クスリのアオキ
株式会社クスリのアオキは、石川県白山市に本社を置き、石川県を中心に中部・関東・近畿・東北にドラッグストア(薬店)チェーンを展開する企業。ハピコム(旧イオン・ウエルシア・ストアーズ)に加盟。持株会社の株式会社クスリのアオキホールディングスが東京証券取引所プライム市場に上場している。
1869年(明治2年)、薬種商として創業したのが起源で、現在の石川県白山市(旧・松任市)において「青木二階堂薬局」を営業。薬局の経営からドラッグストアへ転換を図った。北陸地方を主な営業エリアとし、限られた商圏で集中的に出店するドミナント戦略で店舗を拡大している。近年は食品部門も強化、全国各地の中堅スーパーを傘下に収め食品強化型のドラッグストアへと転換する試みも行っている。
沿革[編集]
- 1869年 - 青木二階堂薬局として創業。
- 1976年 - 商号を有限会社青木二階堂薬局に変更。
- 1985年 - 株式会社クスリのアオキを設立。
- 1986年 - 石川県1号店を金沢市に出店(旧・泉ヶ丘店)。
- 1997年 - 富山県1号店を砺波市に出店(現・砺波店)。
- 1997年 - 福井県1号店を福井市に出店(現・福井若杉店)。
- 1997年 - 株式会社ツルハと商品仕入等の相互協力を目的とした業務提携・資本提携。
- 2001年 - シンボルマークを改定。
- 2003年 - イオン株式会社と商品の共同開発等を目的とした業務提携・資本提携。
- 2003年 - 新潟県1号店を上越市に出店(現・藤巻店)。
- 2006年 - 株式会社青木二階堂を設立(株式会社クスリのアオキ100%出資子会社、2012年11月清算)。
- 2006年 - 東京証券取引所2部に上場。
- 2007年 - 石川県金沢市での玉鉾店出店により100店舗を達成。
- 2008年 - 電子マネーEdy、iDでの支払いが可能になる。
- 2008年 - 長野県1号店を長野市に出店(現・篠ノ井店)。
- 2011年3月10日 - 東京証券取引所1部に指定替え。
- 2013年6月5日 - 岐阜県1号店を岐阜市に出店(岐阜県庁南店)。
- 2016年11月16日 - 東京証券取引所1部の上場を廃止。
- 2016年11月21日 - 筆頭株主である株式会社クスリのアオキホールディングス(同年6月30日に有限会社二階堂より商号変更)を完全親会社とする株式交換を行い、同社の完全子会社となる。株式会社クスリのアオキホールディングスが東京証券取引所1部に上場
- 2018年11月14日 - 福井県越前市の吉野店の開店で500店舗を達成。
- 2018年12月4日 - 全店舗でPayPayの決済を開始。
- 2019年5月1日 - 本社を白山市横江町に移転。
- 2020年6月30日 - クスリのアオキHDが金沢市にスーパーマーケットを展開する「ナルックス」株式約90%を取得し子会社化。
- 2020年10月21日 - クスリのアオキHDが京都府宮津市に本社を置くスーパーマーケットチェーンフクヤ株式約95%を取得し子会社化。
- 2022年3月1日 - クスリのアオキHDが福島県いわき市に本社を置くスーパーマーケット等の経営する株式会社一二三屋を買収し、吸収合併。
- 2022年3月1日 - クスリのアオキHDが岩手県一関市に本社を置くスーパーマーケット、ディスカウントショップ等の経営する株式会社ホーマス・キリンヤ及び株式会社フードパワーセンター・バリューを買収し、吸収合併。
展開する店舗[編集]
関東地方[編集]
- 群馬県 80店舗
- 栃木県 45店舗
- 茨城県 52店舗
- 埼玉県 38店舗
- 千葉県 20店舗
中部地方[編集]
- 石川県 95店舗
- 富山県 85店舗
- 中新川郡舟橋村を除く市町に出店している。
- 福井県 58店舗
- 新潟県 74店舗
- 長野県 31店舗
- 山梨県 2店舗
- 岐阜県 66店舗
- 愛知県 41店舗
- 三重県 30店舗
- 静岡県 17店舗
近畿地方[編集]
- 滋賀県 33店舗
- 京都府 15店舗(久世南店は京都府の第1号店、政令指定都市の出店では新潟市に次いで2番目)
- 奈良県 11店舗
- 大阪府 4店舗
東北地方[編集]
- 福島県 19店舗
- 岩手県 19店舗
- 宮城県 11店舗
- 山形県 7店舗
店舗ギャラリー[編集]
店舗における「クスリのアオキ」のロゴタイプ表記は店舗により異なっている。主に赤色ベースのものや白色ベースのものが使用されている。
かつて存在した店舗[編集]
- 本店(旧店)
- 泉ヶ丘店(旧本店2代目)
- いみずの小杉店(富山県射水市。現在はスギ薬局が居抜きで出店)
店舗サービス[編集]
- 決済サービス
クスリのアオキでは、以下の電子マネーでの決済を導入している。
- WAON
- 楽天Edy
- iD
- 交通系ICカード全国相互利用サービス - PiTaPaは対象外。
- PayPay
- LINEPay
- 楽天ペイ
- au Pay
- メルペイ
- d払い
- メンバーズカード
無料で発行するカードで、100円につき1ポイント、500ポイントで500円分のお買物券が発行される。また、お買物券3枚で2000円分相当として利用が可能。2019年5月27日に、これまでのメンバーズカードを刷新してプリペイド方式のメンバーズカード「Aoca」(アオカ)を導入する。「Aoca」はチャージ機能を持たせたカードで、チャージ機能を持たないメンバーズカードは2020年5月までが有効期限となる。「Aoca」は、2020年に総務省が行っているマイナポイント事業に参入している。
- 銀行ATM
- イオン銀行 - 北信越地方の一部の店舗(設置店舗は公式サイトの店舗サービス 電子マネー・クレジットなどを参照)
- 北陸銀行 - 北陸地方の一部店舗(設置店舗は北陸銀行公式サイトのまちかどATMのご案内を参照)
CM起用者[編集]
- 岡崎紗絵 - 2019年の創業150年広報部長として起用。なお、岡崎はこれ以前にもCMに出演している。
- 立花裕大 - 2019年の創業150年広報課長として起用。