風岡公災訴訟

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2009年9月、愛知県立岡崎商業高校の風岡先生(当時42歳)が、くも膜下出血により学校で倒れているのを23時過ぎに警備員に発見され、入院先の病院で意識が戻らないまま5日後に死亡。2010年1月、風岡先生の遺族は、地方公務員災害補償基金愛知支部に対して公務災害申請を行った。

2012年1月、地方公務員災害補償愛知県支部は、風岡先生の現職死亡について、①風岡先生の時間外労働時間は「91時間15分」であり、認定基準である「1ヶ月100時間」に達していないため「過重で長時間に及ぶ時間外勤務に従事していたとは認められない」、②「内容的にも通常業務の範囲内」、③「未治療の高血圧があり、疾病発症に係る素因を有していた」とし、「公務外」との認定を行った。

こうした不当な「公務外」との認定に対し、遺族は「公務外」認定との取り消しを求め、支部審査会･本部審査会に対し不服審査請求を行ったがいずれも棄却された。

2014年2月、「公務外災害認定処分取り消し」を求め、名古屋地裁に提訴。2018年1月の名古屋高裁で勝利判決が下されるまで名古屋地裁で口頭弁論を17回、名古屋高裁で3回、計10回行われた。

以上、出典は「風岡公務災害訴訟勝利報告集」愛知県高等学校教職員組合　刊より

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