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しまむら

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株式会社しまむら(英: SHIMAMURA Co., Ltd.)は、郊外を中心に衣料品チェーンストアを全国展開する埼玉県さいたま市の企業。国内では業界第2位。全都道府県に店舗を持つほか、台湾などへも展開している。

概要[編集]

主にファストファッションブランドとして認知されている。

ただし、ユニクロやGAPなどのようなSPAではなく、各アパレルメーカーから仕入れて小売する業態である。

日本国内の店舗の外壁はベージュ、ピンク色、赤色で統一され、床には御影石を使用している。

親の買い物に付き添い退屈してしまう子ども向けに、店内に小さなゲームコーナーを設置している店舗がある。設置されている筐体はメダルゲーム、クレーンゲーム、乗り物系など多岐にわたるが、型落ちとなったものや古いバージョンのものが多い。以前はほとんどの店舗にゲームコーナーが設置されていたが、現在は廃止する店舗も多く、減少傾向にある。

バイヤーへは「4つの悪」(返品、赤黒伝票、追加値引、未引取り)の追放を公約し、そのフェアな取引商行為によってサプライヤーであるアパレルメーカーとの関係を深めている。それらの取引条件から、しまむらとの取引を優先させ、また最大の得意先がしまむらというアパレルメーカーも少なくないとされる。その結果、低価格で品質の良い、バラエティーに富む商品が陳列され、後述する「しまラー」と呼ばれるような一定の支持を得ている。

店内放送やCMなどで使われている「ファッションセンター しーまーむーらー」というキャッチーな歌は、2021年現在も全国共通で使用されている。

沿革[編集]

  • 1923年(大正13年) - 埼玉県比企郡小川町にて「島村呉服店」を創業。
  • 1953年(昭和28年) - 資本金150万円で「株式会社島村呉服店」を設立。
  • 1961年(昭和36年) - 「しまむら」チェーン1号店を埼玉県東松山市に開業。同時に本社を東松山市に設置。
  • 1970年(昭和45年) - 同社初の複合商業施設「東松山ショッピングセンター」開業。
  • 1972年(昭和47年)9月 - 株式会社しまむらへ社名変更。
  • 1982年(昭和57年) - 埼玉県大宮市(現・さいたま市)に本社を移転。
  • 1988年(昭和63年)
    • 11月 - 埼玉県大宮市(現・さいたま市)に新商品センターを稼働。
    • 12月 - 東京証券取引所二部上場。
  • 1991年(平成3年)8月 - 東京証券取引所一部に指定替え。
  • 1997年(平成9年) - 株式会社アベイルを設立し、「カジュアル&シューズ アベイル」1号店を開業。台湾桃園市に思夢樂股份有限公司を設立。
  • 1999年(平成11年) - 服飾雑貨の専門店「シャンブル」、ベビー・トドラー用品の専門店「バースデイ」1号店をオープン。
  • 2002年(平成14年) - 沖縄県へ進出し、47都道府県への展開となる。
  • 2006年(平成18年) - 靴専門店「ディバロ」の初単独店オープン。
  • 2009年(平成21年) - 株式会社アベイルを吸収合併。
  • 2012年(平成24年) - 都市部出店戦略として丸広百貨店南浦和店、トキハ別府店、津田沼パルコに出店。ロードサイド店とは異なる都市部の出店を開始。
  • 2018年(平成30年) - 全ての取引先企業に対し技能実習生へ違法行為がないように求めた。
  • 2021年(令和3年)1月24日 - 本社を埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目へ移転。

物流拠点[編集]

  • 盛岡商品センター(岩手県八幡平市)
  • 名取商品センター(宮城県名取市)
  • 東松山商品センター(埼玉県東松山市)
  • 桶川商品センター(埼玉県桶川市)
  • 秦野商品センター(神奈川県秦野市)
  • 犬山商品センター(愛知県犬山市)
  • 関ヶ原商品センター(岐阜県不破郡垂井町)
  • 神戸商品センター(兵庫県神戸市)
  • 岡山商品センター(岡山県倉敷市)
  • 北九州商品センター(福岡県北九州市)

展開している店舗[編集]

2019年2月20日現在。

  • ファッションセンターしまむら 1428店舗
  • アベイル 318店舗
  • バースデイ 284店舗
  • シャンブル 97店舗
  • ディバロ 18店舗
  • 思夢樂 47店舗 - 台湾のみ
  • 飾夢楽 11店舗 - 中国のみ

ファッションモール[編集]

しまむらの展開する店舗ブランドを組み合わせたオープン型モールであり、それぞれの店舗を横に並べて1つの建物としたタイプが一般的だが、都市部を中心とした土地の制約がある場所では複層階のタイプや、土地の形状から店舗ごとに別の建物になっているタイプもある。店舗ブランドの組み合わせはファッションモールごとに異なり、2 - 4店舗程度の組み合わせとなる。中にはしまむらの運営する店舗以外が同居するファッションモールもある[要出典]



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