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こちら葛飾区亀有公園前派出所

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こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょ)は、秋本治による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』において1976年から2016年まで連載された。通称及び公式略称は「こち亀(こちかめ)」。

単行本は全201巻に及び、2021年に『ゴルゴ13』に抜かれるまでは「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されていた。

概要[編集]

東京都葛飾区の亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉(りょうつ かんきち)を主人公に、その同僚や周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画。劇画に近い比較的リアルな絵柄(特に連載開始当初)を用いたギャグ漫画としては先駆的な作品である。基本的に一話完結だが、複数話に跨ぐことも時々ある。

1976年6月20日発売の『週刊少年ジャンプ』29号に、4月期の月例ヤングジャンプ賞入選作品の読み切りとして掲載された後、同年の42号から2016年42号まで一度の休載もなく連載された。『週刊少年ジャンプ』で歴代最長の連載記録であり、少年誌の最長連載記録でもある。2016年6月時点で累計発行部数は1億5650万部を記録している。2001年に第30回日本漫画家協会賞大賞を、2004年に第50回小学館漫画賞審査員特別賞を受賞。

2006年に連載30周年を迎え、『週刊少年ジャンプ』誌上で「こち亀30周年企画」が行われた。2016年に連載40周年を迎え、それを記念した「こち亀40周年企画」が行われた。40年の週刊連載で歴代担当は13人になる。様々なメディア展開もされている(後述を参照)。

『週刊少年ジャンプ』以外の漫画雑誌では、『りぼん』1999年2月号付録にこち亀特別編が掲載された(その後、Kamedas2に収録された)他、2011年には連載35周年特別企画として、同年8月から10月にかけて集英社の漫画雑誌13誌(『りぼん』、『マーガレット』、『別冊マーガレット』、『コーラス』、『ビジネスジャンプ』、『スーパージャンプ』、『ウルトラジャンプ』、『Vジャンプ』、『ヤングジャンプ』、『YOU』、『ジャンプスクエア』、『ザ マーガレット』、『Cookie』)に『こち亀』出張版が掲載された(その後、コミックス第999巻としてコミックス化されている)。更に、2011年11月28日から12月2日までの5日間、読売新聞朝刊スポーツ面に広告扱いの4コマ漫画『えっ!?こち亀が4コマ漫画に挑戦!?』(秋本本人が執筆)が掲載された。

連載終了とその後[編集]

2016年9月3日に神田明神で行われた『こち亀』連載40周年記念絵巻奉納式後の記者会見にて、9月17日発売の『週刊少年ジャンプ』2016年42号をもって連載を完結、同日発売のコミックス第200巻で最終巻とすることが発表された。同日から予約開始になった単行本は瞬く間に売れ、予約開始の1週間後にはセブンネットショッピングなどごく一部を除き予約終了という異例の事態となった。連載終了について体調面や執筆についての問題は特になく、区切りの良い時点で『こち亀』を終了させ、新たな作品に取り組みたいという秋本の意向によるものと報じられた。

『週刊少年ジャンプ』で最終話に単独表紙と巻頭カラーを同時に飾った作品は、『SLAM DUNK』に次いで史上2作目。「あの不真面目でいい加減な両さんが40年間休まず勤務したので、この辺で有給休暇を与え、休ませてあげようと思います」と秋本が誌面にコメントを寄せた。最終話は同日発売のコミックス第200巻に同時掲載され、途中までは同じだがオチの展開が雑誌とコミックスとでは異なるという演出(劇中の両津曰く「両方買わせるいやらしい商法」)がなされた。

それから2016年の年末にかけて、連載終了に関連した様々な企画・イベントが催された。詳しくは『こち亀40周年企画』を参照。

なお、一度コミックス第69巻7話「両さんメモリアル」の中でニセ最終回が描かれたことがあった。これに関してコミックス第70巻の「備えあれば憂いなし!?の巻」で、「男の読者は笑っていたが、女の子からは“泣いた”という手紙がいっぱい来てしまった」と両津が語っている。また、コミックス第114巻の「両さんおすすめ!!こち亀コミックスプレビュー」にて「うその連載終了で、たくさんの抗議が来た作品だ」と紹介されている。

連載終了から1年となる2017年42号に新作読切と、秋本が『グランドジャンプ』で不定期連載している『BLACK TIGER』の単行本発売を記念したコラボ漫画が掲載された。

また、2018年には腕時計の発売も決定しているほか、週刊少年ジャンプ創刊50周年の記念号となる2018年33号に2度目の新作読切が掲載された。

2019年には集英社ジャンプリミックスの「平成こち亀 3年1〜6月」に平成最後となるVチューバーと新しい元号をテーマにした描き下ろし新作が掲載された。さらに、PHSサービス終了記念でスペシャルコラボ企画も行われ、12月16日発売の『週刊少年ジャンプ』において、紫綬褒章受章記念の短編が掲載されたほか、12月27日発売の『平成こち亀 7年1〜6月』において新作が掲載された。

2020年には、新作が発表されているだけでなく、新型コロナウイルスに立ち向かう人々に向けての書き下ろしイラスト付きポスターも登場している。さらに、WONDAとのコラボも実施されている。また、ビビッドアーミーとのコラボも実施されただけでなく、12月21日発売の週刊少年ジャンプと12月25日発売の「平成こち亀 13年1月〜6月」においても新作が掲載されるとの発表もあった。

2021年には、日暮熟睡男にスポットを当てたリミックス「こち亀 日暮祭」が東京オリンピック開催を受けて7月16日に発売された。さらに、7月19日発売の週刊少年ジャンプにも新作が掲載されただけでなく、10月4日に、201巻の発売も決定した。なお201巻は2016年の連載終了後に描き下ろされた作品がメインで収録されており、これと同時期に平成こち亀にも3号連続で新作読み切りが5ページ分掲載されるとの発表もあった。さらに連載45周年を記念したビッグプロジェクトも実施されることになった。『週刊少年ジャンプ』2021年43号には新作エピソードが掲載された。

2022年には、2024年度を目標に亀有駅南側にこち亀をテーマにした施設を開業させるとの発表もあった。同年8月、『週刊少年ジャンプ』2022年36・37合併号にて、新たな読み切りが発表された。さらに、平成こち亀にも新作が掲載されている。

2023年、『週刊少年ジャンプ』が創刊55周年を迎えることを記念して、紅月灯が登場する「希望の煙突」シリーズの第3弾で、「希望の煙突『夏』-1963-勘吉たちの夏休み」というタイトルの読み切りを同年32号に掲載。同号では2025年に本作の観光施設が亀有に展開されるという発表も行われた。さらに、新シリーズ記念で3号連続描き下ろしの新作が『秋本治のナイス!なチョイス こち亀』に掲載されることになった。

主な登場人物[編集]

両津 勘吉(りょうつ かんきち)
本作の主人公。台東区浅草生まれ。階級は巡査長。角刈りに左右がつながった太い眉が特徴で、服装は常に腕とズボンの裾をまくり、裸足にサンダル下駄を履いている。
人間の常識を遥かに超えた身体能力と生命力の持ち主。金儲けとギャンブルが大好きで、金が絡むと手段を選ばず、身の危険も顧みないことがある。手先が器用な無類の趣味人かつ道楽者で、交友関係は非常に広い。飲酒も好み、樽一杯の酒でも一人で飲み干せるほどの強靭な胃袋を持つ。発想力とバイタリティーに溢れ、様々な新商売を始めては成功を収めるが、大抵の場合欲張ったりは調子に乗りやすい面が災いして最後は自滅してしまう。常に底しれぬ野心や強欲さを抱え、あらゆる事において何でも自分の思い通りにならないと気が済まない頑固な面をもつ。自分の非を本気で自覚したり、他人の命が懸かっている場合を除いては考えを改めることも少ない。敵と見なした相手に対して、自分に不利益が生じようが徹底的に付け狙い続ける程に執念深い所もある。
若い頃にはガッツを買われ、刑事課に所属していた時期もある。警察官らしからぬ問題行動を頻繁に起こしては上司の大原に叱責され、謹慎や減給や左遷などの処分を何度も受けている。
大人としては上記のように問題点や短所ばかりが目立つ一方で、義理人情を重んじる性格でもあり同僚や市民が有事の際にはとても頼りになる存在でもあり、人望は厚い。
愛称は主に「両さん」あるいは「両ちゃん」「勘ちゃん」。指導係巡査であるため中川と本田からは「先輩」と呼ばれている。
中川 圭一(なかがわ けいいち)
派出所メンバーの一人。両津の後輩で、階級は巡査。世界的大企業「中川コンツェルン」の御曹司であり、自身も系列会社をいくつも経営し、屋敷に住む。かなりの美形のため、女性にファンが多い。大変なカーマニアで、よく首都高速を走っている。射撃の腕はプロ並。日頃は冷静だが、パニックを起こすと言葉遣いが乱暴になることもある。両津の行動に巻き込まれて悲惨な目に遭うこともあるが、先輩として慕っている。
秋本 カトリーヌ 麗子(あきもと・カトリーヌ・れいこ)
本作のヒロインで、派出所メンバーの一人。階級は巡査。神戸にある世界有数の企業「秋本貿易」の社長令嬢。日本人の父とフランス人の母を持つハーフ。スタイル抜群で包容力もある美女だが、男勝りな面もある。ピアノの演奏と洋菓子作りが上手い。両津のことは常に「両ちゃん」と呼んで対等に接している。
大原 大次郎(おおはら だいじろう)
両津らの上司。階級は巡査部長で、公園前派出所の班長を務める。
生真面目で自他共に厳しく、騒動を起こす両津を怒鳴りつけては胃を痛めている。一方で人の上に立つ者としての器量も備え、両津や中川たちはもちろん住民からも尊敬されている。妻や孫たちには頭が上がらず流行や機械にも疎いため、両津に助力を求めることもしばしば。将棋、剣道、柔道の有段者。
寺井 洋一(てらい よういち) → 丸井ヤング館(まるい ヤングかん)
両津らの同僚で、階級は巡査。派出所メンバーでは大原と両津に次ぐ古参の警察官。
個性の強いメンバーの中では平凡な人物だが、彼らや住民たちを陰で支える「縁の下の力持ち」でもあり、両津から「人生送りバント」主義と評される。
長年にわたり「寺井洋一」という名であったが、170-2で「丸井ヤング館」に改名した。
アニメ版では一貫して「寺井洋一」名義(2016年に放送された特別番組では改名後の話であったが、OPシーンのみ登場)で、メインキャラクターの1人として登場機会も多い。
本田 速人(ほんだ はやと)
交通課に所属する警官。階級は巡査。リーゼントヘアーと黄色いスカーフが特徴。警察官になる前は暴走族のリーダーだった。普段は気弱なお人好しで誰に対しても敬語で接するが、バイクに乗ると乱暴な口調・男気溢れる性格に豹変する。中川同様、両津の行動にはよく付き合わされるが、彼の優しさを理解している一人でもある。

名称[編集]

「亀有公園前派出所」という題名に関して秋本は「長い題名をつけたら審査員が目を引くかなと思って。でも、いざやってみたらあんまり意味なかったですね」と語っている。また、映画『男はつらいよ』の山田洋次監督との対談の中で「『男はつらいよ』のおかげで葛飾区が全国的に広まっていましたから、亀有は知らなくても葛飾区はみんな知っているだろうと思ったんですね。それで長いタイトルになってしまった」とも述べている。もともとアメリカ映画のポリスアクションにあこがれていた秋本はこの要素を取り入れ、身近な派出所を舞台としてこの漫画を執筆したのだという。

略称の『こち亀』は『下町奮戦記』の巻末に作者が「これからはこち亀と略してください」とコメントしたことで、公式の略称となった。コミックスでは、第18巻の巻末コメントで林家しん平が『こち亀』と呼んでいるのが最初である。また書店でもスタッフにはこの略称で通用する。最初期には『派出所』と略されたことがある。

作品の舞台[編集]

主な舞台は亀有公園前派出所がある東京都葛飾区亀有地区、両津の実家がある東京都台東区浅草を中心とした下町、東京23区東部。ただし、話の展開によっては、日本国内はもとより全世界、宇宙、天国、地獄、過去、未来などを縦横無尽に駆け巡る。

亀有公園前派出所
亀有公園は亀有駅北口からすぐのところに実在するが、亀有公園前派出所は実在しない。庁舎外観は両津が原因で全壊しても一貫してこの形で建て直されている。一昔前には、こち亀へのファンレターをこの住所に送ると、当時の郵便局の配慮で秋本のスタジオ「アトリエびーだま」に届けられていた。なお、派出所とは交番の旧称である。アニメ版では、警察内部でも非常に評判の悪い派出所になっていることが判明し、署内のアンケートでは配属されたくない派出所でワースト1に選ばれ(28話・両さんの大脱走)、警察学校では葛飾署のお荷物として知られている(45話・両さんの新人研修)ことが判明している。
新葛飾警察署
連載開始から十数年の間、亀有公園前派出所の所属する警察署は実在する「亀有警察署」であった。しかし、1992年頃の自主規制の際に、既刊コミックスも含めて全てを当時実在しなかった「葛飾警察署」に修正した。その後、10年近くの間「葛飾警察署」を名乗っていたが、2002年12月10日に葛飾区南部を管轄する本田(ほんでん)警察署が葛飾警察署と改称し、「葛飾警察署」が実在する警察署になったことから、「葛飾警察署」の庁舎改築、再改築というネタを経て「新葛飾警察署」へと名称変更した。作中何度も爆発したり倒壊したり炎上したりしているが、奇跡的に一度も殉職者は出ていない。庁舎外観は、新葛飾署へ改名のための改築エピソードの一時期を除いて、両津が原因で全壊しても一貫してこの形で建て直されている。
アニメ版では「かつしか署」と表記されている。

作風の変化[編集]

連載初期こそ、警察官として型破りな両津と仲間たちの仕事風景を描く漫画だったが、次第に作者の趣味や主張、思想などが大きく前面に押し出され、大半の話が警察組織とほとんど無関係になっていった。連載が軌道に乗った中期以降は、世間の流行(主にサブカルチャー)を積極的に題材として取り入れ、緻密な取材とそれを活用する構成力、背景にまで細やかに気遣う丹念さ、機知に富む台詞回しや実験的なアイディアを特徴とした。

連載が40年の長期に渡ったため、登場キャラクターの性格や設定が何度も変更されている。初期は単に粗暴で短気だった両津だが、回を重ねる毎に秋本の画風の変化で丸みを帯び、性格も人情的になった。中川と麗子も同様で初期は過激な面があり、特に中川は「世間知らずのお坊ちゃま」であることが強調された両津同様の問題児だった。その後は2人共落ち着いたキャラクターになったが、時には中川が一発ギャグを披露したり態度が粗暴になったりとキャラが崩壊することもある。また、40年の間にキャラクターの入れ替わりがあり、初期では毎回のように登場したが、次第に登場しなくなり消えてしまった戸塚金次やふーたろーなどのキャラクターが多数存在する。

また、かつては男性キャラクターが女性差別的な発言をしたり、両津が事あるごとに麗子の髪を引っ張るといった描写も多く存在していたが、後年になると見受けられなくなり、逆に両津が麗子や婦警たちから反撃を喰らう描写も増えていった。

現代が舞台であるため、いずれの話も当時の社会現象や社会問題、生活様式などがリアルタイムで強く反映されている。分かりやすい例では、派出所内の電話機が黒電話→プッシュホン→コードレスホンと代替されていき、FAXやパソコンも導入され、やがて各人物が携帯電話(フィーチャーフォン→スマートフォン)を持つようになる。かつて作品内に登場していた事象を、十数年後の単行本では両津たちが「過去のもの」として懐かしんだり、存在を知らなかったりするという描写もある。コミックス第130巻になると、今昔の作風の変化を作中で自らネタにすることが見られるようになった。特に連載末期は流行に敏感であり、時事ネタが非常に多くなってきていた。最先端の話題の描写は緻密であることも特徴で、これは作者による地道な取材が大きく反映されている(詳細は秋本治の項目を参照)。

  • 時代ごとの流行を登場させたことについて作者は、パソコンが出始めた時期に「今新しいものを出すと、古くなるよ」と人から言われたことがあったが、「逆に今それを描いておけば時期も分かるかもしれないと思った。そこで、あえて出すようにした」ことを連載終了後に明かしている。
  • 時事ネタを盛り込むも、情勢が急変して史実通りにはならなかった回がある。第86巻収録の「大東京ゴミ事情!の巻」は、当時東京都23区で導入予定だった半透明ゴミ袋の義務化をテーマにしたエピソードで、ジャンプ本誌掲載前の1993年10月1日より導入されることを想定して描かれていたが、導入7日前に翌1994年1月17日へ急遽延期される事態が発生。しかし既に原稿が完成してしまい、ボツにするにはもったいなかったため、苦肉の策として、扉絵にて両津が東京都への愚痴を言いつつ「10月1日に実施されたと仮定して読んでくれ」と釈明する処置が執られた。

画風についても年々変化していた。初期は背景からすべて秋本一人で描いており、細かい所まで入念な劇画調であった。連載が進むとアシスタントを採用するようになり、背景やメカニック描写、モブなどはアシスタントへ任せる割合が増えていく。コミックス第150巻以降はラフで幾分シンプルな絵柄になっていた。作者自身も過去の画風を意図的に再現したエピソードでは、過去の原稿をトレースしたり、初期の単行本を真似て描いていたほどである。また、初期に登場していたキャラを後年に再登場させる際に、「当時の絵はもう描けない」と開き直り、性格も含めて全くの別人にしてしまうこともあった。

当初は連載年数と並行で登場人物が加齢していたが、長期連載化に伴い頻繁に設定変更が行われるようになり、正式な年齢が言及されることはなくなった。コミックス第133巻収録の『おしえて両津先生 派出所七ふしぎの巻』によれば、「漫画の世界は時空をこえた時の流れがある」とのことで、結局のところ、年齢は(一部を除き)全員不明で加齢はしないということになっている。

初期は必ずと言っていいほど派出所の掲示板や室内の壁などに、作者の趣味絵(戦闘機やスナイパー、自動車など)のポスターや、文章を書いた貼り紙が貼られていた。貼り紙に書かれている内容は、作者の日録、アシスタントや交友関係のある作家の内輪ネタ、担当編集者への愚痴、果てには作者がファンだったアグネス・ラムやノブ・スクリーンに太田裕美、宮崎美子などのネタも並んでいた。

  • コミックス第14巻収録の「ファイター!!の巻」では、作者がバイクで一時停止違反をして罰金四千円をとられたという内容の貼り紙があり、取締まった警察官の名前や勤務先まで具体的に書き、「まずしいボクから四千円とるなんてオニのようだ!」などと恨み節が繰り返されていた。ついには背景の建物にも「四千屋」「四千円病院」とまで書かれていたが、1990年代以降の重版ではすべて白紙の貼り紙に修正されている。
  • また、初期における(それ以降の作風と比較すれば)過激な描写も、現在はほぼ改訂されている。そのため初期作品を現行版で読む際は、雑誌掲載時のままでない事に留意する必要がある。

あくまで作者の「創作」として描かれていた劇中の事件や出来事が、後年になって酷似した事件・出来事として現実に発生したケースもある。

2000年~2001年頃にかけて女性キャラの胸が異様に大きく描かれていた時期があり、これは読者に不評だった為に元のサイズに戻されたという。



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