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発達トラウマ障害

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発達トラウマ障害(はったつトラウマしょうがい、: Developmental trauma disorder、DTD)とは、

1)「すべての親は、自分の子どもを育てるためには、支援が必要です」[1]

2)「生きていく上で社会的支援は必要不可欠であって、選択肢ではありませんから、生きていく上で社会的支援が必須だという現実こそは、発達トラウマ障害の予防と治療の要です」[2]

とヴァン・デ・コークは、子育てには良質の社会的支援が不可欠である、とする考えから、

法律で保障された適切な家族支援、特に、質の高い赤ちゃん支援を受けられないために、親が子どもを大切に育てることができなかったり、親が子どもの気持ちを顧みることができなかったり、あるいは、親が子どもの気持ちを繰り返し傷つけたりすることなど、「赤ちゃんや子どもの気持ちに、母親が、日々繰り返し、心を響かせたり、波長を合わせたりすること(emotional attunement)」

〔1)「赤ちゃんを大切にすることに、赤ちゃんの気持ちに母親が心を響かせることが含まれる時に、赤ちゃんの心の中に、母親と安心して共に居られる心の絆(愛着)が育ちます」[3]

2)「お母さんが波長を合わせてくれることによって、子どもが発達をしていきます、それがなければ発達ができないのです」[4]

3)「赤ちゃんの世話をするお母さんたちは、自分の関わりが赤ちゃんと心響いていないことに、気が付かないことが多いものです」[5]

4)「日々、刻々、自分の赤ちゃんが泣き止むようにすることができないし、日々、刻々、赤ちゃんと顔と顔を見合わせて陽気で楽しいやり取りができないと、そのお母さんは、自分の赤ちゃんは、自分が駄目ママだと感じさせる、気難しい子だ、と受け止めるようになりがちですし、自分の赤ちゃんを慰め、励ますことを諦めてしまいがちです」[6]

になっていないのに、自分の関わりが心響いていないことに気付かず、母親たちが心響かない関わりを続けること、すなわち、母親たちから心響かない関わり方を押し付けられることがトラウマ体験となって、社会的支援が行き届かない社会の中で、赤ちゃんが育つ社会で形成される重篤な心の病であると同時に、重篤な社会病理でもある[7]

ヴァン・デ・コークは、発達トラウマ障害を生み出す社会的要因として「貧困、失業、劣悪な小中高校、社会的孤立、基準以下の住宅」を挙げ、また、「人々の収入、家族の形、住宅、雇用のされ方、教育の機会は、子どもらが発達トラウマ障害になるリスクに影響するだけでなく、発達トラウマ障害を適切に治療できるチャンスに出合うことにも影響します」、「私はトラウマやトラウマのセラピーの話をする時に、参加者の方から政治の話は止めて、神経科学とセラピーの話に絞って話をしてほしい、とおっしゃる方が時々います。私はトラウマと政治は分けたいのですが、政治がトラウマの原因となっている現実を否定して、トラウマの治療だけしいても、トラウマの原因が政治にあることを無視する限り、うまくいきません」と言い、人々の暮らし方、雇用のされ方、貧困、教育の機会、小中高校の教育の品質、住む場所の人々同士の繋がりなど、人間らしさから遠ざける社会状況をもたらす、政治の貧困こそが発達トラウマ障害の原因である、と明確に指摘している[8]

「診断」の項目で後述するように,発達トラウマ障害という診断名は,DSM-Ⅴ 『精神障害の診断と統計マニュアル第5版』に採択されなかったため,ベッセル・ヴァン・デ・コークらが公式な診断名として認めるように,今現在も提唱し続けている。発達トラウマ障害の診断名が,DSM-Ⅴに採択されなかった理由は,「新しい診断名は,“診断できていない診断の隙間”を埋めるために,必要ないから」というものだったと,DSMの担当小委員会が手紙を送ってきたというが,ヴァン・デ・コークは,毎年100万人もの単位で発症している発達トラウマ障害の患者たちを,「果たして “診断の隙間” と言えるのか,言えるはずがない」と,DSM担当小委員会の判断が,合理性を欠いた判断だったことを指摘している[9]

ちなみに,ヴァン・デ・コークは,「アメリカでは,大事に育てられず,気持ちを顧みられない目に遭っている子どもたちは,毎年300万人いる,と報告されています。この内,100万ケースは深刻ですから,児童保護サービス部門や裁判所が,具体的な支援行動を起こしています。別の言葉で言えば,海外の一つの戦争地帯で従軍した兵士1人に対して,自分の家で傷つけられている子どもは,その10倍いる,ということです。これが,特にとても悲しいのは,恐怖と痛みの源が,敵の戦闘員ではなくて,自分の世話をするはずの親たちである場合,子ども等がその恐怖や痛みを取り去ることはとてもできない話だ,ということです」と述べて,文字通り,発達トラウマ障害が流行病,パンデミックになっている事実と,発達トラウマ障害の子ども等の深い悲しみについて,明確に述べている[10]

概要[編集]

発達トラウマ障害は,ADHDなどと誤診されやすく[11]、日本では「発達障害」(友田明美)、「第四の発達障害」(杉山登志郎)とされることがあるが、それは友田明美、杉山登志郎らのミスリードであり、「生得的な生物学的理由による障害」を意味する「発達障害」ではない。発達トラウマ障害とは,育ちの中で、「母親と子どもが、心が響き合う遊びを日々繰り返し遊んで、歓びと絆を体感する深い実感を、毎日の生活の中で、育てる」[12]ことができない環境要因に起因し、脳の発達やホルモンバランス、免疫、DNAの読み取り転写までが障害される、深刻な心の病であると同時に,脳の正常の発達を,最も原始的で,生命維持を司る脳幹レベルから阻害する,深刻な社会病理でもある[13][14][11]。心響く関係というと、詩的に聞こえるが、実際は、腹側迷走神経複合体(ventral vagal complex : VVC)という、霊長類で発達した、高度な社会的な脳神経が発達することと結びついている。ヴァン・デ・コークは「毎日毎日、赤ちゃんに優しく語り掛け、笑いかけ、合図を送るからこそ、腹側迷走神経複合体を育てる中で、心響きあう関係を育てることができるのです」[15]、「トラウマが話題になるのは、腹側迷走神経複合体が働かない場合です」[16]と述べている。つまりは、母親が赤ちゃんと共にいる時間をたっぷりと取れて、赤ちゃんと優しい関わりを、毎日の生活の中で、繰り返す、ということができない社会環境、および、その社会環境を作り出している、政治の貧困が、発達トラウマ障害を生み出す、と言える[17]

心が響き合うようにする関係、波長を合わせる関係(affect attunement)とは、治療においても重要になるものだが、赤ちゃんに母親が心を響き合わせ、波長を合わせる遊びで、ポイントになるのは、次の3点である。

1)同じことを、一貫して、繰り返し行うこと(rhythmicity)、バスケットボールの見事な試合みたいに。

2)息をピッタリ合わること(synchrony)、タンゴを踊るように。

3)心から歓んで、調子を合わせながら応答すること(harmony)、コーラスを歌ったり、ジャズ演奏をしたり、室内アンサンブルの演奏をするみたいに。

それは、毎日の生活の中で、同じ応答を、心から歓んで、息をピッタリと合わせて、一貫して、繰り返し応答する、毎日の儀式(rituals)、心地良いやり取りをする習慣(the daily sensory rhythms)を作り出すことである。この毎日の儀式、心地良いやり取りをする習慣を母親が、赤ちゃんとの関係で作り出すことによって、安全基地と安定的な安着関係を作ることができる[18][19]

赤ちゃんの心の発達を研究した世界的権威で,赤ちゃんが「生後9ヶ月~15ヶ月の時に」[20],母子が心の絆を育む,最初の,なかなか言葉にしにくい微妙な関係を,心を響き合わせる関係,波長を合わせる関係(affect attunement)と名付け,赤ちゃんの心が発達する基盤,言葉が発達する基盤とした,ダニエル・スターン Daniel N. Sternによれば,心を響き合わせ,波長を合わせる関係とは,以下のような関係である。

1)「赤ちゃんが身に沁みて体感している、様々な生きている実感を、ピッタリと後からくっ付いているみたいに、見守ってもらい、心響かせてもらうことによって、赤ちゃんはお母さんと「共に居る」ということを初めて実感できますし、それは、ほとんど切れ目のない安全基地の上で、心の中でいろんな体験を母子で分かち合っていることを実感することです。これこそがまさに、私どもが心の絆を実感する体験ですし、他の人と心が響き合い、波長がピッタリと合っている体験です。心を響き合わせ、波長を合わせる関係は、切っても切れない母子の絆です。心を響き合わせ、波長を合わせる関係は、あらゆる行動の中に、直ちに現在進行形の形で、母子2人のやり取りがピッタリと噛み合ったやり取りを探し求めますし、母子2人のやり取りの絆が途切れないように、母子2人のやり取りがピッタリと一致することを活かします」[21]

2)「あるお母さんは、“「赤ちゃんとの遊びを習慣にする」ために、いつも赤ちゃんに心を響かせていました、”と言っておられましたが、また、“振り返ってみると、おそらく、赤ちゃんが私と一緒に遊ぶように「元気づけて」いたんでしょう、”とも言っておられます」[22]

したがって、心を響き合わせ、波長を合わせる関係は、赤ちゃんが生後9ヶ月~15ヶ月の時に、母子の絆が途切れないように、赤ちゃんが身に沁みて体感している、生きている実感に、母親が、日々、刻々、寄り添って応答し、母子2人のやり取りがビッタリと噛み合う関係を、母親が、日々、刻々、繰り返し、習慣にすることが、必要不可欠である[23]

赤ちゃん・子どもが、発達トラウマ障害になってしまうような体験、すなわち、母子の心の絆に必要不可欠な,母親が,特に赤ちゃんが生後9ヶ月~15ヶ月の間に,心を響き合わせ,波長をピッタリ合わせる遊びを,日々,刻々,繰り返して,習慣にすることができず,逆に,母親はもちろん,周りの者たちも,知らず知らずの内に,赤ちゃん・子どもが,身に沁みて体感している,生きている実感に,母親が,心を響き合わせることができない関係,波長をピッタリとは合わせない関係を,社会と母親から,強いられる関係の中で、赤ちゃん・子どもが体験している体験を総称して、「不遇な子どもの頃の様々な体験 (: Adverse childhood experiences、ACEs)」と呼ぶ。しかし、その「不遇な子どもの頃の様々な体験」は、親が、赤ちゃん・子どもに対して、暴力をふるい、性的に弄び、あるいは、食事を与えない、など、ニュースで「虐待」として報道されるものに、狭く限定されるわけではない。むしろ、ごく日常的に、親が、赤ちゃん・子どもにしがちなことの方が、「虐待」として報道されるケースよりも,はるかに多いのである。それは,ヴァン・デア・コークが脚注[10]で,指摘する通りである。すなわち、親が繰り返し、赤ちゃん・子どもの気持ちを不安にしたり、落ち込ませたりして、赤ちゃん・子どもの気持ちを傷つけること(emotional abuses)や、親が,保育所等に,人任せにするなどして、赤ちゃん・子どもの相手をする時間が少なかったり(physical neglect)、赤ちゃん・子どもの気持ちを顧みない親の態度(emotional neglect)は、身体的な暴力(physical abuses)を、赤ちゃん・子どもに加えることや、赤ちゃん・子どもを性的に弄ぶ性的虐待(sexual abuses)に匹敵する、とされる[24][25]

マサチューセッツ州ボストン近郊のブルックリンに本部があるNPO法人「社会正義実現協会(Justice Resource Institute :JRI)[26]が運営する「トラウマ・センター(The Trauma center)」発行の資料の中で、ヴァン・デア・コークは「カイザー・パラマウント社とアメリカ疾病予防センターによる「不遇な子どものころの様々な体験」共同研究(エース研究)が示していることは、子どものころに様々な不遇な体験をすることは、自分で気付いている以上に、人が認めている以上に、非常に多くの人が体験している、ということと、半世紀後、大人になった時の健康ととても強い関係がある、ということです。このエース研究は、子どものころにいろんな不遇な体験をしていると、うつ病、自殺、アルコール依存症、薬物乱用、見境のない性行動、家庭内暴力、喫煙、肥満、運動不足、性感染症にとてもなりなすくなることを発見した、それ以前の調査研究を追認したことは明らかです。エース研究は、その他にも、子どものころに様々な不遇な体験をする程度がひどいほどに、人は、心臓疾患、ガン、脳卒中、糖尿病、骨折、肝疾患に、それだけ余計になりやすくなることも、明らかにしています。」と述べ、発達トラウマ障害の子どもは、様々な精神疾患になるリスクが高いだけではなく、子どものころの不遇な体験の数が増したり、その質がひどくなるほど、健康に良くない様々な生活習慣になりやすく、トラウマ由来の生活習慣病などになるリスクも、それにつれて高まることを示している[27]

「エース得点(ACEs score)」は、0歳から18歳までの間の不遇な体験に関する10の質問に答える質問票である。その質問に該当して「はい(YES)」と答えた数が、その人のエース得点となる。したがって、ひとりびとりのエース得点は、0点から10点で、得点が高いほど、「不遇な生い立ち体験」の頻度も程度もひどい、ということになる。1995(平成7)年から1997(平成9)年に行われた、上記のカイザー・パラマウント社とアメリカ疾病予防センターの共同研究で、25,000人に、この質問票を実施しようとした。その内、実際にエース得点の質問票に答えたのは、17,421人で、全体の3分の2であった。エース得点に答えた17,421人の内、87%が2点以上で、6分の1が4点以上であった[28]

ヴァン・デ・コークは、ジュディス・ハーマンJudith Hermanが「画期的著作」とよぶ[29]The Body Keeps the Scoreの序文で、前記のカイザー・パラマウント社とアメリカ疾病予防センターの共同研究を紹介して、「アメリカ疾病予防センターの研究によれば、5人に1人のアメリカ人が、子どものころに性的に弄ばれています、4人に1人のアメリカ人が、身体にアザが残るほどに打たれています。3人に1人のアメリカ人が、身体的な暴力に遭っています。4人に1人のアメリカ人が、アルコール依存症の家族がいる家庭で育っています。8人に1人のアメリカ人が、母親が打たれたり、殴られたりするのを目にしています。」と述べ、非常に多くのアメリカ人が「不遇な子どものころの様々な体験」を体験している事実と、非常に多くのアメリカ人が発達トラウマ障害に侵されている可能性があることを、日本の厚生労働省に当たる、アメリカ疾病予防センターが調査した上で、アメリカの市民に報告している事実とを、示している[30]

アメリカでは発達トラウマ障害は「隠れた流行病 (: hidden epidemic)」と呼ばれ[31]、毎年100万人単位で、新たな患者が生み出されているものと予想されている[32]。岡田尊司は、「海外でも発達障害は増加しているが、軽度発達障害のケースが、医療機関に殺到したり、大きな社会問題になっているのは、日本に特異な現象である」と述べ、日本においてだけ存在する「発達障害」の患者が急増しているように見える不思議な現象の実態は、遺伝要因が強い脳の障害である「発達障害」の診断そのものが、誤診である可能性が高いこと、および、環境要因による心の病、脳の障害である何らかの社会病理が、アメリカ同様に「隠れた流行病」にすでになっていることを示唆している[33]。脚注[11]のTEDの講演で、発達トラウマ障害の子どもの実態を紹介している、サンフランシスコの小児科医、ナディン・ハリスによれば、「発達障害」の一つであるADHDと診断され、あるいは、ADHDではないかと思われた100人の子どもの中で、本当にADHDだった子どもは3人だけで、97人のADHDとの診断、もしくは、その疑いは、誤診、誤解であり、「不遇な子どものころの様々な体験」による発達トラウマのために、ADHDと誤診するほどの問題行動が生じていた、と報告している[34]

また,ヴァン・デ・コークは,発達トラウマ障害の人たちの治療をする者の心構えとして、次のように述べている。

「現在、精神医学で言われていること、教科書に書いてあること、権威ある医者の言うことも、丸のみして信用してはいけません。

何が真実で、何が実際に起こっているかに 注目することが大切です」[35]

症状[編集]

自分が生きている実感が持てない、見捨てられた深い孤独感があるといった症状をもつ。 自分の気持ちを表情や言葉に出さない抑制タイプと、激しい怒りを断続的に爆発させる脱抑制タイプがあり、愛着障害とも重なる部分がある[36]

発達トラウマ障害の人たちが、生きている実感を持てないのは、自意識を司る脳が働いていないからである。自意識を司り、生きていることを実感する脳は、後帯状皮質(the posterior cingulate)[脳内GPSで、今どこにいるのかを実感する部分]、島皮質(insula)[内臓から感情中枢にメッセージを伝達する部分]、頭頂葉(the parietal lobes)[感覚情報を1つにまとめる部分]、前帯状皮質(the anterior cingulate)[様々な感情と思考を結び付ける部分]であるが、これらの部分の脳がまったく、あるいは、ほとんど働いていない、とされる[37]

発達トラウマ障害の人たちが、生きている実感、自意識を司る脳が働かないのは、幼いうちから、とても嫌なこと、とても辛いことが、毎日何度も繰り返し起こるために、自意識を司る脳を働かないようにして、「不遇な生い立ち」に適応しているためだ、とされる。それは「悲しき適応」(a tragic adaptation)と呼ばれる[38]

上記の「トラウマ・センター」発行の資料の中で、ヴァン・デ・コークは「私どもの研究によれば、子どもの頃にトラウマを負わされる様々な体験をすることは、極々ありふれたことである、というだけではありません。子どもの頃にトラウマを負わされる様々な体験をすると、様々な領域に関することが、うまくできなくなる、という深刻な悪影響があることが分かっています。たとえば、親がアルコール依存症であったり、家庭内に暴力があったりする子ども達は、安心安全を子どもの頃に感じることがほとんどできません。その結果、その子ども達は、広範で多岐にわたる症状を呈することになりがちです。その症状は、うつ病を含む様々な精神疾患や、衝動的で、しかも、自滅的な様々な行動になって現れます。こういった様々な課題を個々バラバラに事後的に解消しようすることは、心がバラバラになっていることを様々な形で表に出すこと以上に、木を見て森を見ず、の愚になるリスクがあります」と述べている[39]

また、同じ資料の中で、ヴァン・デ・コークは、「刑事事件を起こすほとんどの人は、子どものころにトラウマを負わされたり、大切にされなかったり、気持ちを傷つけられる目に遭っている人たちです。子どものころに、親が身体的に暴力をふるったり、親が子どもの相手をする時間が少なかったり、子どもの気持ちを顧みない生活をしていると、様々な暴力事件で逮捕されるリスクがとても高くなります。子どものころに、大切にされなかったり、相手をしてもらう時間が少なかったり、気持ちを察してもらうことが少なかった犠牲者の将来を予測する研究の中で、子どものころに、大切にされなかったり、相手をしてもらう時間が少なかったり、気持ちを察してもらうことが少なかった人たちの、ほぼ半数が、32歳までに交通事故以外の理由で、逮捕されていました。子どもを性的に虐待する加害者たちの65%が、加害者自身が、子どものころに性的に虐待された被害者だった、と報告しています。これらのデータから分かることは、子ども達に人がトラウマを負わせることは、育ちの中で、暴力の加害者になったり、繰り返し暴力の犠牲者になったり、あるいは、暴力の加害者にも犠牲者にもなったりした、その犠牲者によって、繰り返されている、ということです。人から傷つけられた者は人を傷つけがちだ、と認めることは、私どもの社会の中にある暴力の悪循環を、木にとらわれず森全体を見る目で見渡す重要な視点です。」と述べている[40]

診断[編集]

発達トラウマ障害の診断名はアメリカ精神医学会発行のDSM-5には採用されていない。ヴァン・デ・コークが2009年に発表した診断基準がある[41][42]

ヴァン・デ・コークは、「発達トラウマ障害」という診断名が必要になる理由として、資生堂児童福祉海外研修に参加した児童福祉施設職員に、次の3つの理由を示している。

1)現在の診断基準にある「RAD : 反応性愛着障害」、「PTSD : 心的外傷後ストレス障害」では、実際の全体像がつかめない児童がいるため。

2)そのため、診断名がつかなかったり、行動のコントロールだけに焦点を置いた診断名(例えば、ADHD)がついてしまうため。

3)結果として、適切な治療が行われず、投薬に頼ることが多く、症状の原因である「安全基地のなさ」、「正常な発達過程の中断」を改善することに注意が払われないため。

「発達トラウマ障害」の診断名は、発達トラウマ障害の子ども等、大人たちが、サイコセラピーと、ボディーワークによって、愛着と安全基地をセラピストとの関係の中で作り直し、正常な発達過程に戻れるようにする、という目的があることを示している[43]

また,ヴァン・デ・コークは,「危害を加えられるかもしれない子育て環境の中で,あるいは,大切にされない子育て環境の中で,あるいは,その場しのぎの一貫性のない子育て環境の中で,発達した子ども達は,現行のDSMの診断の仕方では,役に立ちません。ですから,親から受けた発達トラウマを全く考慮しないままで,問題行動をコントロールすることばかりが,強調されることになります。親から日常的に大切にされず,また,日常的に気持ちを顧みられない子育て環境の中で負った,発達トラウマの後遺症に関する様々な研究が示していることは,気持ちを落ち着かせること,衝動をコントロールすること,人の話に意識を向けて理解すること,解離,人との関係,自分のことを理解し,人との関係を理解する枠組みに,様々な重たい問題を慢性的に抱えることになることが常だ,ということです。発達トラウマにビッタリと合う診断名がない場合,発達トラウマ障害の子ども達は,平均して,3つから8つの,さまざまな合併症に診断されてしまうのが,いまの現状です。トラウマを負わされた子どもたちに対して,様々な診断名を宛がうことをこのまま続けていると,様々な深刻な結果をもたらすことになります。トラウマを負わされた子どもに様々な診断名が宛がうことは,診断名は一つ,という原則に反し,病気の原因をはっきりさせることを曖昧にしますから,発達トラウマ障害の子どもの全体像を理解して治療するよりも,子どもが示す様々な病状を,個々バラバラに後追いして,変えようとすることに汲々とする,格落ちの治療になる愚になります」[44]と述べ、発達トラウマ障害の診断名がない現状では、発達トラウマ障害の子どもも大人も、

1)診断もされず、治療もされないままに、放置されるか、

2)間違った様々な診断名をつけられ、間違った「治療」をされるか、

3)様々な症状をバラバラに後追いして、人が「問題行動」と見なした様々な行動をコントロールするだけ

といった、不十分、ないしは、間違った「治療」しかされず、発達トラウマ障害の子どもたちの全体像と、症状の背景をなす病因、すなわち,愛着が育っておらず、脳などの発達が歪められていることをきちんと理解した上で、発達トラウマ障害を根本的に治療するに至っていない、現在の深刻な問題点を、明確に指摘している[45][46]

ヴァン・デ・コークは,「おそらく,アメリカ人の20~40%は,自分が発達トラウマ障害であることも知らずに,一生を終えています」と述べ,発達トラウマ障害の人が,人口の20%~40%を占めること,自分が発達トラウマ障害であることを自覚していない人が多いことを,明確に述べている[47]

治療法[編集]

ヴァン・デ・コークは、サイコセラピーとボディーワーク、薬物療法の3つの組み合わせを推奨している[48]

発達トラウマ障害に治療効果が認められる薬は、MDMAだけである。実際パイロット・スタディーで、MDMAを併用した心理療法が著効を示している[49]。MDMAは「エクスタシー」とも呼ばれる麻薬であり、アメリカでも特別な場合以外処方できない。「薬ではトラウマを「癒す」ことはできない」[50]ため、薬を用いる場合でも、サイコセラピーとボディーワークに参加できるように補助的に、プロザック、ゾロフトその他の、セロトニン再取り込み阻害剤(SSRIs : the serotonin reuptake inhibitors)や、プロプラノロールその他の、アドレナリン(「戦うか逃げるか」(fight or flight)の戦闘モードの興奮をもたらすホルモン)の作用を阻害する薬(落着きや安眠に役立つ)、あるいは、弱いベンゾジアゼピン(沈静、睡眠導入などの作用があるが、高い依存性がある点で問題がある)など、MDMA以外の薬を用いるだけである[51]

ヴァン・デ・コークは、資生堂児童福祉海外研修に参加した児童福祉施設職員たちに対して、「診断名をつけるという行為の後ろにあるのは、実は、大きな製薬会社のお金です。…ある病院では、双極性障がいやADHDなどの診断名を多用しています。それはADHDと診断されると、ある薬がとても売れるからです。…」と述べて、薬物療法も認め、また、「様々な薬をいつも処方します」[52]と言いながら、他方で「投薬は行動自体を落ち着けさせることはできるが、脳内の快楽センサーを閉ざしてしまうため、本来的には好ましいことではない。それよりも身体を変えることで、脳を変えていくことが必要である」[53]、「できるだけ薬を使わず、子どもの興味を殺さないやり方で自己調整をさせ、子どもたちが行動を改めていく技術を学び、創り出していきましょう」と、研修の児童施設職員に呼びかけており、薬物療法に対して消極的な立場を述べている[54]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

  1. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). p. 169 
  2. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). p. 169 
  3. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). p. 113 
  4. 資生堂社会福祉事業団 (2011). “ベッセル・バンデコーク博士 特別講義”. 2010年度 第36回 資生堂児童福祉海外研修報告書 ~アメリカ合衆国児童福祉レポート~ 36: 21. 
  5. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015).. p. 120 
  6. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). p. 120 
  7. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). pp. 168-170 
  8. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). pp. 349-351 
  9. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). p. 161 
  10. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). pp. 20-21 
  11. 11.0 11.1 ナディン・バーク・ハリス. “いかに子供時代のトラウマが生涯に渡る健康に影響を与えるのか”. TED. 2018年5月17日閲覧。
  12. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). p. 86 
  13. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). pp. 49-104、128-29 
  14. Debra Wesselmann; Cathy Schweitzer; Stefanie Armstrong (March 2014). Integrative Team Treatment for Attachment Trauma in Children: Family Therapy and EMDR. W. W. Norton & Company (2014). pp. 89-90 
  15. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). p. 86 
  16. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma.. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). pp. 86,124 
  17. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). pp. 168-170, 349-351 
  18. Bessel van der Kolk M.D (September 8、 2015). The Body Keeps the Score: Brain、 Mind、 and Body in the Healing of Trauma. Penguin Books; Reprint edition (September 8、 2015). pp. 86,124 
  19. 資生堂社会福祉事業団 (2011). “理論編【2】 ARC(アーク)理論”. 2010年度 第36回 資生堂児童福祉海外研修報告書 ~アメリカ合衆国児童福祉レポート~ 36: 35-47. 
  20. Daniel N. Stern、 M.D (October 13、 2000). The Interpersonal World Of The Infant: A View from Psychoanalysis and Developmental Psychology. Basic Books; 1st edition (October 13、 2000). p. 138 
  21. Daniel N. Stern、 M.D (October 13、 2000). The Interpersonal World Of The Infant: A View from Psychoanalysis and Developmental Psychology. Basic Books; 1st edition (October 13、 2000). p. 157 
  22. Daniel N. Stern、 M.D (October 13、 2000). The Interpersonal World Of The Infant: A View from Psychoanalysis and Developmental Psychology. Basic Books; 1st edition (October 13、 2000). p. 151 
  23. Daniel N. Stern、 M.D (October 13、 2000). The Interpersonal World Of The Infant: A View from Psychoanalysis and Developmental Psychology. Basic Books; 1st edition (October 13、 2000). pp. 156-157 
  24. van der Kolk、89-90頁
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参考文献[編集]

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  • Bessel van der Kolk M.D(2009). Developmental trauma disorder:Towards a rational diagnosis for children with complex trauma histories. 発達トラウマ障害 個々バラバラで様々なトラウマを負わされた成育歴のある子ども達のために、理にかなった1つの診断を実現するために”. NPO法人社会正義実現協会のトラウマ・センター
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  • 岡田 尊司 (2013). 子どもが自立できる教育. 小学館. p. 6. ISBN 978-4094088076.
  • 資生堂社会福祉事業団 (2010). 2009年度 第35回 資生堂児童福祉海外研修報告書 ~アメリカ合衆国児童福祉レポート~ 
  • 資生堂社会福祉事業団 (2011). 2010年度 第36回 資生堂児童福祉海外研修報告書 ~アメリカ合衆国児童福祉レポート~ 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


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