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くまモン

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くまモンは、熊本県が2010年(平成22年)より「くまもとサプライズ」キャンペーンにおいて展開している熊本県PRマスコットキャラクター。ゆるキャラグランプリ2011王者。名前の「モン」はひらがなではなく、カタカナ表記である。基本的に言葉は発しないが、イベントなどで声優の入江麻衣子が声を担当することもある。

名称[編集]

くまモンは、熊本弁で者をモンと発音すること以外にも「くまもと」と一字違いであり、熊本県のキャラクターであるとすぐに認知してもらえることや、語尾に「モン」を付けるとキャラクターに不可欠のかわいらしさが出ることから採用されたものである。

当キャラクターの管理者は、正式な発音を決めていない。ただし、標準語・共通語において、「くまモン」のアクセントには「平板型」と「頭高型」の2通りがあるとの説がある。なお、日本語の方言のアクセントには多様性があるため、中高型や尾高型のアクセントで呼ばれる場合もあり得る。

「平板型」を採用する立場は、「くまモン」(熊本の者)が「よそもん」(他所の者)等と言葉の成り立ちが同系であることから「よそもん」と同様のアクセントであるべきとする。また、熊本弁の発音特性から「平板型」とすべきともされる(ただし、熊本県では東部は無アクセントであるが、西部は二型式アクセントである)。

他方、「頭高型」を採用する立場は全国的に認知された優勢なアクセントであるためとしている。また、キャラクターデザインをした水野学も「頭高型」との認識で命名したとしている。

2011年(平成23年)11月、「第2回ゆるキャラさみっとin羽生2011」において行われた「第1回ゆるキャラグランプリ」でくまモンが優勝したのを機に、熊本県所在の放送各局のアナウンサーによる懇親会「熊本地区アナウンス協議会」において発音の議論があったものの、統一はせずに各局毎の判断に委ねることになった。

公式ツイッターにおいて2012年(平成24年)1月、熊本弁の無アクセントのエリアの発音に基づいて「平板型」を推奨するようなツイートがあった。しかし、2014年(平成26年)6月にはどちらでも良いとのツイートをしている。

プロフィール[編集]

  • 生誕地:熊本県
  • 誕生日:3月12日
  • 性別:男の子
  • 年齢:ヒミツ
  • 性格:好奇心旺盛でやんちゃ好き
  • 趣味:くまモン体操
  • 体型:メタボ
    • 初登場から数か月間は痩せていたが、熊本の美味しいものを食べ過ぎて、現在の太った体型になった。太っているがメタボリックシンドロームを患っているという記述はない
  • 職業:地方公務員
  • 現在の肩書は「熊本県営業部長」兼『熊本県しあわせ部長』。勤務地は県庁本庁舎ではなく熊本市中央区の鶴屋百貨店本店東館1階にある「くまモンスクエア」(営業部長室を与えられている)。毎週火曜・木曜は不在。
    • 2011年9月29日までは熊本県臨時職員、2011年9月30日より知事、副知事に次いで3番目の地位の熊本県営業部長に就任(同じ位置には熊本県宣伝部長でタレントのスザンヌがいる)。ダイエット失敗により分限処分で2015年3月30日から6月末まで営業部長代理に降格。
    • これまでに使用した肩書は『くまもとサプライズ特命全権大使』、『くまモンミリオンプロジェクトリーダー』。
  • 一番の友達:蒲島郁夫(2008年から2024年までの熊本県知事)・スザンヌ
  • 資格:日本さかな検定3級、将棋アマチュア初段、温泉ソムリエ、サッカー検定6級、人吉球磨検定3級
  • 東京大学 先端科学技術研究センター 稲見・門内研究室の「せんたん研究員」も務める

誕生[編集]

2011年の九州旅客鉄道(JR九州)九州新幹線全面開業へ向けて、熊本県は2006年11月、近畿地方・中国地方をターゲットにして認知度をアップさせるために「KANSAI戦略会議」を立ち上げた。九州新幹線では熊本駅が終着駅にならないため、通過駅として扱われることに対して危機感があり、さらに熊本県の認知度が九州他県と比べて低く、熊本県への興味や関心をほとんど持たれていなかったことが背景にある。

その中で、新幹線元年事業アドバイザーに就任した天草市出身で脚本家の小山薫堂も熊本県民が日常にあるサプライズを見つけ、それを他の人へ広めていって再発見をする、あるいは熊本の魅力をアピールする、また、サプライズでお迎えをするという「くまもとサプライズ」運動を提唱した。

小山は友人であるアートディレクター・水野学(グッドデザインカンパニー)へデザインを依頼するが、初めは「くまもとサプライズ」ロゴデザインの依頼のみであった。水野も、もっと効果的にアピールできる方法があると考えてキャラクターの展開を提案し、小山もこれに賛同した。水野は早速くまモンの顔のパーツ配置を数千パターンの案から1つを選び、熊本県へ提案した。これに熊本県は当初戸惑いながらも、熊本県の蒲島郁夫知事(当時)の決断によりその提案を受け入れ、水野はキャラクターデザインも手掛けることになる。

2010年3月、熊本県は日本国内各地でのPR活動に使用するキャッチコピー「くまもとサプライズ」とマスコットキャラクター「くまモン」を発表した。

2010年9月、西郷隆盛をイメージした「西郷どーん」が全線開通のPR板除幕式を熊本駅でも予定していたが、鹿児島出身であるため「熊本に合わない」との不満が噴出し中止したことをきっかけにキャラクターを見直され、くまモンが積極的にJR九州でも熊本のPRマスコットとして活躍していく流れとなった。

当時の熊本県庁担当部署である新幹線元年戦略室で室長を務めた津森洋介は、展開初期のくまモンは鳴かず飛ばずで、暑い夏の日にくまモン体操を披露するも誰も寄りつかず、子供に泣かれたこともあったと述懐している。地道に保育園などを回って根気強くPRを繰り返し、1年間試行錯誤を続けたという。

キャラクターデザイン
キャラクターがとぼけた表情なのは、他官公庁のキャラクターが正統派であるのに対抗してよりインパクトを与えるためであり、その驚きの表情はくまもとサプライズというキャッチコピーにも対応している。「熊本」は動物の漢字と読みがそのまま入っている稀有な都道府県であることから、モチーフは熊となった。
熊という漢字が黒っぽい、そして熊本城が黒を基調にしているので色は黒。
クマ
モチーフがクマであることは明白である。ただし、熊本県を含む九州では1930年代までに、かつて生息していたクマの一種であるツキノワグマ(ニホンツキノワグマ)は絶滅したとする説が定説となっていた。とは言え、当時から狩猟に従事する者や登山家を中心に目撃例等の報告がある。当時以降の林野庁の狩猟統計等によれば、大分県および宮崎県において捕獲記録があるが、これらは本州からの移入個体またはその子孫とされ、九州由来個体群は絶滅した可能性が高いとされた。熊本県において、DNA分析による九州由来個体群のクマ類が野生に存在することを証明することは、現状では困難である。なお、九州におけるツキノワグマは、1957年(昭和32年)が最後の確認例とする報告もある。また、2012年(平成24年)に環境省は同種を九州における絶滅種と指定した。


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