アナザースカイ (テレビ番組)
『アナザースカイ』(英: another sky)は、日本テレビ系列(NNN加盟局)で2008年10月10日から2021年10月1日まで第1シリーズから第3シリーズが放送され終了、1年後の2022年10月7日より第4シリーズが放送中のバラエティ番組・紀行番組のシリーズである(字幕放送)。ハイビジョン制作。番組開始当初から、地上アナログ放送ではレターボックス形式で放送。
第1シリーズである『アナザースカイ』(以下、「I」〈ワン〉とも記す。)はシリーズ開始から2019年3月29日まで放送。第2シリーズである『アナザースカイII』(アナザースカイ ツー。以下、「II」とも記す。)は同年4月5日から2021年3月26日まで放送。2021年4月16日(4月15日深夜)から同年10月1日(9月30日深夜)までは、第3シリーズとしてタイトルを『アナザースカイ』に戻し放送。2022年10月7日からは、第4シリーズとして『Google Pixel presents ANOTHER SKY』が放送されている。
概要[編集]
毎回ゲストを1人招き、その人の興味深い人生を掘り下げていく。「海外にある第2の故郷」または「憧れの地」をテーマにトークが進められる。初代MCとして今田耕司と宮尾俊太郎の男性2人で務めていた。番組のオープニング曲は村治佳織が担当し、初回・100回記念のゲストとしても出演した。
当初は金曜日の23時30分 - 23時55分の枠でスタート。金曜23時台後半にバラエティ枠が設置されるのは『ウンナン世界征服宣言』が終了して以来、13年半ぶりであった。2009年10月2日からは、『未来創造堂』の終了に伴い、放送時間が30分繰り上がって23時 - 23時30分の放送となり、放送時間も5分拡大された。
番組形式は、当初、ゲストの代理でワールドリサーチャー(ゲスト自身が務めることもある)が実際に海外ロケに赴き、MCとゲストがスタジオでその様子を収録したVTRを見ながらトークする形式であったが、2010年に入り、ワールドリサーチャーのシステムが減り、ゲスト自身が海外ロケを行う事が増え、2011年1月7日の放送より、ワールドリサーチャーがレギュラーから外れ、ゲスト自身が現地ロケを行うようになった。
アナザースカイIIにリニューアル後は、番組テーマが「夢の数だけ空がある」、「人生の第II楽章」となった。新ロゴマークは佐藤オオキがデザインを担当した。リニューアル直後はトーク部分の収録をスタジオを離れてゲストゆかりの場所で行っていたが、後にスタジオ収録に戻っている。
番組の歴史[編集]
2008年10月10日より、今田と宮尾の男性2人のMCで、ゲストとして村治佳織を迎えて放送を開始した。
2009年3月20日の放送より初代女性MCとしてLIZAも参加。LIZAは2009年最初の放送のゲストでもあった。
2010年9月24日放送回をもって宮尾とLIZAがMCから降板し、同年10月1日放送回から2代目女性MCとして長谷川潤が加入した。また、スタジオセットも森田恭通がデザインしたものにリニューアルされた。なお、森田がテレビ番組のセットを手がけるのは、今回が初である。
2012年9月21日放送回をもって長谷川が降板し、同年9月28日は今田が単独でMCを務めた。10月5日の4周年スペシャル(15分拡大)から3代目女性MCとして岸本セシルが加入した。更に、10月19日にはスタジオセットも森田が新たにデザインしたものに新装された。
2014年9月26日放送回をもって岸本が降板し、同年10月3日放送回から瀧本美織が4代目女性MCとして加入した。同年10月17日放送回より、スタジオセットが森田のデザインにより3度目のリニューアルが行われた。
2016年9月30日放送回をもって瀧本が降板し、同年10月7日放送回からは中条あやみが5代目女性MCとして加入した。
2017年10月6日・13日放送回は「10年目突入SP」として、宮尾と歴代女性MC4名がゲストとしてスタジオに登場し、これまでの旅の一部を振り返った。10月20日放送回からは、スタジオセットもこれまでの森田に代わり、佐藤オオキがデザインしたものにリニューアルされた。
2019年3月29日をもって、5代目女性MCの中条が卒業するとともに「I」としては終了し(ただし、プロ野球開幕戦中継の延長により15分繰り下げとなり、23時15分 - 23時45分に放送)、翌週の4月5日からは「II」として放送継続の上、「I」からのシリーズ通算6代目となる女性MCとして、広瀬アリスが就任した(ただし、番組名改題後の初回は『金曜ロードSHOW!』の35分後拡大のため、35分遅れとなり、23時35分 - 翌0時05分の日またぎ放送となった)。
2020年に入ってからは、世界的な新型コロナウイルス感染症の流行により日本国外での撮影が困難になり、同年4月以降は日本国内で撮影したものおよび過去の放送をテーマ別にまとめた総集編の放送が中心となっている。
2021年4月の改編で金曜未明(木曜深夜)に放送枠が移動し、パート3としてタイトルが『アナザースカイ』に戻された。移動後は、一部地域での放送となる。女性MCは、日本テレビアナウンサーの岩本乃蒼と河出奈都美が交代で務める。
2021年8月より、女性MCとして佐藤晴美が就任した。
2021年9月1日付の日刊スポーツの記事で、コロナ禍で海外ロケができなくなり、国内ロケに切り替えて対応してきたが、同月末をもって終了することが関係者の話として明らかになり、翌2日にオンライン形式で行われた日本テレビ改編説明会見において正式に発表された。そして、2021年10月1日の放送をもって、「アナザースカイ」シリーズは13年の歴史に一旦幕を閉じた。
2022年6月12日に1時間の復活特番を放送。番組MCもレギュラー放送終了時点と同じく、今田と佐藤が務めた。
2022年10月7日より、約1年ぶりにレギュラー放送が再開した。MCは今田と、2019年3月に番組を卒業して以来約3年半ぶりの復帰となる中条が務める。また、2021年3月以来約1年半ぶりに金曜23時 - 23時30分の放送となる。
2023年10月からは同年秋の改編でこれまでの時間帯に新アニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT」が編成されるため、当番組は放送時間を土曜23時 - 23時30分に移動。また、新たな女性MCとして八木莉可子が加入する。しかし、移行後の初回はMCの今田が裏番組の『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』(21:10 - 23:20フジテレビ)に出演していたため20分間裏被りとなる。翌週も、今田が『オールスター感謝祭』(18:30 - 23:48TBSテレビ)に出演するため、2週連続裏被りとなったが、当日は八木莉可子の滋賀県ロケだけで今田は出演しなかった。
スポンサー[編集]
2016年3月放送分まではJTの単独スポンサーだった。それ以前は『オジサンズ11』の筆頭スポンサーを務めていた。
提供クレジットは右中央に表記される(複数社提供になってからは一般的な表記)。
金曜深夜にJTの単独スポンサー番組が登場するのは『TVムック・謎学の旅』以来となる。また、曜日を問わない深夜番組を含めると『鉄腕!DASH!!』の初期以来となる。
東日本大震災後の2011年3月18日から4月22日までJTの提供クレジットは表示されず、CM枠にはACジャパンの広告が放送されていたが、4月29日に復活した。
2016年3月をもってJTの単独スポンサーではなくなり、同年4月からは各社提供となった(JTはその後2018年3月まで、各社提供社のうちの一社として提供継続)。また、全てのスポンサーがカラー表示となっている。
その後は、Jeep、AMERICAN EXPRESSともう一社(DHC→東京ディズニーリゾート→marimo)が筆頭スポンサーだった。
2022年10月からのレギュラー放送復活では『Google Pixel Presents ANOTHER SKY』として、Googleの単独スポンサーとなる。
出演者[編集]
- MC
-
- 今田耕司(2008年10月 - 2021年10月、2022年10月 - )
- 八木莉可子(2023年10月 - )
- ナレーター
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- バッキー木場
過去の出演者[編集]
所属は出演当時
MC[編集]
男性
- 宮尾俊太郎(2008年10月 - 2010年9月)
女性
- LIZA(2009年3月 - 2010年9月)
- 長谷川潤(2010年10月 - 2012年9月)
- 岸本セシル(2012年10月 - 2014年9月)
- 瀧本美織(2014年10月 - 2016年9月)
- 中条あやみ(2016年10月 - 2019年3月)※ここまで「I」の女性MC。
- 広瀬アリス(2019年4月 - 2021年3月)※ここまで「II」の女性MC。
- 岩本乃蒼(日本テレビアナウンサー)、河出奈都美(日本テレビアナウンサー)(2021年4月 - 7月)
- 佐藤晴美(2021年8月 - 2021年10月)
- 中条あやみ(2022年10月 - 2023年10月)
ワールドリサーチャー[編集]
※2010年1月22日放送までの呼称はワールドリポーター。
- 阿部まりな
- 神谷美伽
- 大野瑠衣
- 橘麗美
- 篠田麻里子(当時・AKB48)
- 北原里英(当時・AKB48)
スタッフ[編集]
エンディングのスタッフ表記はすべて英語である。
- クリエイティブディレクター:加藤孝司(以前はクリエイティブディレクター→演出・プロデューサー・プランナー)
- 構成:塩沢航、近藤祐次、小幡真弘
- 音効:高取謙
- ロケ技術:日名透、菅野一哉
- 技術協力:NiTRO
- 美術協力:日テレアート
- Webデザイン:Weekday
- TM:保刈寛之
- EED:加藤スミ人、峯村望(峯村→以前は編集アシスタント)
- MA:山口誠
- ロゴデザイン:nendo
- アートアシスタント:DI CLASSE
- 営業:髙橋靖、平野亜由子(平野→2023年6月2日 - )
- ディレクター:高柳健太朗、鵤晴美、市葉純一、阿部さちよ、吉田尚行、植田萌、植木優花、寺沢隆(鵤・阿部・吉田→以前はワールドディレクター)
- プロデューサー:清水真美子 / 斉藤一宏、井島あおい、河野朋恵、昆祐子、大城麻世(大城→以前はAP)
- チーフプロデューサー:原司
- 制作協力:Boom up、Octagon group
- 製作著作:日本テレビ
過去のスタッフ(アナザースカイ)[編集]
- 構成:内田わくわく
- TM:古井戸博、佐治佳一、望月達史
- ロケ技術:斉藤貴臣、菅野一哉、杉山幸司
- EED:蒔田智浩
- 編集アシスタント:チパナかおり、河内真由
- 技術協力:DEEP
- 美術協力:Orȳza
- 編成:松隈美和、瀬戸口正克、越部憲洋、寺内壮、中村圭吾
- 営業:田仲芳幸、福田一寛
- 広報:浜崎英人、松榮大、高木明子
- Web作家:岡野ぴんこ
- デスク:木村真由美(以前はデスク→AP)、野口美樹
- タイムキーパー:南田めぐみ
- AD:近藤健太、チノショウタロウ、春宮清之介、岡本あかね、板垣雅斗、吉田裕紀、河合隆徳、絹川和希、出原逸、伊藤早希
- アシスタントプロデューサー:堀内美保、花田桂、西あかね、鈴木菜津美
- ワールドディレクター:津留正宏、伊澤洋介、吉江智宏
- ディレクター:大嶽一豪、松田幸樹、藤野大作、前島隆昭、森貴志、竹内潤(全員以前はワールドディレクター)
- チーフディレクター:中津雄太
- プロデューサー:鬼頭直孝、滝澤真一郎、井原亮子(井原→2019年12月6日 - 2020年5月29日)、岩崎小夜子(2020年6月5日 - 2021年9月30日)/ 熊木祐一、中島聡子、岡本計(岡本:以前はラインP→一時離脱→復帰)
- ラインプロデューサー:鈴木雅人(2012年6月1日 - 11月30日)
- 統括プロデューサー:中村博行(2014年12月5日 - 2015年5月29日)
- チーフプロデューサー:菅賢治(2012年6月1日 - 11月30日)、松崎聡男(2012年12月7日 - 2014年11月28日)、安岡喜郎(2014年12月5日 - 2015年5月29日)、糸井聖一(2015年6月5日 - 2018年5月25日)、東井文太(2018年6月1日 - 2021年5月27日)、秋山健一郎(2021年6月3日 - 2021年9月30日)
- エグゼクティブプロデューサー:梅原幹
- 制作協力:AX-ON
過去のスタッフ(ANOTHER SKY)[編集]
- 営業:滝澤真一郎(2022年10月7日 - 11月25日)、岩下英恵(2022年12月2日 - 2023年5月26日)
- ディレクター:下村健郎
- プロデューサー:藤﨑一成(2022年10月7日 - 2023年11月25日)、白鳥秀明
復活SP[編集]
- 企画・監督:加藤孝司
- 構成:塩沢航、近藤祐次
- EED:蒔田智浩、峯村望
- MA:山口誠
- 音効:高取謙
- 技術協力:NiTRO、DEEP
- ロケ協力:ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜
- デスク:木村真由美
- 制作:木本颯太、加川果林
- 演出・撮影:中津雄太
- ディレクター:鵤晴美、下村健郎、植田萌
- プロデューサー:中島聡子、斉藤一宏、岡本計、昆祐子
- プロデューサー/営業:滝澤真一郎
- 統括プロデューサー:宮本誠臣
- チーフプロデューサー:原司
- 制作協力:AX-ON、Boom up
- 製作著作:日本テレビ