コミックマーケット
コミックマーケット(Comic Market、略称:コミケ、コミケット)とは、コミックマーケット準備会が主催する世界最大の同人誌即売会である。
1975年12月21日、批評集団「迷宮'75」によって開始された。現在は年2回の開催で、夏は8月、冬は12月に開催される。
概要[編集]
コミックマーケットは1975年12月21日、まんが批評集団「迷宮'75」こと亜庭じゅん、原田央男、米澤嘉博、高宮成河の企画・主催のもと、旧日本消防会館ビル内の会議室を借りて32サークルが出展し、参加者約700人で初開催された。
コミックマーケットは毎年8月(通例、8月15日頃の旧盆にかかる週末)と12月(通例、12月29日から31日)の年2回、東京国際展示場(東京ビッグサイト)に開催される。現在の開催期間は主に3日間。8月に開催されるものは「夏コミ」、12月に開催されるものは「冬コミ」と呼ばれる。2022年8月現在、開催回数は定期開催だけで100回を数える。
コミックマーケットは回を重ねるごとに大規模化し、それに伴い世間一般にもその存在が知られた。2013年夏に開催された「コミックマーケット84」ではサークル参加者数は約3万5000スペース、一般参加者数は59万人にも上った。準備会がサークル参加者に提供するスペースは不足しており、いくつかの特例を除いては書類審査と抽選によって選ばれる。参加ジャンルによるが応募のおよそ50~70%程度が当選し、残りは落選という形になる。
大規模化に伴い、いくつかの問題点も指摘されるようになった。詳細はコミックマーケットが抱える問題より。
特徴[編集]
コミックマーケットは世界最大の同人誌即売会である。また屋内で行われるイベント(展示会なども含む)としても最大規模を誇る。
コミックマーケットには多種多様な同人サークルが自作の物品を展示・頒布する。コミックマーケットというイベント名から漫画やアニメだけを取り扱うイベントと思われがちであるが、規則に抵触しない限りはどのようなジャンルの作品でも頒布可能であり、現代日本の様々なポップカルチャーが一堂に集うイベントとなっている。過去には過激派(中核派等)が参加したことがある。
多種多様なコスプレイヤーが参加することでも有名で、コスプレ撮影は指定エリア以外は禁止されているが、コスプレのまま会場全域を廻ることもできる。
コミックマーケットには膨大な参加者が集まるため、サークル参加者の多くが年間スケジュールをコミックマーケット開催周期に合わせており、コミックマーケット以外では同人誌の頒布を行わないというようなサークルも多数存在する。そのため、徹夜組や転売屋などの問題も発生している。1990年代後半以降では同人誌を専門に取り扱う書店の販売網拡大やインターネットの普及などにより、こうしたサークルの発行物も入手する手段が他にも増えてきており一部発行物に限って言えば会場まで足を運ばずとも入手出来るようになった。しかし依然としてコミックマーケットは同人サークルと参加者が一堂に会する最大級の同人イベントとして存続している。
SNSや動画共有サービスにおける現地映像の共有の他にマンガ・アニメ作品でもコミックマーケットの様子が描かれることがあるため、海外でも日本のオタク文化を代表するイベントとして知られている。
イベント名称[編集]
コミックマーケットは、「コミケット」(Comiket)あるいは「コミケ」(Comike)という略称で呼ばれることが多い。開催開始当初は「コミック=マーケット」とダブルハイフン入りで表記していた。この名付け親は、立ち上げ時のスタッフの1人であり防火管理責任者の明石良信である。
「コミックマーケット」「コミケット」「コミケ」は、いずれもコミックマーケットの運営法人である有限会社コミケットが1998年に商標登録している。
しかし、商標登録前から「○○コミケ」(例 広島コミケ)という名称で開催されているイベントは、商標の先使用権によって商標権の侵害とならないため、コミックマーケット以外の同人誌即売会で「コミケ」という名称が使われることがある。
理念[編集]
現在のコミックマーケットが、理念として掲げているのは以下の内容である。
- コミックマーケットは同人誌を中心としてすべての表現者を許容し継続することを目的とした表現の可能性を広げる為の「場」である。コミックマーケットは、サークル参加者、一般参加者、スタッフ参加者、企業参加者等全ての参加者の相互協力によって運営される「場」であると自らを規定し、これを遵守する
- コミックマーケットは、法令と最低限の運営ルールに違反しない限り、一人でも多くの表現者を受け入れることを目標とする
- コミックマーケットは、全ての参加者に取って「ハレの日」であることを願い、継続を最大の役割として行動する
コミケットの理念は、大まかに2度大きく手を加えられている。
- 第1期 「迷宮」の理念 - コミックマーケットの創設母体となった批評集団「迷宮'75」が『漫画新批評大系』所収「マニア運動体論・序説」(亜庭じゅん)で発表した内容である。自らが「運動体」であること、まんがファンの、まんがファンによる、まんがファンのための「場の構築に向けた運動」であることを理念とし、コミックマーケットもまた、「迷宮」の行う「運動」として位置付けられた。ただし、序説が書かれた段階でコミックマーケットは構想のみ存在しており、姿を見せておらず、この時点ではコミックマーケットの理念として、体系的にまとめられたわけではなかった。
〔……〕批評者の集団としての迷宮'75は文字どおり、マンガ状況に迷宮をもたらすものとして登場した。
言葉によってマンガに関わっていこうとする意志において一致し現在の一見平穏に見えるマンガ状況に動乱と混迷を注ぎ込み、一切を変革の激流の中へ叩き込むべく活動する。
〔……〕我々は、批評活動の別の側面として、同じ方向性を持つ全ての運動に関わっていく。マンガ空間の拡大の為の一切の活動は我々の内にある。アニメ、演劇、資料整備、各種大会、さらには海外ファンダムとの交流等、そして各種ファン・グループの連絡センター等やるべきことは余りに多い。しかし、我々はそれをやっていかねばならない。状況に対して否という以上、我々はその責任を回避する意識は全くない。ファンダムの現状を幻影として棄て去った今、我々は、自らの手で、そのファンダムを現実に出現させ、一切、幻影のかけらを放逐し、マンガの変革への巨大なうねりを巻き起こさねばならない。
────すべてはここより始まる。だが、序章は序章にすぎない。本論とは、次号より連載される諸々の論考と共々、我々自身の行動そのものによってこそ展開されるであろう。我々ははっきりと予告しておく。
────我々の本論が明らかになる時、マンガ状況は、まさしく変革の嵐の中で、果てしない迷宮となることを!
批評集団 '75
- 第2期 「迷宮」からの自立と分裂騒動 - 初代代表(原田央男)の辞任と共に、コミックマーケットは「迷宮」の手を離れ、1980年から米澤嘉博代表体制となった。準備会の分裂騒動を機に、改めてコミックマーケットの理念が明文化され、1982年夏のC21から、サークル参加者に頒布される『コミケットマニュアル』に収録された。ここで準備会は、まんがに関わるすべての表現を受け入れることを目的として開催の責任は負いつつも、コミックマーケットの生み出すものについては主体的に関わらない立場を明確にした。それは創業者サークル「迷宮」が掲げた「運動体」であることの放棄でもあった。その後、1991年のわいせつ図画事件を期に法令遵守を明記するなど、状況に応じた小規模な改訂はあったが、2013年の改訂まで基本的に引き継がれて行くことになる。
米やんがを決めて晴海で背負うことにしたのは、全ての参加希望者を受け入れた上でコミケットを開催し続けること、開催そのものを目的とし、それのみに責任を負う。そして後は全てを棚上げにして成り行きにまかせることだった。〔……〕
米やんが開催すること以外の全てを棚上げにすることに踏み切れたのは、同人誌独自の新しいまんがというコミケットの目的として掲げてきたことを、それに特化したMGMが引き受けていることもあっただろう。MGMがあることで、自分はお祭り騒ぎにコミケットが変質していくことに目を瞑り、自由にファンの遊びに付き合うことができるようになる。〔……〕
コミケットの代表交替、MGMの開始、クーデター騒動、晴海への移動と続く、79年から81年までの2年間の慌ただしい推移の間、自分達で作り出してしまった現実を前にして、改めてその底流で問われていたのは、「同人誌即売会とは何か」そして「自分は何故即売会を開くのか」ということだった。
原田央男は距離を開いてゆくこの二つの問いの間で自分の位置を決めることができずに代表を辞任した。
あにじゅんは離れようとする二つの問いを強引にひとまとめにし、即売会が始まった時の原点に戻ろうとした。
米やんは両方の問いを棚上げにし、意図的に思考停止することで、辛うじて開催の維持を可能にした。
三者三様に出した答えの可否を今になって問う気はないが、それが共に「始めたこと」に対するの責任の取り方だったとは思う。〔……〕
- 第3期 共同代表体制による再定義 - 2006年に米澤が死去すると、後継となった共同代表(安田かほる、筆谷芳行、市川孝一)は「自分の言葉で」理念を語るべく、その改訂に着手した。その間、2012年に起こった黒子のバスケ脅迫事件で、警察による同作品同人の頒布自粛の「非常に強い要請」を受け、それを受け入れたことは、コミックマーケットにとって痛恨の事態となった。そして準備会にとっても、場の存続と表現の自由のいずれを取るかが迫られることになった。その結果、場の存続により比重を置いた新たな理念が、2013年8月のC84での改訂で発表された。同時に、営利を目的としない、アマチュアのための「システム」であり、「ムーブメント」として自らを規定した記述は削除された。
開催ごとの流れ[編集]
おおむね、以下の流れで進行する(一部の日程は前後する)。
- 日程の決定。
- サークル参加申し込み受付開始、締切。
- 企業参加申し込み受付開始、締切。
- スタッフ参加者募集を兼ねた、「拡大準備集会」を東京で開催。通常、1開催につき3度開かれ、それぞれ1拡・2拡・3拡と略される。スタッフ参加を希望する者は2回以上参加する必要がある。また3回目(3拡)では一般・サークル参加者向けの質疑応答時間を設けていて共同代表に直接質問が可能である。3回目の日程は、サークル参加者向けのニュースメールおよびコミケットアピールで告知される。※2017年の冬コミの拡大準備集会は2回のみ開催された。以降も冬コミについては同様になると想定されるので注意。
- サークル・企業当落確定。カタログ製本開始。
- 前日搬入。開催前日から机イスなどスペースの準備を行い、初日参加のサークル搬入も受け付ける。次期サークル参加申込用紙頒布開始。
- 当日搬入、見本誌点検・提出。サークル参加者は一般参加者より先に入場し、開催の準備を行う。
- コミックマーケット開催。各日とも、4:30入場待機列整列開始、7:00サークル入場開始( - 9:00)、10:00一般入場・頒布開始、16:00サークル頒布終了、17:00企業頒布終了(最終日はサークルと同じく16:00終了)となる時間割が一般的である。4:30以前の来場は禁止されているが、違反する徹夜来場者が後を絶たない。
- 終了後、即日撤収。備品の片付け終了後、全体の、そしてスタッフ部署ごとの反省会を行う。全体の反省会は、代表や主立ったスタッフによる報告と一般・サークル参加者との質疑応答などを行う。拡大準備集会と同じく、代表が直接回答する。
最大の行事[編集]
1990年代に入ると技術革新により各種同人作品の制作が容易となったことなどから、コミックマーケット参加者は急激に増加した。東京秋葉原・大阪日本橋を中心として日本全国に同人誌専門店などが増えインターネットなどを通じてより手軽に同人誌が入手できるようになっている(中には、コミックマーケット開催前に同人誌専門店で販売されるケースもある)。また、取扱ジャンルの細分化が進んだ状況としても日本全国の同人作品の制作者とファンが一堂に会する同人イベント最大の場として存続している。中にはこのイベントでしか扱っていないマイナージャンルもある(例:漫画研究会のサークル)。また、「モノづくり」をテーマともしているジャンルも存在しており、京都大学機械研究会OBのサークルが紹介されている。 近年、コミケを題材に制作されたドラマや秋葉原、池袋周辺などが注目された関連で社会的に広く認知されるイベントになった。開催日の前後にはコミックマーケットがテレビのニュースや個人のSNSでとりあげられることも多い。その一方、予備知識を持たない興味本心だけの参加者の増加もしている。そういった参加者向けに運営側は注意事項等を公式サイトで公開している。
その一方で参加者の驚異的とも言える増大によるイベント巨大化、企業との関係、さらには法令による「有害図書」規制やコスプレ、二次創作、パロディ表現にまつわる表現(とりわけ性的表現)との関係、イベントにおける多大な頒布・売買行為の税務上処理などいくつかの課題も内包している。そのため、1996年以降は一部の「コミックマーケットSP」以外は別会場の例外はあるが、主に東京国際展示場(東京ビッグサイト)であることが多い所からも会場管理の東京都や警視庁(管轄:深川警察署・2008年以降は東京湾岸警察署)との調整も行っている。コミックマーケットは以前の漫画マニア向けイベントから一般化が進み、参加者数は3日開催で55万人、4日開催で75万人(C97)を超え、開催日数にあわせてサークル参加者も増大した大イベントとなっており、施設の効率的な運用方法や行政からの指導などの対策すべき問題も多く存在している。
しかし前述のとおり、新型コロナウイルス感染拡大に伴う事象の変化と、徹夜組・始発ダッシュ組を排除する対策の方針により、C99以降はホールの拡大により会期が2日間に短縮され、一般参加者にも入場料が求められるようになり、入場券は事前抽選制へ移行。当日券の発売もなくなった。このため来場者数そのものが急減しており、C99の来場者数は2日間で11万人にまで縮減されていた。一般参加の制限が無くなったC102でも猛暑を嫌う一般参加者が続出し、C102の来場者数は26万人と、最盛期であったC97の75万人の1/3まで減少している。
その他[編集]
関連行事[編集]
- フジテレビ系列局で放送されたテレビドラマ『電車男』の第6回で、このコミックマーケットが題材として取り上げられた。ここでは「コミックキングダム」という架空の同人誌即売会として登場したが、設定は現実のコミケとはかけ離れている。もっともこれはどんなドラマのどんな分野にもある「話を面白く見せる為、あえて現実離れした展開にした」ということも考えられる。この放送回は折りしもC68の前日だった。ロケは、多数のエキストラを集めて東京ビッグサイトと幕張メッセで行われた。
- コミックマーケットの館内放送は長年、米澤英子がほぼ1人で担当しておりその象徴の一つだった。しかしC67の際、アナウンス中に喉を痛めてしまい発声できなくなるトラブルが発生。C68では放送要員増員を図り、予備要員の人間が交代で放送に当たった。コミックマーケット初の試みとして、C68の1日目の放送に男性が起用された。
- 会期中の各日9時45分、12時30分、15時45分にはそれぞれ不審物の発見等を目的とした一斉点検放送が行われる。この放送では毎回冒頭の数秒間で井上陽水の『夢の中へ』が流されており、単に「探し物」以上の意味でもイベント内容に通用する歌詞であることからこの曲を事実上のコミケのテーマソングとして捉える向きも多い。当初はイントロのみ使用されたが、後に参加者に使用意図を明確にするため歌い出しの「探し物はなんですか? 見つけにくい物ですか?」の部分まで延長されるようになった。なお、2013年春にニコニコ動画でオリジナルジングルが募集され、採用されたジングル『一斉点検!サーチ&マーチ』がC84から一斉点検放送で使用されることが決定したため、『夢の中へ』はC83をもって廃止された。また、C84より開会時・閉会時にもオリジナルジングルが導入された。
- 冬コミに限り、コミックマーケット開催中の会場内および東京臨海高速鉄道りんかい線国際展示場駅前で東京都赤十字血液センターによる献血が実施される。他の献血行事同様、特定の場所に献血バスが来て献血が出来るが、年末の押し迫った時期に献血バスを配車しているのは都内でも冬コミだけである。例年、冬場は血液不足になりがちな時期であるが、そんな中にあって冬コミは毎回ある程度まとまった量の血液の確保が見込めるため、近年は献血実施側がアニメやゲームの制作会社と協力して冬コミ会場や都内の献血センターで献血した人にポスターなどをプレゼントする企画を行うなど、さらなる献血協力者の確保を狙っている。また、このように少なからず献血活動に貢献しているとして、コミックマーケット準備会は日本赤十字社から感謝状を贈られている。また、2023年11月21日には、「令和5年度・東京都赤十字大会」(同年10月26日開催)において、日本赤十字社から「コミックマーケット」として金色有功賞を受賞し、コミックマーケット準備会共同代表である安田かほるが、日本赤十字社名誉副総裁常陸宮妃華子より盾の贈呈を受けたことを発表した。この件は、ねとらぼをはじめとする多くのメディアが伝えている。
- 献血バスの配車は1997年から、ポスター等の記念品を付加した「コミックマーケット献血応援イベント」は2011年12月開催のC81から、2013年の12月からは、コミックマーケットなどのイベントが終わった後も、全国の血液センターでも同じノベルティを配布するキャンペーンを展開している。
- 2020年冬に予定されていたC99については開催が延期された影響により、献血も中止となった。その代替として「エアコミケ2」にて、献血応援イベントが開催された(対象エリアは東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)。新C99では会場の都合によりコミケから切り離しての開催となった。
- 東京ビッグサイトの至近にある東京ファッションタウン内のTFTホールで「となりでコスプレ博」が開催されており、暑さ・寒さを嫌がってコミックマーケットに行きたくないコスプレイヤーや、コミックマーケット終了後のアフター利用のためのコスプレイヤーやカメラマンでにぎわう。2012年冬開催時は、上述した脅迫事件の影響で参加を取りやめた「黒子のバスケ」のコスプレイヤーを受け入れた。主催である勇者屋は、「荷物をTFT内で預けるのはよいが、コスプレのまま(コミックマーケットの)会場に行かないように」と、注意を促している。なお、2019年12月開催のC97ではTFTホールにもコミックマーケットの更衣室が設置されたことと、運営上の問題により、となコスの同時開催は行われなかった。
- 同様に現行会場である東京ビッグサイトの至近にあるイーストプロムナードがヘブンアーティストの正式な活動許可区域なこともあり、コミックマーケットの期間中に会場付近で彼らによる大道芸や路上パフォーマンスが行われることも近年増えている。彼らは主に昼過ぎから夕方にかけての「コミックマーケットの来場者が帰宅者に転じだす」時間帯に多く活動しておりコミックマーケットからの帰途につく人たちを楽しませている。
- 2014年冬(C87)から2019年冬(C97)まで、隣接する東京臨海広域防災公園の「有明防災フェア」にも協賛していた。ただし、冬の最終日(12月31日)は終日閉鎖されるため使用できない。2021年冬(C99)以降は東京臨海広域防災公園が会場から除外されている。
- 2022年夏(C100)は、主催である自衛隊応援クラブDSC、準備会、コスプレ博実行委員会の三者による協議の結果、会期を9月3日・4日に変更し、会場もシンボルプロムナード公園に変更された。