オーフラ・ハーノイ

オーフラ・ハーノイ（Ofra Harnoy, 1965年 1月31日^[1] - ）は、イスラエル出身のチェロ奏者。^[2]^[3]

ハデラ出身。1971年に父ヤコブがトロント大学工学部の修士課程に進学するのに合わせてカナダに移住した。移住した頃からアマチュアのヴァイオリン奏者だった父親に音楽の手ほどきを受け、10代の頃にはジャクリーヌ・デュ・プレ、ピエール・フルニエ、ヴラディーミル・オルロフ、ウィリアム・プリース、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの各氏の薫陶を受けた。10歳の時、ボイド・ニール管弦楽団の演奏会に出演して初舞台を踏んだ。また、1978年のモントリオール交響楽団主宰のコンクール、1979年のカナディアン音楽コンクールのそれぞれで優勝し、1982年にニューヨークで開催された国際コンサート・アーティスト・ギルド・コンクールでは大賞を受賞している。1983年には、それまで顧みられることのなかったジャック・オッフェンバックのチェロ協奏曲の初演を手掛け、1984年にはアーサー・ブリスのチェロ協奏曲のアメリカ初演も行った。1995年にはカナダ政府よりカナダ勲章を受勲している。2004年から2011年まで育児と病身の母親の介護に生活のウェイトを置くようになったが、自身も肩の故障により演奏活動を停止せざるを得なくなった。2015年に肩の手術を行い、2018年に演奏活動に復帰している^[4]。