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アサヒ飲料

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アサヒ飲料株式会社(アサヒいんりょう)は、1982年(昭和57年)に設立されたアサヒグループホールディングスの清涼飲料水部門の子会社。本社は東京都墨田区吾妻橋1丁目23番1号。

概要[編集]

120余年に及ぶ炭酸飲料のロングセラーブランド「三ツ矢サイダー」やオレンジ飲料のロングセラー「バヤリースオレンジ」、国産の本格的なスパークリング・ウォーター(炭酸水)の中で最も長い歴史を誇る「ウィルキンソン タンサン」、缶コーヒーの「WONDA」シリーズ、ブレンド茶の「十六茶」、乳酸菌飲料のロングセラー製品「カルピス」シリーズなどを製造・販売するアサヒグループのソフトドリンク事業。清涼飲料水業界では2022年現在、コカ・コーラボトラーズジャパン、サントリー食品インターナショナル(サントリーフーズ)に次いでシェア第3位。現在は清涼飲料水の他、アサヒグループHDの酒類事業会社であるアサヒビールが販売するカクテル・チューハイなど酒類の製造も行っている。

設立当初は、「三ツ矢フーズ」だったが、1987年(昭和62年)に「アサヒビール飲料」と社名を改め、さらに1996年(平成8年)に現在の社名となる。2011年(平成23年)7月1日、旧法人のアサヒビールが持株会社移行に伴い「アサヒグループホールディングス」に商号を変更したのに伴い、アサヒ飲料は同社の事業子会社となった。その後、2022年(令和4年)1月1日に実施されたアサヒグループの事業再編に伴い、アサヒグループジャパンの子会社となった。

近年は他社の飲料メーカーとの提携・権利取得などに力を入れ、2007年(平成19年)、カルピス株式会社(旧法人)と業務提携して自動販売機部門を統合(その後2012年にアサヒグループホールディングスがカルピスを買収し兄弟会社に)したのに続き、2010年(平成22年)にはハウス食品が長年発売してきた「六甲のおいしい水」(現・アサヒおいしい水 六甲)の製造・販売権を同社から53億円で取得し、同年7月6日から発売を開始した。また2015年(平成27年)3月には大塚製薬と自動販売機で相互提携を結び、大塚側で「WONDA」、アサヒ側では大塚の「ポカリスエット」の販売を開始した。さらに、2016年(平成28年)1月1日にアサヒグループホールディングス傘下企業の再編で旧法人のカルピス株式会社を吸収合併、「カルピス」や「カルピスソーダ」「カルピスウォーター」「ウェルチ」 「ぐんぐんグルト」 などの旧カルピス社から販売されていた全商品をアサヒ飲料の商品として扱うようになった。これと同時に旧カルピス社の一部事業を継承して設立されたカルピスフーズサービス株式会社は「(新)カルピス株式会社」に商号を変更した。

沿革[編集]

  • 1884年(明治17年) - 「平野水」(後の三ツ矢サイダー)発売。
  • 1907年(明治40年) - 帝国鉱泉株式会社から「三ツ矢印平野シャンペンサイダー」発売。
  • 1909年(明治42年) - 帝国鉱泉株式会社から「三ツ矢シャンペンサイダー」発売。
  • 1951年(昭和26年)11月 - 朝日麦酒(現在のアサヒビール)が「バャリースオレンヂ」と「ウヰルキルソンタンサン」製品の販売権を取得、販売開始。
  • 1952年(昭和27年)4月 - 「全糖三ツ矢シャンペンサイダー」発売。
  • 1959年(昭和34年)3月 - 缶入り「バャリース」発売。
  • 1966年(昭和41年) - 「ジンジャエール」「ドライジンジャエール」「レモネード」「トニック」の新グリーン瓶を発売。
  • 1970年(昭和45年) - 「三ツ矢サイダー シルバー」発売。
  • 1972年(昭和47年)
    • 3月 - 株式会社三ツ矢ベンディング設立。
    • 4月 - 朝日麦酒株式会社の飲料水ベンディング業務を引き継ぎ営業開始。
  • 1981年(昭和56年)10月 - 缶コーヒー「三ツ矢コーヒー」発売。
  • 1982年(昭和57年)3月 - 三ツ矢フーズ株式会社設立。
  • 1987年(昭和62年)
    • 4月 - アサヒビール飲料株式会社に商号変更。
    • 5月 - 西日本アサヒビール飲料株式会社設立。
    • 10月 - 九州アサヒビール飲料株式会社設立。
    • 12月 - 東海アサヒビール飲料株式会社設立。
  • 1988年(昭和63年)
    • 1月 - 北海道アサヒビール飲料株式会社に商号変更。
    • 10月 - アサヒビール飲料製造株式会社を設立。
  • 1990年(平成2年)
    • 1月 - 明石工場竣工。
    • 2月 - 缶コーヒー「J.O.」発売。
    • 9月 - アサヒビール飲料、西日本・東海・九州アサヒビール飲料の3社が合併。
  • 1991年(平成3年)1月 - アサヒビール株式会社から飲料水卸関係業務を引き継ぐ。
  • 1994年(平成6年)3月 - 北陸工場竣工。
  • 1996年(平成8年)7月 - アサヒビール飲料とアサヒビール飲料製造と北陸アサヒビール飲料製造が合併し(存続会社はアサヒビール飲料)、「アサヒ飲料」発足、商品開発から製造、販売までの一貫体制を開始。
  • 1997年(平成9年)9月 - 缶コーヒー「WONDA」発売。
  • 1998年(平成10年)3月 - ノンシュガーコンディショニングウォーター「オー・プラス」発売、
  • 1999年(平成11年)8月31日 - 東京証券取引所市場第一部に株式上場。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月 - 「アサヒ旨茶」発売。また大正製薬と提携し、自動販売機における「リポビタンD」の販売を開始。
    • 4月 - 富士山工場竣工。
  • 2002年(平成14年)
    • 3月 - 創立20周年。
    • 10月 -「朝専用」缶コーヒー「WONDA モーニングショット」発売。
  • 2005年(平成17年)
    • 1月 - 微糖タイプ缶コーヒー「WONDA ショット & ショット」発売。
    • 2月 -「十六茶」をノンカフェインに変更。
  • 2006年(平成18年)
    • 4月 - 無糖・ブラックの缶コーヒー「WONDA 100年BLACK」発売。
    • 11月 -「ぎゅぎゅっとしみこむコラーゲンWATER」発売。
  • 2007年(平成19年)
    • 1月 - 「WONDA 圧力仕立て」発売。
    • 2月 - 「十六茶」を全面リニューアル。
    • 4月 - 「WONDA ショット&ショット69」の後継商品として「WONDA アフターショット」発売。
    • 10月 - カルピスとの自動販売機事業の統合を公表。
    • 10月25日 - アサヒビールが完全子会社化を発表、翌26日からTOBを実施。アサヒ飲料も賛同し、期末配当・株主優待の廃止などでTOB応募を促した。
    • 12月7日 - アサヒビールのTOBが成立。アサヒビールは発行済株式の97.44%を取得。
    • 12月10日 - カルピスとの共同出資で、自動販売機(自販機)事業の持株会社「アサヒカルピスビバレッジ株式会社(持株会社)」を設立(出資比率アサヒ80%・カルピス20%)。
  • 2008年(平成20年)
    • 1月4日 - 自販機事業子会社のアサヒビバレッジサービスの全株式を、アサヒカルピスビバレッジ(持株会社)に譲渡(カルピスも同日、カルピスビバレッジ各販社の全株式をアサヒカルピスビバレッジ(持株会社)に譲渡)。
    • 3月21日 - 定時株主総会にてアサヒビールによる全株取得が承認される。東京証券取引所の上場廃止基準に従い、翌22日から本会社の銘柄が整理ポストに割り当てられる。
    • 4月1日 - 自社の自動販売機事業を、会社分割(吸収分割)によってアサヒビバレッジサービスに承継。同時にアサヒビバレッジサービスはアサヒカルピスビバレッジ(販社)に商号変更。
      • これによりアサヒ飲料・カルピス両社の自販機事業が全てアサヒカルピスビバレッジ(持株会社)の傘下に入った。
    • 4月22日 - 上場廃止。
    • 4月30日 - アサヒビールの完全子会社となる。
  • 2009年(平成21年)
    • 2月 - 「香る緑茶 いぶき」発売。
    • 5月 - 「三ツ矢サイダーオールゼロ」発売。
  • 2010年(平成22年)
    • 1月 - アサヒビールグループの統一コーポレートスローガン「その感動を、わかちあう。」を制定。当社の他に、アサヒビールやアサヒフードアンドヘルスケアでも同一のスローガンを用いる。
    • 5月 - 「ティオ(TeaO)」が糖類ゼロの紅茶ブランドとして復活(1995年(平成7年)にアサヒビールからノンシュガー紅茶として発売されていた)。
    • 6月 - ハウス食品より、「六甲のおいしい水」ブランドで展開するミネラルウォーターの製造・販売事業を取得。同年7月より「六甲のおいしい水」の販売を開始。
    • 11月 - 軽資源化・軽量化により緑茶飲料では最軽量の18gを達成するとともに、開けやすく、持ちやすい「ダブルフィット」型形状を採用した500mlPET「ハンディ・エコボトル」を開発。2011年より後述の「匠屋 緑茶」を皮切りに無糖茶飲料に順次導入される。
    • 12月 - カゴメより「六条麦茶」ブランドの製造・販売権を取得。2011年(平成23年)5月31日より「六条麦茶」の販売を開始。
  • 2011年(平成23年)
    • 1月 - 「匠屋 緑茶」を発売。
    • 7月 - 親会社のアサヒビール株式会社が持株会社移転により「アサヒグループホールディングス株式会社」に商号を変更。アサヒ飲料もアサヒグループHDの事業子会社になった。
  • 2012年(平成24年)
    • 3月 - アメリカのモンスタービバレッジ社から、アメリカ発のエナジードリンク「モンスターエナジー」ブランドの日本国内における独占販売権を取得。同年5月に「モンスターエナジー」と果汁入りタイプ「モンスターカオス」の2品目の販売を開始(なお、以降に発売されるシリーズ品を含め、製造及び問い合わせはモンスターエナジージャパン合同会社が担当するため、アサヒ飲料の製品情報のページには掲載されない)。
    • 6月 - ミネラルウォーター「六甲のおいしい水」を西日本向け製品「アサヒおいしい水 六甲」にリニューアルするとともに、東日本向け製品「アサヒおいしい水 富士山」を新たに発売し、「アサヒおいしい水」としてブランド化する。
  • 2013年(平成25年)9月 - 前年10月にアサヒグループHDの傘下となった(旧)カルピス株式会社の国内飲料事業(アサヒビールへ移管された「カルピスサワー」とエルビーへ移管されたチルド飲料を除く)及び営業部門を吸収分割により当社へ移管統合。これにより、新設の「営業統括本部」直下に「カルピス営業本部」が設けられ、従来からの当社の営業機能は「営業統括本部」直下の「アサヒ営業本部」となる。
  • 2014年(平成26年)4月 - 190円(メーカー希望小売価格)の高価格帯の炭酸飲料「アサヒのレモネード 特濃」を発売。
  • 2015年(平成27年)
    • 1月 - 関連会社沖縄バヤリースの解散にともない沖縄県でのバヤリースオレンジ含めた一部商品を譲り受け、アサヒオリオンカルピス飲料を通じて取り扱い開始。
    • 3月 - 大塚製薬及び大塚ウエルネスベンディングとの間で自動販売機における相互販売に関する業務提携を締結。これにより、当社保有の自動販売機で大塚製薬の主力製品である「ポカリスエット」、大塚ウエルネスベンディングが保有する自動販売機で当社の缶コーヒー「WONDA」の相互販売を開始。
    • 4月 - ドトールコーヒーとの共同開発によるペットボトル入りコーヒー飲料「ドトール カフェ・オ・レ」を発売。
  • 2016年(平成28年)
    • 1月 - グループ内の飲料事業再編に伴い、(旧)カルピス株式会社を吸収合併。これにより、「カルピス」・「カルピスウォーター」・「カルピスソーダ」・「Welch's(ウェルチ)」・「ほっとレモン」など、カルピスブランドの飲料が当社製品として取り扱いを開始。併せて、(旧)カルピス株式会社の事業の一部を継承してカルピスフーズサービス株式会社から商号変更した(新)カルピス株式会社が当社の完全子会社となる。
    • 4月 - 子会社のアサヒカルピスビバレッジをアサヒ飲料販売に、アサヒオリオンカルピス飲料をアサヒオリオン飲料にそれぞれ商号変更。
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 7月1日 - コーポレートロゴを「Asahi SOFT DRINKS」からアサヒグループ共通の「Asahi」に変更。
    • 10月1日 -「カルピス」未来のミュージアムが開館。
  • 2022年(令和4年)
    • 1月1日 - アサヒグループ再編に伴い、アサヒグループジャパンの子会社となる。
    • 4月 - 紅茶飲料の新ブランド「和紅茶」を発売。
    • 11月 - 2018年(平成30年)をもって一度終売していた「黒豆黒茶」を刷新の上、約4年ぶりに再発売。
  • 2023年(令和5年)
    • 1月23日 - ダイドードリンコ株式会社との共同株式移転による自販機事業運営会社ダイナミックベンディングネットワーク株式会社を設立。
    • 4月4日 - 緑茶飲料の新ブランド「颯(そう)」を発売。


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