豊 瀬戸康史 城田優 生田絵梨花 広末涼子 織田梨沙 関水渚 赤ペン瀧川 石黒賢 梶原善 徳永えり 高嶋政宏 生瀬勝久 真木よう子 角野卓造 江口洋介

音楽 fox capture plan
主題歌 Official髭男dism

「Anarchy」

撮影 板倉陽子
編集 河村信二
制作会社 FILM
製作会社 2021「コンフィデンスマンJP」製作委員会
配給 東宝
公開 2022年1月14日
上映時間 127分
製作国 日本
言語 日本語

英語 スペイン語

興行収入 28.9億円
前作 コンフィデンスマンJP プリンセス編
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第3作『コンフィデンスマンJP 英雄編』は、2022年1月14日に公開された。

マルタ共和国のマルタ島が舞台であるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により海外ロケが出来なかったため、俳優の出演シーンは全て和歌山県のポルトヨーロッパなど日本で撮影され、マルタの風景がCG合成された。

ストーリー(映画第3作・英雄編)[編集]

ダー子・ボクちゃん・リチャードは、師匠であるツチノコが2年前に死去したことによるショックで詐欺のやる気を失っていたが、ダー子から「何でもありのラストバトル」「負けたら勝った人の言う事を聞く」として3人での勝負を提案。多くのセレブが集まるマルタを舞台に「いちばん多く稼いだ者が勝者」という7日間の戦いを始める。 ジェラール・ゴンザレス畠山麗奈夫妻が所有する「踊るビーナス」を狙うダー子たち。 更にそこに、日本からの刑事・丹波、インターポール・マルセル真梨邑、宿敵・赤星らが集い、複雑に物語は展開されていくが、「踊るビーナス」を巡って3人は遂に真梨邑に捕まってしまう。 しかし真梨邑こそが、勝手に「4代目ツチノコ」を名乗りダー子らを騙していたコンフィデンスマンであった。 ところがそれもすべてダー子の手の内で、一行は丹波や赤星、ジェラール夫妻と手を組んで真梨邑を騙すことに成功した。

キャスト(映画第3作)[編集]

  • ダー子:長澤まさみ
  • ボクちゃん:東出昌大
  • リチャード:小日向文世
  • 五十嵐:小手伸也
  • 赤星栄介:江口洋介
  • コックリ:関水渚
  • モナコ:織田梨沙
  • 波子:広末涼子
  • 丹波:松重豊
  • 三代目ツチノコ:角野卓造
  • ホー・ナムシェン:生瀬勝久
  • 城ヶ崎善三:石黒賢
  • マルセル真梨邑:瀬戸康史
  • ジェラール・ゴンザレス:城田優
  • 畠山麗奈:生田絵梨花
  • ちょび髭:赤ペン瀧川
  • 奪われた男:梶原善
  • 政府官僚:髙嶋政宏
  • 謎の女:真木よう子
  • 海上自衛官:徳永えり
  • ジョージ松原:山田孝之
  • バトラー:Michael Keida
  • フレディ:ダンテ・カーヴァー
  • リカルド:厚切りジェイソン
  • 赤星の部下:榎木智一
  • 赤星の部下:成田マイケル理希
  • 客:ジャッキーちゃん

スタッフ(映画第3作)[編集]

  • 監督:田中亮
  • 脚本:古沢良太
  • 音楽:fox capture plan
  • 主題歌: Official髭男dism 「Anarchy」(ポニーキャニオン / ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
  • 配給:東宝

評価(映画第3作)[編集]

公開初日から3日間で動員41万7000人、興収5億9000万円を記録した。

キネマ旬報社が運営するKINENOTEの「キネ旬Review」では、映画ジャーナリストの宇野維正は「いまだに日本芸能界のコンテクストに拠った出オチに頼っているような作品」と低評価をつけ、ライターの北川れい子は「長澤まさみの弾けっぷりは今回も上々で、コメディリリーフとして彼女のラフな演技に感心する」とコメントし、ライターの千浦僚は「ミスリードやどんでん返しが麻痺するほどにありすぎて、この映画はこういう話でこのキャラはこういう人物、ということがもはや液状化してる」と評した。

その他作品[編集]

スピンオフドラマ[編集]

コンフィデンスマンIG
2019年5月13日 - 5月17日、全5話。
5夜連続で放送された五十嵐が主演のミニドラマ。「ロマンス編」の公開にあわせて制作された。
コンフィデンスマンMC
2020年7月20日 - 7月24日、全5話。
5夜連続で放送されたモナコが主演のミニドラマ。「プリンセス編」の公開にあわせて制作された。

他作品とのコラボレーション[編集]

GREAT PRETENDER
信用詐欺を題材としたTVアニメに主人公の「子猫ちゃん」として五十嵐が登場。同作の脚本はコンフィデンスマンJPと同じく古沢亮太が務める。
SUITS/スーツ2
2020年4月27日、2020年5月4日の全2回。新型コロナウイルスの感染防止の配慮による『SUITS/スーツ2』の延期に伴って「コンフィデンスマンJP傑作選」として再放送された、「美術商編」、「スポーツ篇」の冒頭に差し込まれる形で放送された。
小手伸也による一人二役で、コンフィデンスマンJPの五十嵐、SUITSの蟹江貢の掛け合いが行われた。

関連商品[編集]

ノベライズ
  • 古沢良太(脚本)、木俣冬(ノベライズ)『コンフィデンスマンJP 上』(2018年5月9日、扶桑社文庫、ISBN 978-4-594-07975-8)
  • 古沢良太(脚本)、木俣冬(ノベライズ)『コンフィデンスマンJP 下』(2018年6月6日、扶桑社文庫、ISBN 978-4-594-07976-5)
  • 古沢良太(脚本)、山本幸久(ノベライズ)『コンフィデンスマンJP ロマンス編』 (2019年5月2日、ポプラ文庫、ISBN 978-4-591-16661-1)
  • 古沢良太(脚本)、木俣冬(ノベライズ)『コンフィデンスマンJP 運勢編』(2019年5月16日、扶桑社文庫、ISBN 978-4-594-08212-3)
  • 古沢良太(脚本)、山本幸久(ノベライズ)『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(2020年4月7日、ポプラ文庫、ISBN 978-4-591-16661-1)
サウンドトラック
  • fox capture plan『フジテレビ系ドラマ「コンフィデンスマンJP」オリジナルサウンドトラック』(2018年5月30日、ポニーキャニオン、PCCR-00671)
  • fox capture plan『映画「コンフィデンスマンJP」オリジナルサウンドトラック』(2019年5月17日、ポニーキャニオン、PCCR-00683)
  • fox capture plan『映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」オリジナルサウンドトラック』(2020年7月22日、ポニーキャニオン、PCCR-00699)
Blu-ray/DVD
  • コンフィデンスマンJP Blu-ray BOX(2018年9月19日、ポニーキャニオン、PCXC-60085)
  • コンフィデンスマンJP DVD-BOX(2018年9月19日、ポニーキャニオン、PCBC-61771)
  • コンフィデンスマンJP ロマンス編 豪華版 Blu-ray(2019年12月4日、ポニーキャニオン、PCXC-50151)
  • コンフィデンスマンJP ロマンス編 豪華版 DVD(2019年12月4日、ポニーキャニオン、PCBC-52726)
  • コンフィデンスマンJP ロマンス編 通常版 Blu-ray(2019年12月4日、ポニーキャニオン、PCXC-50152)
  • コンフィデンスマンJP ロマンス編 通常版 DVD(2019年12月4日、ポニーキャニオン、PCBC-52727)
  • コンフィデンスマンJP 運勢編 Blu-ray(2020年4月29日、ポニーキャニオン、PCXC-50155)
  • コンフィデンスマンJP 運勢編 DVD(2020年4月29日、ポニーキャニオン、PCBC-52747)
  • コンフィデンスマンJP プリンセス編 超豪華版 Blu-ray(2020年12月25日、ポニーキャニオン、PCXC-60100)
  • コンフィデンスマンJP プリンセス編 豪華版 Blu-ray(2020年12月25日、ポニーキャニオン、PCXC-60101)
  • コンフィデンスマンJP プリンセス編 豪華版 DVD(2020年12月25日、ポニーキャニオン、PCBC-61794)
  • コンフィデンスマンJP プリンセス編 通常版 Blu-ray(2020年12月25日、ポニーキャニオン、PCXC-50160)
  • コンフィデンスマンJP プリンセス編 通常版 DVD(2020年12月25日、ポニーキャニオン、PCBC-52750)

海外版[編集]

韓国[編集]

コンフィデンスマンKR』と題して、古沢良太の脚本をもとにKBS-KDB韓流コンテンツファンドが出資するスタジオ・インビクタスにより日本版と同時製作される。

中国[編集]

コンフィデンスマンCN』と題して、古沢良太の脚本をもとに中国の大手製作会社により日本版と同時製作される。



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