ピナイサーラの滝 (立川広己の作品)
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『ピナイサーラの滝』 (F30) は、日本の洋画家、立川広己の代表作品のうちの、ひとつである。
作品[編集]
- 美術を通して平和を訴える「沖縄平和祈念チャリティー絵画展」招待出展作品。
- 特定のテーマだけにとらわれず、様々なジャンルの絵画を自由に描く洋画家・専業画家、立川広己の作品群のうち、風景をテーマに描いた代表作品の一つである。
- 本作品は、沖縄県 西表島船浦にある、ピナイサーラの滝が描かれた作品。
- 同作品の大きさは、108.2×90.2×8.5 cm である。[1][2]
沖縄平和祈念堂[編集]
同作品は、1972年(昭和47年)9月20日に設立された内閣府所管の公益財団法人である 公益財団法人 沖縄協会が所蔵している。
2001年(平成13年)立川広己は、沖縄平和祈念堂主催の平和美術展に招待を受けた。
第二十三回沖縄平和祈念チャリティー絵画展における作品『ピサイサーラの滝』F30号[5]沖縄平和祈念堂美術館に寄贈された。
立川広己は、同作品を寄贈し那覇市の美術文化平和活動に尽くされた功績により、那覇市の当時市長親泊康晴より感謝状を受けた。
同作品は、沖縄平和祈念堂ロビー展示場に、展示収蔵されている[6][7][8][9]。
制作意図[編集]
- 立川広己『ピナイサーラの滝』F30の作品制作意図について、立川広己画伯は、以下のように説明している。
- 沖縄県西表島(船浦)にある神が宿る聖なる滝「ピナイサーラの滝」の荘厳さと神秘さに感動し、その雄姿を朝もやの幻想感とあわせて優雅に描いたと、立川広己画伯は述べている[10]。
本作『ピナイサーラの滝』F30に係る立川広己画伯語録集[編集]
立川広己『ピナイサーラの滝』F30に関係する、作家立川広己画伯の言葉~立川広己画伯語録集
- 『感動する・・・神秘的な美しさ』は・・・『私達画家にとっては永遠のモチーフであります。』(美術年鑑社「日本の美Ⅴ」監修、高階秀爾。272頁「現代作家立川広己」より引用)[11]
- 『・・・迫力と生命感を私に与えてくれました。そしてその感動を持ち続けたまま、今回・・・私なりに描いてみました。』(美術年鑑社「日本の美Ⅲ」大原美術館館長・東京大学名誉教授・高階秀爾、監修。517頁「立川広己」より引用)[12]
- 『僕の場合、風景画でも、実際に見たままの風景を描くことはありません。』・・・『今回の作品(風景作品)も・・・それは僕が見て感じた心象をもとに、自分の中でつくりあげた風景で、実際・・・にはない風景なのです。』(『ピナイサーラの滝』F30等、風景画における、いわゆる「立川広己の世界」「立川広己ワールド」「立川広己WORLD」にかかわる質問に対して、雑誌「一枚の繪」2019年(平成31年)1月号 71頁「アーティストナウ・立川広己」より引用)[13]
- 『実話に基づいた小説や映画も、作者の創作部分、つまり嘘が入るからこそ面白くなる。僕にとって、実際の対象物そのものはあくまで参考で、自分の心象をどのように作品としてつくりあげていくかを大切にしています。』(「立川広己の世界」「立川広己ワールド」「立川広己WORLD」にかかわる質問に対して、雑誌「一枚の繪」2019年(平成31年)1月号 72頁「アーティストナウ・立川広己」」より引用)[14]
- 『絵にするときは色遣いを制限することなく、実景の造形にも、とらわれず、非常に自由に描いています。・・・ただ、独りよがりに陥ってはいけないっということは、常に自戒しています。自分のつくりあげた世界が、見てくださる方々の、どこかに響く作品でありたいですね。』(「『ピナイサーラの滝』等風景画にかかわる立川広己の世界」「立川広己ワールド」「立川広己WORLD」にかかわる質問に対する立川広己画伯の語録集。雑誌「一枚の繪」2019年(平成31年)1月号 72頁「アーティストナウ・立川広己」より引用)[15]
- 『僕の表現スタイルの基本は、モダニズムなんですね。オーソドックスなものから生まれる「立川広己流モダニズム作品の世界」。・・・現在ならではの作風・・・』に『どうぞご期待ください。』(雑誌「一枚の繪」2015年(平成27年)3月号 81頁「アーティストナウ・立川広己」より引用)[16]
新聞各社報道・テレビ局各局放映[編集]
- 『沖縄平和祈念堂だより』2008年2月20日 (水)号によれば、以下のように紹介された。
- 2008年(平成20年)2月20日から2月24日にかけて
- 主催=一枚の繪株式会社、協賛=財団法人沖縄協会、後援=沖縄県・マスコミ各社により、
- 美術を通して平和を訴える「沖縄平和祈念チャリティー絵画展」が、那覇市のパレットくもじ・リウボウホールで開催された。
- まず、開式の絵画贈呈式では、高田章生一枚の繪株式会社執行役員と立川広己画伯の挨拶が行われた。
- 続いて今回のチャリティー絵画展開催を記念して、立川広己画伯の絵画「ピナイサーラの滝」(F30号)が沖縄平和祈念堂に贈られた。
- 沖縄平和祈念堂比嘉正詔所長は、今回の絵画寄贈とこれまでの絵画展開催にお礼を述べ、平和祈念堂美術館への支援に対し感謝の意を表した。
- 立川広己画伯は開催期間を通して会場に出席した。
- 立川広己画伯は、多くの来場者と歓談するなど、和やかな雰囲気に包まれた。
- 「ピナイサーラの滝」(F30号)絵画贈呈式をはじめ会期中の模様は、新聞・テレビなどで取り上げられ、大きな関心を集めた。
- 以上のように、紹介された。[17][18][19]
脚注[編集]
- ↑ 立川広己「ピサイサーラの滝」F30号沖縄平和祈念堂美術館
- ↑ 雑誌「一枚の絵」2015(平成27)年3月号、81頁
- ↑ 画集「立川広己新作集―時を歩く―」一枚の絵2015年(平成27年)3月一枚の絵発行
- ↑ 画集「画業45周年をこえて、立川広己の世界展―華と風景―」一枚の絵2019年(平成31年)1月発行
- ↑ 立川広己「ピサイサーラの滝」F30号沖縄平和祈念堂美術館
- ↑ 立川広己「ピサイサーラの滝」F30号沖縄平和祈念堂美術館
- ↑ 雑誌「一枚の絵」2015(平成27)年3月号、81頁
- ↑ 画集「立川広己新作集―時を歩く―」一枚の絵2015年(平成27年)3月一枚の絵発行
- ↑ 画集「画業45周年をこえて、立川広己の世界展―華と風景―」一枚の絵2019年(平成31年)1月発行
- ↑ 沖縄平和祈念堂美術館所蔵 立川広己「ピサイサーラの滝」(F30)
- ↑ 美術年鑑社「日本の美Ⅴ」監修、高階秀爾。272頁「現代作家立川広己」より
- ↑ 美術年鑑社「日本の美Ⅲ」大原美術館館長・東京大学名誉教授・高階秀爾、監修。517頁「立川広己」より
- ↑ 雑誌「一枚の繪」 2019年(平成31年)1月号 71頁「アーティストナウ・立川広己」より
- ↑ 雑誌「一枚の繪」2019年(平成31年)1月号 72頁「アーティストナウ・立川広己」より
- ↑ 雑誌「一枚の繪」2019年(平成31年)1月号 72頁「アーティストナウ・立川広己」より
- ↑ 雑誌「一枚の繪」2015年(平成27年)3月号 81頁「アーティストナウ・立川広己」より
- ↑ 『沖縄平和祈念堂だより』2008年2月20日 (水)号、立川広巳画伯「ピナイサーラの滝」(F30号)
- ↑ 『沖縄平和祈念堂だより』2008年2月
- ↑ 沖縄平和祈念堂美術館所蔵 立川広己「ピサイサーラの滝」(F30)
参考文献[編集]
- 沖縄平和祈念堂美術館所蔵 立川広己「ピサイサーラの滝」(F30)
- 雑誌「一枚の絵」2015(平成27)年3月号、81頁
- 画集「立川広己新作集―時を歩く―」一枚の絵2015年(平成27年)3月一枚の絵発行
- 画集「画業45周年をこえて、立川広己の世界展―華と風景―」一枚の絵2019年(平成31年)1月発行
- 沖縄平和祈念堂美術館
- 立川広己『ピナイサーラの滝 F30』
- 『沖縄平和祈念堂だより』2008年2月20日 (水)号、立川広巳画伯「ピナイサーラの滝」(F30号)
- 『沖縄平和祈念堂だより』2008年2月
- 美術年鑑社「日本の美Ⅲ」大原美術館館長・東京大学名誉教授・高階秀爾、監修。517頁「立川広己」より
- 雑誌「一枚の繪」2019年(平成31年)1月号 71頁「アーティストナウ・立川広己」より
- 雑誌「一枚の繪」2015年(平成27年)3月号 81頁「アーティストナウ・立川広己」より
- 美術年鑑社「日本の美Ⅴ」監修、高階秀爾。272頁「現代作家立川広己」より
- 雑誌「一枚の繪」2019年(平成31年)1月号 72頁「アーティストナウ・立川広己」より
関連項目[編集]
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