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カリスマ

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カリスマ(ギリシア語: Χάρισμα、ドイツ語: Charisma)とは、超自然的・超人間的・非日常的な資質や能力。神の賜物または天賦の力で、教祖・預言者・呪術師・英雄などに見られるとされる。『オックスフォード現代英英辞典』(Oxford Advanced Learner's Dictionary)では、カリスマ(charisma)は「一部の人々が持つ、他の人々を引きつけ感銘を与える強力な個人の性質」 ("the powerful personal quality that some people have to attract and impress other people")とされている。カリスマを持つ者による支配を、ドイツの社会学者マックス・ヴェーバーは「カリスマ的支配」と呼び、支配の三類型の一つとした。

概要[編集]

一般的には、特定の人物に宿る特別な能力や資質をあらわす概念である。とりわけ、人々を引きつけたり信服させるある種の人格上の特質や魅力を指す。より一般論的説明としては、特定の個人、身分、社会組織、象徴、事物などに、他とは異なる超自然的、超人間的、非日常的な力や性質がそなわっていると認識される場合に、それらのもつ特質をカリスマという。宗教社会学においてカリスマは、人間の社会生活の中で例外的に世界の根底にある究極的秩序にふれているものとして、日常的秩序を支え、あるいは破壊し新たな秩序を創造する性格をもつとされる概念であり、非合理的であるなどの点において、ルドルフ・オットーがヌミノーゼと呼ぶ「聖なるもの」の概念と類似する。

元来、ギリシア語の χάρισμα (恵み、賜物)は「神より賜った能力」といった意味で、「神の賜物、恩寵」として新約聖書などに用例があり、キリスト教の神学上の概念として用いられてきた。ドイツの法制史家ルドルフ・ゾーム (de:Rudolph Sohm) が原始キリスト教団の歴史を叙述する際にこの言葉を使い、社会学者マックス・ヴェーバーがそれを社会学の概念として導入した。ヴェーバーはカリスマという語を、人ではなく物に宿る力という意味でも用いたが、社会における支配のありようを論ずるに当たって、預言者、呪術師、英雄などの個人に宿る非日常的な資質をカリスマとし、そのような人物による支配をカリスマ的支配として分析した。以後、カリスマという言葉は社会学的用語として普及し、指導者や新宗教などに関する研究で用いられている。

日本では1999年の「現代用語の基礎知識」選出の流行語トップテン入賞語となっている。

語源[編集]

カリスマ (χάρισμα) は古代ギリシア語において χάρις(恵み)、もしくは χαρίζομαι(好意)、χαίρω(喜び)から派生した語とされる。



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