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アンパンマン

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アンパンマン』(ラテン文字表記:Anpanman)は、やなせたかしが描く一連の絵本シリーズ、および、これを原作とする派生作品の総称。また、それらの作品における主人公「アンパンマン」の名前である。

パンの製造過程であんパン(餡パン)に「いのちの星」が入ることで誕生した正義のヒーローで、困っている人を助けるために自らの顔(あんパン)を差し出す。あんパン(餡パン)だけにその頭の中には餡(つぶあん)が詰まっている。

その他、キャラクターは主に食べ物や動物を元にして描かれている。

テレビアニメ(日本テレビ系列『それいけ!アンパンマン』)アニメーション映画、漫画、ゲームソフト(任天堂のWii用、ニンテンドーDS用など)、おもちゃ・グッズなど多数の派生作品・商品が存在する。その中でテレビアニメは長期にわたって放送されており、また一貫して同じ主題歌が使用されているため認知度が高い。現在高知県の香美市立やなせたかし記念館や全国5か所にある「アンパンマンこどもミュージアム」などの関連施設がある。

作品[編集]

初出[編集]

アンパンマンの生みの親であるやなせたかし(ペンネーム)の作品で1968年に「バラの花とジョー」、「チリンの鈴」の絵本や映画にいち早くアンパンマンが登場しているが、この時はまだ人間の姿。この童話は一年間連載された。アンパンマン、やなせたかしの作品としての、『アンパンマン』は、PHP研究所が発行する青年向け雑誌『PHP』の通巻第257号に当たる、『こどものえほん』の1969年10月号(同年10月1日刊行)に掲載された青年向け読物、やなせたかし(絵と文)「アンパンマン」という形が初出である。この時期、やなせたかしが『こどものえほん』のために執筆した読物は連載12本の短編で、「アンパンマン」はその6本目の作品であった。これら12篇は、株式会社山梨シルクセンター(※3年後、株式会社サンリオへ社名変更)より単行本『十二の真珠』名義で1970年に刊行された。

空腹に喘ぐ人の所へ駆け付けて、自らの大事な持ち物であるパンを差し出して食べるよう勧めるという、のちのアンパンマンに通じる物語の骨組みが、この作品のおいて早くも整えられている。絵本・漫画・アニメなど、のちに描かれるアンパンマンとの大きな違いと言えば、第一に主人公のアンパンマンが普通の人間のおじさんであり、パンは所有物に過ぎなかったことである。

絵本[編集]

1973年(昭和48年)、先述した普通のおじさんのアンパンマンを発展させた架空のキャラクターとしてのアンパンマンが登場する。それは、フレーベル館の 4、5歳児向け月刊物語絵本「キンダーおはなしえほん」シリーズ の1作品として1973年10月号に、やなせたかし『あんぱんまん』という形で刊行された。同書は、やなせが初めて手掛けた幼児向け絵本であった。

ここでのアンパンマンは、あんパンを持ち歩いたりするのではなく、自身の頭部が食べられるあんパンでできており、また、空を飛べる存在に変わっていた。当然、デザインも変更されており、長身に丸顔のおじさんであったのが、長身なのはほぼそのままで頭部があんパンに置き換わっていた。また、「アンパンマン」の表記が平仮名に変更された。

1975年(昭和50年)、絵本の続編が『それいけ!アンパンマン』と名を改めて刊行された。青年であった初出から幼児へと対象年齢が変わったことから、主人公名の表記を「あんぱんまん」と平仮名に変えていたのであるが、やはり違和感が拭えなかったため、片仮名に戻した。

絵本のアンパンマンは当初、貧困に苦しむ人々を助けるという内容であり、未就学児には難解な内容で、編集部、批評家、幼稚園教諭などから酷評された。しかし、予想に反して次第に子供たちの間で人気を集め、幼稚園や保育園などからの注文が殺到するようになった。読者の中心である子供たち(2、3歳児)に合わせ、アンパンマンの体型も初期作品の8頭身から3頭身へと変わっていった。そして絵本がシリーズを重ねていくに伴い、アンパンマンの仲間や敵役のキャラクターが増えていった。

登場人物のうち、ばいきんまん・ドキンちゃん・しょくぱんまんは『風と共に去りぬ』にならっている。ドキンちゃんはスカーレット・オハラを、ばいきんまんはレット・バトラーを、しょくぱんまんはアシュリーを下敷きにしているとのこと。ただし、ドキンちゃんがしょくぱんまんを一方的に恋い慕う点は、原典とは異なっている。

アニメ[編集]

映像としては、テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』第1話「アンパンマン誕生」、1988年10月3日放映回(関東エリア)にて初登場した。今もなお日本テレビで放映されている大人気アニメである。

人気[編集]

日本では子供たちに絶大なる人気を博する国民的キャラクターの一つであり、絵本と共に『それいけ!アンパンマン』のタイトルでテレビアニメ化されているほか、演劇を主とする舞台エンターテインメント、アニメーション映画、漫画、ゲームなど、様々な分野におけるメディアミックス作品が数多く生み出されている。また、博物館(美術館)とテーマパークも展開している。

2011年には商業的価値をランク付けするキャラビズ情報(株式会社キャラクター・データバンク調べ)の「(日本における)キャラクターランキング100」で第1位となった。ポケットモンスター、ミッキーマウス、ハローキティがこれに続く。

2018年時点で、絵本作品の発行部数(トーハン調べ)は2002年初版『アンパンマンをさがせ!ミニ(1)』が114万部、1981年初版『アンパンマンのサンタクロース』が106万部、1999年初版『アンパンマンのあいうえおずかん アンパンマンのたべものあいうえお』が98万部、2007年初版『アンパンマンはじめまして ぼく、アンパンマン!』が97万部を記録している。

全国5か所に点在する関連施設「アンパンマンこどもミュージアム」は、有料エリア来場者だけでも全施設で年間約350万人の集客力がある。

キャラクター数[編集]

アニメシリーズの『それいけ!アンパンマン』では、登場キャラクターが非常に多いのも特徴の一つである。その数は原作者でさえも把握できないほどであった。

テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』は、2009年8月28日に放送1000回を迎える予定であった ため、これを見据えて同年5月、トムス・エンタテインメントはギネス世界記録に「単独のアニメーション・シリーズでのキャラクター数 世界一」の登録を申請した。その結果、同年6月24日付で、やなせたかしを作者とするアニメシリーズ『それいけ!アンパンマン』が「単独のアニメーション・シリーズでのキャラクター数 世界一(原語/英語:The most characters in an animation series)」、つまり「世界で最もキャラクターの多い単独のアニメーション・シリーズ」として認定された。その数、1,768体。テレビアニメに関わる数字が認定されるのは初めてとのことである。同年7月22日には東京都内のホテルでテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』の放送1000回記念パーティを執り行われ、ギネス世界記録認定の授賞式も同時に行われた。認定の対象となったキャラクターは、テレビアニメ第1回放送(1988年10月3日放送)から2009年3月27日放送までの980話に登場した分と、前年までに公開された映画20作品および同時上映作品に登場した分であった。実は、申請した数は 2,000体以上であったものの、パン工場やバイキン城などはキャラクターとは認められなかった。また、既存のキャラクターが変装したバージョンも認められなかった。

2013年6月には、大型本『アンパンマン大図鑑─公式キャラクターブック』が発売されたが、同書の内容紹介文で「2200体以上」とキャラクター数について言及されている。その後もキャラクターの数は増え続けている。



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