ラ・ラビ
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 大阪市北区西天満4−14−3 |
| 設立 | 昭和63年9月 |
| 業種 | サービス業 |
| 事業内容 | エステティック（痩身他） |
| 代表者 | 西田隆司 |
| 資本金 | 2億300万円 |
| 売上高 | 80億9100万円（2007年1月期）[1] |
株式会社ラ・ラビは、かつて大阪市北区にあったエステティックサロンを経営する会社。旧社名は、株式会社ジェットスリム。一時期は全国各地に50店舗のサロンを設立し、6万人の会員を集めた。テレビコマーシャルでも高い知名度を獲得し、エステ業界10位の売り上げを記録した。しかし業界団体が脱毛行為の自主規制を発表し業績が悪化した[1]。
沿革[編集]
モンローは1970年、美容材料の販売や美容業を目的として設立された。1983年、モンローは「ジェットスリマー」という名の機械を用いる「ジェットスリムシステム」と名付けた痩身システムを開発し、各地に「ジェットスリム」の名を冠した美容痩身を行う店舗を開店した。
1988年、モンローはエステティックサロンの運営部門を独立させる形で、サロン名と同じ「ジェットスリム」の社名で発足した。ジェットスリムはモンローが開発するレーザー脱毛機や痩身機器の販売経路としても想定されていた[2][3][4]。
この間、女性層のエステへの関心の高まりを背景として、痩身を中心に美顔・脱毛等の事業を展開、佐藤友美や多岐川裕美を起用したテレビコマーシャルなども行うようになった。業界内での知名度も高く、2005年1月期には約89億円の年収を記録した[1]。
しかし2007年、日本エステティック協会などによる「医師免許のないものによる脱毛行為は医師法に抵触するサービス」との見解発表を機に脱毛事業を停止。これが原因で登録会員数が激減し経営が激しく悪化、焦る経営側と会員との間でのトラブルも発生することになった。[5]
2007年、ラ・ラビが運営していたジェットスリムの店舗は、福岡のエステティックサロン、グレースワコーが引き継いだ[6]。しかし譲渡された店舗の大半が不採算店舗であったため、承継したグレースワコーも業績が悪化、2008年5月に営業を停止した[7]。
- 1988年（昭和63年）9月 モンロー株式会社からジェットスリムクリニック部門及び総合美容サロン経営部門を分離し発足
- 1999年（平成11年）10月 モンロー株式会社の貸付金を償却の上で営業権を買収
- 2002年（平成14年）10月 モンロー株式会社を吸収合併
- 2005年（平成17年）3月 ベルベ（エスティシャンの育成専門学校）を開校
- 2007年（平成19年）4月 脱毛事業停止
- 2007年（平成19年）10月 株式会社 ラ・ラビ に商号変更
- 2007年（平成19年）11月 倒産[8]
その他[編集]
姉妹施設として、ボディケアを行うリラクゼーション施設「癒しま専家」も全国展開していた。大半はラ・ラビが倒産したのちに順次閉店したが、その後も一部で商標を維持して営業している店舗があった。
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 帝国データバンク情報部「倒産学 57 前受け金依存の資金繰り 表面上好調な業績も実態は脆く」『日刊工業新聞』2008年1月21日付34面。
- ↑ 「モンロー “永久脱毛”は痛くない！ 小型、低価格のレーザー装置」『日本工業新聞』1996年12月11日付16面。
- ↑ 「大阪の「モンロー」家庭でエクササイズ 理想体形にナビゲート 携帯型痩身機器を発売」『日本工業新聞』1997年11月21日付26面。
- ↑ 「大阪の「モンロー」 安全・簡単なレーザー脱毛機開発 コンピューター制御で」『日本工業新聞』1997年12月5日付24面。
- ↑ “大手エステ「ジェットスリム」今後、清算などの検討 社員を大幅解雇 | リンパマッサージで10歳若返る”. lymph.jugem.jp. 2019年9月27日閲覧。
- ↑ 「福岡のエステ、事業承継 ジェットスリム直営の大半」『朝日新聞』2007年11月21日付大阪本社朝刊10面。
- ↑ 「グレースワコー: 会員1万2000人・大手エステ、営業停止 負債20億、自己破産へ」『毎日新聞』2008年5月9日付西部本社朝刊24面。
- ↑ “（株）ラ・ラビ | 倒産速報 | 最新記事 | 東京商工リサーチ”. www.tsr-net.co.jp. 2019年9月27日閲覧。
外部リンク[編集]
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