いすtoつくえ
いすtoつくえは、YouTubeを活動拠点としていた男性の動画投稿者である。2018年9月、引退済み。 YouTubeで雑談、ゲーム実況、声劇などを中心にした動画投稿をしており、活動は基本的に一人で行なっている。
概要[編集]
YouTubeで動画投稿をしていたソロ配信者である。活動は2015年5月2日から2018年9月22日の期間に渡って行なっていた。
動画投稿を始めた経緯を雑談で話しており、いすtoつくえ曰く「人と話すのが苦手で隣の席の奴にも声を掛けられないのに、動画を上げたら全世界にまで届く。その矛盾が自分にウケたから」らしい。この言葉の通り、2016年3月3日に投稿された動画でドラえもんに見た目が似ている友人とコラボした際には、旧知の仲であるのにかなり大人しくなっていた。しかし2018年2月12日に投稿された動画では初めて話すリスナーとも普段の調子で話しており、克服した様子が見られた。動画のメインコンテンツは声劇で、ネットで探した台本を使用することもあれば、自ら脚本を手掛けることもあった。基本的には一人芝居の台本を選ぶが、複数人の登場人物が出る場合は一人でこなす様から、演技力の高さに定評があった。雑談動画は1時間話した素材を10分にまとめていると供述している。主な雑談内容はリスナーから募ったものではあるが、活動初期の雑談は星空模様や落ち込んでいる人への励ましであったため、ポエマーな面もある。2017年11月1日に投稿された動画で「自分のWikipediaが作られることが夢」と漏らしたところ、数日後に本当に作成されてしまった。後に「この名義ではなく、己が本名で作られたかった。まさかこんな形でウィキ童貞を卒業するとは」とぼやいていた。ゲーム実況も投稿していたが、そのほとんどが白猫プロジェクトとFate/Grand Orderだった。2018年9月18日の動画で初めてマリオカート８DXの実況をし、今後シリーズ化をすると宣言していたが、その4日後に引退する運びとなった。
YouTubeで活動していたものの、収益化申請をせず、Twitterアカウントの作成もしていなかった。収益化に関しては、お金を貰えるほどのことはしていないと動画内で話していた。Twitterアカウントを作るようリスナーに脅されていた時期もあったが、活動を止める時に少しでも未練を残したくないからという理由で頑なに拒否していた。しかし、これらの理由は全て建前で、実際はリアルかネットで悪いことが起きた場合、足掛かりが少ない方が得をするからだと話していた。いすtoつくえという名前も検索で多くの類似ワードに紛れて、自分の活動が誰にもバレないようにしたかったからという理由があったようだ。事実、YouTubeの最大チャンネル登録者数は5100人で止まり、チャンネル削除をした結果ネットの海にいすtoつくえの名前は消えた。
引退の経緯[編集]
動画投稿を始めた経緯は上記した通りだが、動画投稿を続ける理由が引退に繋がったとも言える。
いすtoつくえは居住地から離れた場所に全盲の友人がおり、相手に自分の健康を伝えるために投稿を続けていた。この友人がドラえもんに似ている友人と同一人物かどうかは定かではないが、動画投稿者として活動していることを家族にも教えず、知っている人はほとんどいないと話していたことから、同一人物と考えられる。本人は言葉にしていないが、投稿内容の大部分が雑談と声劇を占めている理由もこの友人が楽しめるようにという想いがあるのではと推測されていた。
2018年9月22日に初めて行なったライブ配信で、友人の訃報が告げられた。友人が駅のホームで電車を待ちながらいすtoつくえの動画を聴いていた時、足を滑らせて線路内に転落し電車に引かれてしまったと話していた。死亡した日は特定を避けるため明かしていないが、「動画のストックはもうない」と話していたことからかなり前であることが予想される。自分の動画が友人の不注意を招いてしまったと嘆いており、目が見えないのにイヤホンをつけている方が悪いのでは？というリスナーの指摘に対し、「今回の動画は絶対に面白いから空いてる時間に見てくれと言ってしまった俺が悪い。まさか電車待ちの時間に聴くとは思わなかったが」と話していた。配信内で、自分の動画がもとで死んでしまったから自分が殺したも同然なので、これ以上動画を投稿するつもりはないと宣言し、配信は終わった。アーカイブは数秒で削除され、配信をしながら作業していたのか、動画は全て非公開になっていた。その後、23時頃にチャンネル削除が確認され、事実上の引退となった。次の日にはWikipediaの記事も大幅な編集を加えられ全ての内容が消され、「あ」の一文字だけが残されていた。
突然のライブ配信で視聴者数も少なくアーカイブも残っていないため、大多数の登録者は引退の理由を知らないが、有志がWikipediaに真相を記す。
元の記事の内容をコピペできている部分は全くないが、保存していた数本の動画を基に記事を作成した。もう一度、彼が配信を始めることを願って。
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