アメデオ・バルドヴィーノ
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アメデオ・バルドヴィーノ(Amedeo Baldovino, 1916年[1]2月5日[2] - 1998年[3]5月13日[4])は、エジプト出身のチェロ[5]奏者。[6]
アレクサンドリアの出身。5歳の頃からチェロを始める。[7]その後、一家でボローニャに移り、当地の音楽院のカミロ・オブラークの門弟となり、[8]10歳の頃からコンサート活動を始めている。[9]14歳で音楽院を卒業し、イタリア国外でもチェロ奏者として活動するようになったが、20歳で音楽院に戻り、チェーザレ・ノルディオに学んで1940年に作曲の学位を取得して卒業。卒業後、演奏活動を再開するも、第二次世界大戦の為に兵役に就き、[10]戦後、1950年に演奏活動を再開。[11]1957年から1962年までイタリア弦楽三重奏団のメンバーを務め、[12]1962年からトリエステ三重奏団のチェロ奏者となった。[13][14]トリエステ三重奏団のメンバーになった頃から後進の指導にも熱心に取り組み、1984年までローマ聖チェチーリア音楽院で教鞭を執った。[15]
脚注[編集]
- ↑ “1932 Amedeo Baldovino (1916-1998) csellóművész aláírása egy | Darabanth Auctions Co., Ltd.”. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月13日閲覧。
- ↑ “Search Results for Baldovino | Grove Music Online | Grove Music”. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月13日閲覧。
- ↑ “Database dei fondi musicali toscani”. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月13日閲覧。
- ↑ アーカイブ 2024年1月12日 - ウェイバックマシン
- ↑ 1954年から1711年製ストラディヴァリウス「マーラ」を所有していた。(“Antonio Stradivari, Cello, Cremona, 1711, the 'Mara' | Tarisio”. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月13日閲覧。)
- ↑ アメデオ・バルドヴィーノ - Discogs
- ↑ 「アメデオ・バルドヴィーノは一九一六年エジプトのアレクサンドリアでイタリア人の両親のもとに生まれ、五歳の時彼の為に特につくられた小さなチェロを使って最初のレッスンを受けた。先生はフランチェスコ・セラートの弟子であった。セラートは優れた左手のテクニックとボーイングの優雅さで知られていた。」(キャンベル, マーガレット『名チェリストたち』山田玲子訳、東京創元社、1994年(原著1988年)、216頁。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 9784488002244。)
- ↑ エンリコ・マイナルディにも師事したとする資料もある。(アーカイブ 2024年1月12日 - ウェイバックマシン)
- ↑ “Amedeo Baldovino - www.cellist.nl”. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月13日閲覧。
- ↑ キャンベル 1994, p. 216
- ↑ “클래식 LP음반 전문점”. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月13日閲覧。
- ↑ “Debutta all’Unione Musicale il Nuovo Trio Italiano d’Archi”. (2018年10月30日). オリジナルの2024年1月13日時点におけるアーカイブ。 2023年1月13日閲覧。
- ↑ “Trio di Trieste”. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月13日閲覧。
- ↑ 1963年のトリエステ三重奏団の演奏旅行時にモンテビデオからプエルトリコに船で移動中、海難事故に遭遇し、ストラディヴァリウスの銘器「マーラ」を失いかけたことがある。バルドヴィーノ達は救命ボートで助かり、楽器もケースに入った状態で船の残骸から発見されたが、この時、ケースの中でバラバラになっていた。楽器の修復はイギリスのヒル商会に任され、修復には1000ポンドの費用とおよそ9ヵ月の時間がかかったという。バルドヴィーノはこの楽器を亡くなる数年前まで演奏し続けた。(“Piecing together the history of the 'Mara' Stradivari cello”. The Strad. (2018年9月17日). オリジナルの2024年1月13日時点におけるアーカイブ。 2023年1月13日閲覧。)
- ↑ キャンベル 1994, p. 217
- ↑ “Amadeo Baldovino (1916-1998)”. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月13日閲覧。