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かんぽ生命保険

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株式会社かんぽ生命保険(かんぽせいめいほけん、英: JAPAN POST INSURANCE Co.,Ltd.)は、東京都千代田区に本社を置く、日本の生命保険会社である。

概要[編集]

設立の経緯[編集]

2005年10月21日に公布された郵政民営化関連6法の中の郵政民営化法で規定されている生命保険業を営ませるために同法第127条の定めるところにより従い、日本郵政株式会社が2006年9月1日に準備会社として株式会社かんぽを設立。2007年10月1日に商号変更され株式会社かんぽ生命保険に移行し、旧日本郵政公社から主に生命保険事業等を引き継ぎ所要の施設・職員等を承継した委員会設置会社となった。

株式の状況[編集]

東京証券取引所 プライム市場上場(2022年9月30日時点)。 発足当初は日本郵政株式会社だけが株主であった。2015年(平成27年)11月4日に(持株会社の日本郵政株式会社とともに)東京証券取引所第一部に上場し、発行済株式数の11%が市場に売却された。 大株主は上位から、日本郵政株式会社(49.05%を保有)、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)等となっている。(2022年9月30日時点)。

資産の状況[編集]

総資産額は、首位の日本生命保険に次ぐ規模(2018年3月期/2018年6月期)。低金利下で貯蓄性商品の新規契約が伸び悩み、総資産の目減りの傾向が続いたことで、首位から2位へと後退した。

2014年6月末時点のかんぽ生命単体の保有契約数は生命保険が1215万7988件、総資産35兆1125億円だった。年金保険は1,233,371件、総資産3兆5226億円となっていた(旧簡易生命保険を除く)。平成26年6月末におけるソルベンシーマージン比率は1600%だった。

商品の特徴[編集]

民営化前の簡易生命保険は、加入時に医師の診査を不要としていたことがひとつの特徴である。民営化直後のかんぽ生命の商品ラインナップは、前身の簡易生命保険のラインナップをほぼ踏襲している(簡易生命保険時代と比べると、現在は若干の変更がある)。会社発足(民営化)後に募集された保険商品は、民間の同業他社と同じ「生命保険・個人年金保険」である。現在の保険は健康状態の告知義務があり、健康状態によっては契約できない(前身の日本郵政公社・郵政事業庁・郵政省時代に取り扱われた政府保証付きの「簡易生命保険・郵便年金」ではない、という事に注意を要する。つまり政府保証は無くなった、という特徴もある)。

民営化以降の制度改正[編集]

郵政民営化以降の制度の新設・改正については次の通り。

口座振替[編集]

簡易保険の口座振替(口座払込)は、これまでゆうちょ銀行(民営化前は郵便貯金)・みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・横浜銀行の口座に限られていたが、民営化以降は代行収納制度により、ほとんどの金融機関の口座で保険料の引落しができるようになった。

指定代理請求制度[編集]

2008年7月から簡易保険でも指定代理請求制度が利用できるようになった。この制度は被保険者が寝たきり状態で意思表示ができない場合や医師から病名を告知されず家族のみが知っている場合、本来の受取人に代わって保険金の請求や保険料の払込免除の請求、重度障がいの通知などができる制度である。指定できるのは「被保険者の配偶者」「被保険者の直系血族」「被保険者の兄弟姉妹」「被保険者の3親等内の親族(同居・同一生計の要件なし)」「被保険者のために保険金等の請求等をすべき相当な関係があると会社が認めた者」のいずれかである。

ご家族登録制度[編集]

2018年3月26日から各保険契約に対して「登録家族」を指定可能となった。指定された登録家族は通常契約者にしか開示で出来ない契約情報を問い合わせできる他、災害時やかんぽ生命からの通知が不着になった際に保険会社より通知を受けることが出来る。なお指定できるのは「契約者の配偶者」「契約者の3親等市内の親族」「被保険者」「保険金受取人」「指定代理請求人」のいずれかに限定される。指定代理請求人と違い保険金の請求などを行うことは出来ない。

沿革[編集]

  • 2006年9月1日 - 株式会社かんぽが民営化準備会社として設立。
  • 2007年10月1日 - 株式会社かんぽ生命保険と商号変更され発足。
  • 2008年
    • 2月22日 - 日本生命保険との業務提携を発表。
    • 4月2日 - 夫婦保険・夫婦年金保険を廃止。
    • 7月2日 - かんぽ生命初の新商品である新入院特約「その日から」を発売開始。従来の入院特約は廃止(後述)。普通養老保険(新フリープラン)の加入上限年齢を70歳から75歳に引き上げ。
  • 2010年4月1日 - 商品の見直しにより、一部保険商品・特約を廃止。
  • 2014年4月2日 - 旧簡易保険時代から販売していた学資保険を廃止し、かんぽ生命開発の新型学資保険「はじめのかんぽ」を発売。
  • 2015年
    • 4月2日 - 普通養老保険(新フリープラン)の加入上限年齢を75歳から80歳に引き上げ。その他の保険商品についても加入上限年齢を引き上げ。
    • 10月2日 - 新フリープラン(短期払込型)の新設と、既存の保険商品の加入上限年齢の引き上げ。普通終身保険(新ながいきくん)は85歳まで加入可能に。
    • 11月4日 - 東京証券取引所市場第1部に株式上場。
  • 2016年
    • 3月29日 - 第一生命保険との業務提携を発表。
    • 4月1日 - 加入限度額の引き上げ(一定の条件を満たせば最高1300万円から2000万円まで契約可能とした)。
    • 6月2日 - マイナス金利政策の影響により、長らく販売していた定期年金保険を廃止。
    • 6月22日 - 上場後初の株主総会を開催。
    • 10月1日 - 簡易生命保険誕生100周年、新キャラクター誕生
  • 2017年3月 - 新キャラクターのネーミングが決まる
  • 2018年10月 - 企業キャラクター「かんぽくん」にお友だち「ゆめちゃん」
  • 2019年4月 - 株式売出し及び自己株式取得により日本郵政株式会社の持株比率が89%から64.48%に低下。
  • 2020年
    • 1月1日 - 不正契約問題により、3月末まで業務停止命令を受け、契約の勧誘が停止となった。2020年10月5日より業務再開。
  • 2021年5月 - 自己株式取得により日本郵政株式会社の持株比率が64.48%から49.90%に低下。


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